電話に出られない時、大切な連絡を確実にキャッチするのに欠かせないのが留守番電話です。でも「iPhoneで留守電ってどう設定するの?」「設定したはずなのに使えない!」と感じたことはありませんか?
特に古い機種の[iPhone5]などを使い続けている方や、キャリアを乗り換えたばかりの方にとっては、少しややこしい設定の一つかもしれませんね。実際、設定画面で「リクエスト実行エラー」と出て困ったり、契約しているサービスが実は留守電オプションに対応していなかったりすることも少なくありません。
この記事では、iPhoneの留守番電話を確実に活用するためのすべてを、あなたの状況に合わせてわかりやすく解説します。
あなたのiPhoneのモデルやOSのバージョン、契約しているキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)によって、設定方法や利用できる機能は大きく変わります。最新の[iOS18]で話題の「ライブ留守番電話」から、従来型のキャリアサービスまで、状況別にベストな方法をご案内しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
iPhoneの留守番電話、実は2種類あるって知ってた?
いきなりですが、留守番電話の設定で混乱する最大の原因は、「機能そのものが2種類ある」 ことを知らないことかもしれません。
まずはこの大原則を押さえましょう。あなたのiPhoneで利用できる留守電機能は、次のいずれか、または両方です。
- キャリア提供の従来型留守番電話サービス
これは、あなたが契約している通信会社(キャリア)が提供する有料のオプションサービスです。ソフトバンクの「留守番電話プラス」、auやUQ mobileの「お留守番サービスEX」など、名称はキャリアによって異なります。通常、月額330円程度の料金がかかることが多く、サービスに加入していなければ基本的に利用できません。伝言はキャリアのサーバーに保存され、特定の番号(例:1417)に電話をかけて聞くのが従来の方法です。 - Apple純正の「ライブ留守番電話」機能
[iOS17]以降で利用可能になった、iPhone本体に搭載された無料の新機能です。電話がかかってきた時に、相手がリアルタイムでメッセージを吹き込む様子を文字で読みながら(文字起こし機能)、必要なら途中で出ることができます。非常に便利ですが、日本国内では全てのキャリア・地域で完全対応しているわけではありません。また、この機能が使えるのはiPhone XS以降の比較的新しい機種に限られます。
つまり、あなたが[iPhone5]などの古い機種をお使いの場合、利用できるのは1の「キャリア提供の従来型サービス」のみということになります。逆に、新しいiPhoneをお持ちでも、契約内容やキャリアによっては「ライブ留守番電話」が使えず、従来型サービスを契約する必要が出てくるのです。
まずは、ご自身のiPhoneがどちらの状況に当てはまるのか、イメージをつかんでおいてください。
キャリア別・従来型留守番電話サービスの設定方法
ここからは、多くの方が利用することになる、キャリア提供の留守番電話サービス(従来型)の設定方法を詳しく見ていきましょう。最も大切なのは「自分がどのキャリアとどんな契約をしているか」を確認することです。
各キャリアのサービス名称と料金を確認
まず、主なキャリアのサービス名とおおよその月額料金は以下の通りです。このサービスに加入していないと、次の設定手順を試しても「エラー」になるので注意してください。
- ドコモ: 「留守番電話サービス」または「ビジュアルボイスメール」。料金はプランによります。
- au / UQ mobile: 「お留守番サービスEX」。月額330円(税込)が一般的です。
- ソフトバンク: 「留守番電話プラス」。月額330円(税込)。「基本プラン(音声)」だけでは利用できず、「準定額オプション+」への加入など特定の条件が必要な場合があります。
- 楽天モバイル: 提供する留守番電話サービスは名称が異なります。公式サイトでご確認ください。
「加入した覚えがない」「よくわからない」という方は、各キャリアの公式アプリ(My docomo、My SoftBankなど)やサポートページでご契約内容を確認することを強くお勧めします。
iPhone本体での標準的な設定手順
サービスに加入していることが確認できたら、iPhone本体で設定をオンにしましょう。多くの場合、以下の流れで設定できます。
- iPhoneの「設定」アプリを開く。
- 「モバイル通信」または「電話」をタップする。
- 「通信事業者サービス」や「留守番電話」といった項目を探す。
- 「留守番電話」のスイッチをオン(緑色)にする。
これで設定は完了です。正常に設定されると、「電話」アプリ内に「留守番電話」というタブが新しく出現し、ここで伝言を直接聞いたり削除したりできる「ビジュアルボイスメール」機能が使えるようになります。画面上でメッセージを管理できるので、わざわざ番号をダイヤルする必要がなく、とても便利です。
設定で「エラー」が表示される時の対処法
設定中に「リクエスト実行エラー」や「不明なエラー」と表示されて先に進めない場合、次のポイントを一つずつ確認してみてください。
- 契約確認: 上記の通り、該当する留守電オプションに本当に加入しているか、もう一度確認。
- 電波状況: 機内モードを一度オン/オフして、電波を再接続してみる。
- OSのアップデート: 使用している[iOS]のバージョンが古すぎないか確認。古いバージョンではサービスが正常に認識されないことがあります。
- キャリア設定の更新: 「設定」→「一般」→「情報」を開き、キャリア設定の更新が表示されれば実行する。
- 最後の手段: 上記で解決しない場合、やはり契約しているキャリアのカスタマーサポートに問い合わせるのが最も確実です。エラーの画面をキャプチャして見せるとスムーズです。
最新機能「ライブ留守番電話」を活用しよう
次に、新しいiPhoneユーザーにとって気になる最新機能「ライブ留守番電話」について見ていきましょう。この機能の最大の魅力は無料で、かつリアルタイムでメッセージの内容が文字で流れてくることです。営業電話や不在時にかかってきた電話の内容を、いちいち聞き直さずに判断できるのは革命的な便利さです。
ライブ留守番電話の設定方法と条件
この機能を有効にする方法は簡単です。
「設定」アプリ → 「電話」 → 「ライブ留守番電話」の項目に入り、スイッチをオンにするだけです。
ただし、先述の通り、利用には一定の条件があります。
- 対応機種: iPhone XS以降の機種(つまり、[iPhone5]では残念ながら利用できません)。
- 対応OS: [iOS17]以上([iOS18]でももちろん利用可能です)。
- キャリアと地域: 日本国内では、すべてのキャリア・地域で完全に動作するとは限りません。 特に楽天モバイルユーザーなどは、設定項目自体が表示されない場合があります。これはキャリア側の対応状況によるものです。
従来型サービスとの違い・注意点
ライブ留守番電話はiPhone本体の機能のため、キャリアの有料オプションとは完全に独立しています。両方を併用することも可能ですが、いくつか重要な注意点があります。
- 海外利用時の通話料: 海外でライブ留守番電話をオンにしていると、不在着信があった際に国際通話料が発生するリスクがあります。海外渡航時は、機能をオフにするか、機内モードにすることをお勧めします。
- 文字起こしの精度: AIによる自動文字起こしのため、雑音が多い環境や強い訛り、専門用語などでは誤変換が発生することがあります。あくまで参考程度にとどめ、重要な内容は録音された音声で確認する習慣をつけましょう。
- 併用時の挙動: キャリアの留守電サービスとライブ留守番電話の両方をオンにしている場合、どちらが優先されるかはキャリアや設定によって異なる可能性があります。気になる方は、キャリアのサポートに問い合わせてみると確実です。
こんな時どうする?留守番電話のトラブルシューティング
最後に、設定がうまくいかない、思ったように動かないという時に役立つ、トラブル解決のチェックリストをお伝えします。
- 「留守番電話」タブが電話アプリにない
- キャリアのサービスに未加入の可能性が高いです。まず契約を確認しましょう。
- 設定アプリ内で「留守番電話」のスイッチがオフになっていませんか?
- 伝言が再生できない・聞こえない
- イヤホンやスピーカーの問題かもしれません。通常の通話で音声が聞こえるか確認を。
- キャリアの伝言再生用番号(例:1417)に直接電話をかけてみる。これで聞ければ、ビジュアルボイスメール機能側の問題かもしれません。
- 留守電に繋がるまでの時間(呼び出し時間)を変えたい
- これはキャリアのサービスによって設定可能かが異なります。多くは転送されるまでの呼び出し回数(例:5回転送)で設定され、iPhone単体で秒数を細かく変更することはできません。キャリアのサポートページや設定用の音声ガイダンス(例:設定なら1411)で確認してください。
- 古い機種(iPhone5など)で使えない機能は?
- 「ライブ留守番電話」機能は利用できません。利用可能なのは、お使いのキャリアが提供する従来型の留守番電話サービスのみです。また、最終的に搭載された[iOS]バージョンが古いため、キャリアサービス自体に一部制限があったり、設定に独特の手順が必要だったりする場合があります。心配な方は、キャリアのサポートに機種名を伝えて問い合わせるのが良いでしょう。
あなたのiPhoneで確実に留守電を設定するためのまとめ
いかがでしたか? iPhoneの留守番電話機能は、機種、OS、契約キャリアという3つの要素が複雑に絡み合う世界です。
今回お伝えしたかった核心は、たった2つです。
まず、自分が「キャリアの有料オプション」と「Apple純正のライブ留守番電話」のどちらを利用できる(あるいは利用したい)状況なのかを見極めること。
そして、何よりまずご自身のキャリア契約内容を確認すること。 これが、全ての設定の第一歩であり、エラーを防ぐ最善の策です。
[iPhone5]のような愛用の古い機種でも、契約さえしていれば確実に留守電は使えます。逆に最新の[iPhone15]を持っていても、契約次第では従来型のサービスが必要かもしれません。
この記事が、あなたのiPhone生活をより便利で確実なものにする一助となれば幸いです。電話に出られない時も、大切なメッセージを見逃すことなく受け取れるよう、ぜひ今日のうちに設定を見直してみてください。
