タブレットでテレビを見たい。そんなとき、どんな方法があるかご存じでしょうか?
最近は、スマホよりも画面が大きく、テレビよりも気軽に使える「中間的存在」として、タブレットで動画や番組を楽しむ人が増えています。この記事では、タブレットでテレビを視聴する具体的な方法や、おすすめのチューナー付きモデルまでをわかりやすく紹介します。
タブレットでテレビを見る魅力とは?
まず、なぜタブレットでテレビを見たい人が増えているのでしょうか。理由はいくつかあります。
・リビング以外でもテレビを楽しめる
・寝室やキッチンなど、場所を選ばずに視聴できる
・出張や旅行先でもニュースやスポーツが見られる
・子どもと番組をシェアできる
画面サイズが大きく操作も直感的。動画配信アプリが増えた今、タブレットは“ポータブルテレビ”としてのポテンシャルを十分に持っています。では実際、どうやってテレビ番組を視聴できるのかを見ていきましょう。
方法1:ワンセグ・フルセグチューナーを使う
一番シンプルな方法が「チューナーを使う」やり方です。
これは、地上波の電波を直接受信して番組を見る仕組みで、テレビのアンテナのような役割を果たします。
ワンセグとフルセグの違い
・ワンセグ:画質はやや低めですが、電波の弱い場所でも安定して受信しやすい。
・フルセグ:高画質でテレビそのものの映像を楽しめる。ただし、電波状況によっては映像が乱れやすい。
最近では、タブレットのUSB端子に接続できる小型チューナーが多く販売されています。
代表的なものでは、ピクセラの「StationTV」シリーズや、バッファローの「ちょいテレ」などがあります。どちらも専用アプリを使えば、すぐに番組を視聴できます。
方法2:Wi-Fi接続タイプのテレビチューナーを使う
次におすすめなのが「Wi-Fi経由でテレビを受信するタイプ」。
こちらは自宅のルーターにチューナーを接続し、同じネットワーク内にあるタブレットで番組を視聴します。
例えば、ピクセラの「Xit AirBox」やアイ・オー・データの「REC-ON」シリーズが人気です。
このタイプの強みは、家のどこにいてもワイヤレスで見られること。さらに録画や番組表の確認、予約などもアプリ上で完結します。
また、外出先からインターネット経由でリモート視聴できるモデルも増えています。旅行中でも、自宅のチューナーを介してニュースやドラマをチェックできるのは大きな魅力です。
方法3:放送局や動画サービスのアプリを利用する
「機器を買うのはちょっと…」という人には、放送局や配信サービスのアプリもあります。
たとえば、TVer、NHKプラス、ABEMAなどが有名ですね。これらは無料で見逃し配信が楽しめ、リアルタイム配信にも対応しています。
ただし、これらはインターネット配信であり、いわゆる“放送電波”を受信するわけではありません。データ通信量も発生するため、Wi-Fi環境での利用がおすすめです。
チューナー選びのポイント
外付けテレビチューナーを選ぶ際は、以下の点をチェックしておくと失敗しにくいです。
- 接続方式:USB接続か、Wi-Fi接続か
- 対応端子:USB-C/microUSB/Lightningなど、タブレットの端子に合っているか
- 視聴アプリの使いやすさ:番組表や録画機能が直感的に操作できるか
- 対応放送:地デジだけか、BS/CSも対応しているか
- 録画機能の有無:番組を残したい場合は録画対応モデルを選ぶ
特にiPadユーザーの場合、Lightning端子やUSB-C端子の仕様に合ったチューナーを選ぶことが重要です。Androidタブレットなら、USB接続型でも比較的対応範囲が広めです。
実際の接続と視聴の流れ
チューナーを使ってタブレットでテレビを見る場合の手順を簡単に紹介します。
- チューナー本体を準備(USBまたはWi-Fi型)
- アンテナ線を接続(必要に応じて)
- タブレットと接続/Wi-Fi設定
- 専用アプリをインストール
- チャンネルスキャンを実行
- テレビ視聴開始
一度設定してしまえば、次回からはアプリを開くだけでテレビが見られます。Wi-Fiタイプなら複数端末でも共有できるので、家族で使うのにも便利です。
チューナータイプ別のメリットと注意点
USBタイプのメリット
・コンパクトで持ち運びやすい
・設定が簡単
・外出先でも使いやすい
デメリットとしては、タブレットの充電端子を占有してしまう点。また、機種によってはドライバやアプリの互換性が制限されることもあります。
Wi-Fiタイプのメリット
・家中どこでも視聴可能
・複数端末で共有できる
・録画・番組表などの機能が豊富
設置時にネットワーク設定が必要ですが、一度設定すれば非常に快適。特に家族でテレビを共有する環境に向いています。
チューナー付きタブレットという選択肢
かつては、ワンセグ・フルセグチューナーを内蔵したタブレットもありました。
ただし、現在は販売数が少なくなっており、外付けチューナーを使う方法が主流です。
もし「できるだけシンプルに視聴したい」という場合は、チューナー内蔵モデルを検討しても良いですが、最新機種ではほとんど見かけません。
そのため、USBタイプやWi-Fiタイプのチューナーを利用する方が現実的でしょう。
専用アプリでできること
テレビチューナーを利用する際には、専用アプリを使います。
このアプリは視聴だけでなく、便利な機能が多く搭載されています。
・番組表の表示
・録画予約・再生
・チャプター送りやスキップ再生
・ネット経由でのリモート視聴
最新モデルではアプリのUIも洗練されており、テレビと変わらない操作感で楽しめるようになっています。
どんな人にどのタイプが向いているか
・外出先でテレビを見たい人 → USBタイプ
・家の中で複数端末で共有したい人 → Wi-Fiタイプ
・録画や番組管理をしたい人 → ネットワーク型(REC-ONなど)
・シンプルに地デジを楽しみたい人 → ワンセグ・フルセグタイプ
ライフスタイルに合わせて最適なチューナーを選べば、タブレットが“もう一台のテレビ”として活躍します。
まとめ:タブレットでテレビを視聴する方法!おすすめチューナー付きモデルも紹介
タブレットは、外付けチューナーやアプリを組み合わせることで、どこでもテレビを楽しめる便利なデバイスになります。
USBタイプなら外出先でも使いやすく、Wi-Fiタイプなら家中どこでも視聴可能。番組表や録画などもスマートに操作できるようになりました。
今後は通信速度の向上やアプリの進化により、さらに快適なテレビ視聴が可能になるでしょう。
お気に入りのチューナーを見つけて、自分だけのテレビライフをタブレットで楽しんでみてください。
