海外旅行や出張、留学でiPhoneを持っていくとき、一番気になるのが「日本への連絡手段」じゃないでしょうか。家族に無事を伝えたい、仕事の連絡を入れたい、でも「国際電話って高そう…」と不安になりますよね。
実は、ちょっとした知識と準備さえあれば、iPhoneを使った国際電話は驚くほど簡単で、料金もぐっと抑えられるんです。この記事では、海外から日本へiphoneで電話をかける方法から、料金の仕組み、おすすめのアプリ、そして知らないと損する節約術まで、まるっと解説します。
読めばもう、海外での連絡に不安はなくなりますよ。
海外でiPhoneから日本へ電話する3つの方法
海外で日本の家族や職場に連絡を取りたいとき、大きく分けて3つの選択肢があります。それぞれの特徴を押さえて、自分に合った方法を選びましょう。
キャリアの国際ローミングを使う
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといった、日本で契約しているキャリアの回線をそのまま海外で使う方法です。空港について電源を入れるだけで、特に設定変更なしで使える手軽さがメリット。
ただし、料金には細心の注意が必要です。何も準備せずに電話をかけると、1分間200円~375円程度かかることも。しかも、日本から電話を受ける場合も、着信側であるあなたに通話料が発生するんです。
最近は各キャリアとも海外用のオプションプランを用意しています。たとえばドコモの「世界そのままかけ放題」なら月額980円で約40の国・地域への発信が定額になります。短期旅行で頻繁に電話するなら、こうしたプランへの加入を検討しましょう。
国際電話アプリ(IP電話アプリ)を使う
現在の主流はこちら。LINEやSkypeなどのアプリを使い、インターネット回線を通じて通話する方法です。
最大の魅力は料金の安さ。アプリ同士なら全世界どこにいても無料です。一般の電話番号にかける場合でも、LINE Outなら1分約16円、Skypeなら数円という世界。キャリアの国際ローミングと比べると、桁違いに安いんです。
ただし、通信はすべてインターネット回線経由になるので、安定したWi-Fiまたはデータ通信環境が必須。これについては後ほど詳しく説明します。
国際電話カードやホテル電話は最終手段
一昔前は主流だった国際電話カードやホテルの客室からの直通電話。確かに使えなくはないですが、今となってはおすすめしません。
特にホテルの電話は、料金体系がわかりにくく、後日法外な手数料を請求されるケースも。どうしてもという緊急時以外は避けたほうが無難です。
正しい番号の入力方法。「+81」の使い方をマスターしよう
海外から日本のiphoneにかけるとき、つまずきやすいのが番号の入力ルール。国内と同じ感覚で「090…」と入れても、つながりません。
日本の国番号は「81」
国際電話では、まず日本の国番号「81」を入力する必要があります。そして、日本の電話番号の最初の「0」は取ります。
つまり、090-XXXX-XXXXという番号なら、「81」のあとに「90-XXXX-XXXX」 と続ける形になります。
「+」マークの便利な使い方
iphoneの電話アプリでは、数字の「0」を長押しすると「+」マークが入力できます。この「+」は、その国ごとに異なる国際電話識別番号(アメリカなら011、アジアなら00など)を自動で適切なものに置き換えてくれる優れもの。
例えば日本にかけるなら「+81 90 XXXX XXXX」と入力するだけ。国が変わってもこの形式は同じなので、覚えておくととても便利です。
アプリでかけるなら必須。海外でのデータ通信環境の整え方
せっかく格安のアプリ通話を準備しても、インターネットがつながらなければ意味がありません。海外でのデータ通信確保は、国際電話を制する鍵と言っても過言ではありません。
海外用Wi-Fiルーター
空港で受け取ってそのまま使えるレンタルWi-Fi。複数台接続できて容量無制限のプランもあるので、家族旅行などに向いています。ただ、端末を持ち歩く必要とバッテリー消費がネック。
現地SIMカード
渡航先の空港や街中で購入する物理SIM。iphoneがSIMフリーであることが前提ですが、大容量のデータを安く使えるのが魅力。物理SIMの入れ替えが必要なので、ピンセットなどがあると便利です。
いま注目はeSIM
最近のiphone(XS以降のモデル)で特に人気なのがeSIM。物理的なカードを挿さずに、データ通信のプロファイルをダウンロードして使います。
最大のメリットは、日本を出発する前に設定を完了できること。飛行機を降りたらすぐにネットにつながるので、空港でSIMを探す手間もありません。AiraloやHolafly、Ubigiといったサービスが代表的で、価格もお手頃です。
さらに、日本の物理SIMを挿したまま、データ通信だけeSIMでまかなえるので、銀行の認証SMSなども受信しやすいのが嬉しいポイント。
知らないと危険!着信と留守番電話の落とし穴
国際電話で意外と見落としがちなのが、「受ける側」にもお金がかかるということ。
着信も課金対象
海外で日本の家族からの電話に出ると、その通話はあなたのキャリアに対する「着信課金」の対象になります。家族が払う通話料とは別に、あなたにも1分あたり100円~200円程度の料金が発生するんです。
だからこそ、渡航前に家族や職場には「急ぎでなければLINEなどの無料アプリで連絡してほしい」としっかり伝えておくことが大切です。
留守番電話にも注意
さらに厄介なのが留守番電話。電波が悪かったり機内モードにしていて電話に出られないと、日本の留守番電話センターに転送されることがあります。この転送の瞬間にも、国際通話料金が発生するケースがあるんです。
長期で海外に行く場合は、あらかじめ留守番電話サービスを休止する設定にしておくと安心です。
長期滞在・海外赴任時の強い味方。日本の番号を維持する方法
数ヶ月以上の長期滞在や海外赴任の場合、銀行の取引認証(二要素認証)や各種サービスのSMS受信のために、日本の電話番号を維持する必要が出てきます。
物理SIM2台持ちか、BOCCO emo
ひとつは、日本のキャリアの物理SIMを挿した古いiphoneを持ち歩く「2台持ち」作戦。確実ですが、端末が2つになるのは少々面倒。
もうひとつ注目なのが、BOCCO emo(ボッコ エモ) というサービス。音声ガイアのシステムを使い、SMSの受信と電話の転送をアプリで行えるIoTデバイスです。固定電話番号が発行されるので、各種認証にも対応しやすく、海外にいながら日本のライフラインをキープできます。
050番号という選択肢
IIJの「050 plus」などのIP電話サービスで050番号を取得する方法もあります。アプリで発着信できる手軽さが魅力ですが、一部の銀行やクレジットカード会社のSMS認証には対応していない場合があるので、事前確認が必要です。
まとめ。目的別・最強の国際電話選び
さて、ここまで様々な方法をご紹介してきました。最後に、シチュエーション別のベストな選択をまとめます。
短期旅行(数日~1週間)の場合
一番のおすすめは、eSIM(データ通信)+ LINEなどの無料アプリの組み合わせ。どうしても日本の一般電話にかける必要があるときだけ、LINE OutやSkypeクレジットを少量購入すればOK。キャリアの海外オプションは、頻繁にかける予定があれば検討しましょう。
中長期滞在(数ヶ月~)の場合
メインの通信は現地のデータSIM(またはeSIM)でまかない、日本の番号維持用にBOCCO emoなど導入するのが理想的。日本のキャリアのプランは最小限に抑えて、通話はIP電話で済ませるのが、家計にも優しい方法です。
海外でのiPhoneを使った連絡手段は、選択肢がたくさんあって迷ってしまうかもしれません。でも、基本は「データ通信を安く確保して、アプリでかける」これだけ。この記事を参考に、あなたの旅や滞在が安心で快適なものになりますように。
出発前の準備さえしっかりしておけば、国際電話はもう怖くありません。素敵な海外ライフを楽しんでくださいね。
