「外でテレビを観たいな」と思ったこと、ありませんか？
スマホで動画配信サービスを見るのは当たり前になりましたが、通信量が気になったり、ネット環境が不安定だったりすることもありますよね。そんな時に便利なのが「テレビチューナー内蔵タブレット」です。
この記事では、テレビチューナーが内蔵されたタブレットの特徴や選び方、そして実際におすすめのモデルを紹介します。外出先でも地デジを楽しみたい人には必見の内容です。
テレビチューナー内蔵タブレットとは？
まずは基本から。
テレビチューナー内蔵タブレットとは、地上デジタル放送を受信できるチューナー機能を本体に備えたタブレットのことです。つまり、Wi-Fiやモバイル通信がなくてもリアルタイムでテレビを視聴できるというわけです。
地デジ放送を視聴できる方式には「フルセグ」と「ワンセグ」の2種類があります。
- フルセグ：高画質で映像がきれい。家庭のテレビに近いクオリティ。
- ワンセグ：画質は低めだが、受信しやすく、移動中でも安定して視聴しやすい。
この2つを自動で切り替える「自動セグ切り替え機能」を搭載している機種もあります。受信環境に合わせて最適な映像に調整してくれるため、使い勝手も良好です。
テレビチューナー内蔵タブレットの魅力
通信量ゼロで地デジが観られる
動画配信サービスやYouTubeは通信量がかかりますが、チューナーで直接放送を受信するタブレットなら通信量はゼロ。ネットがつながらない場所でもテレビが楽しめます。
外出先や車内でも使える
旅行先やキャンプ場、車中泊など、屋外でも活躍します。アンテナを立てるだけで地デジ番組を視聴できるので、アウトドアシーンにもぴったりです。
「移動中にスポーツ中継を見たい」「災害時にテレビニュースをチェックしたい」といったシーンでも頼れる存在になります。
タブレットとしても使える
テレビが観られるだけでなく、通常のAndroidタブレットとしても機能します。
アプリの利用、Webブラウジング、SNS、電子書籍など、エンタメ端末としての万能性も大きな魅力です。
賢い選び方のポイント
テレビチューナー内蔵タブレットを選ぶときに、注目しておきたいポイントを紹介します。
1. チューナー方式をチェック
「フルセグ対応」なら高画質で楽しめますが、受信環境が悪いと映像が途切れることも。移動中などで使う場合は「ワンセグ対応」または両対応モデルを選びましょう。
2. 画面サイズと携帯性
外で見る機会が多い人には8〜10インチ程度の画面が最適。
大画面の方が迫力がありますが、持ち歩きを考えると10インチ以下が使いやすいバランスです。
3. アンテナ性能
フルセグは電波の影響を受けやすいので、外付けアンテナ対応モデルを選ぶと安定して受信できます。アンテナ端子が本体にあるかも確認ポイントです。
4. バッテリー容量
テレビ視聴はバッテリーを消費します。目安として、6,000mAh以上の大容量バッテリー搭載モデルが安心。長時間の視聴でも電池切れを心配せずに済みます。
おすすめのテレビチューナー内蔵タブレット5選
ここでは、現在も入手可能なモデルを中心に、評判の良いおすすめ機種を5つ紹介します。
新製品は少なくなっていますが、中古やリファービッシュ品、流通在庫でも十分に活躍します。
1. NEC LAVIE Tab E TE710/KAW
NECが手掛けるLAVIEシリーズの中でも、テレビ視聴対応で人気のモデル。
10.1インチのフルHDディスプレイを搭載し、フルセグ／ワンセグ両対応です。
外付けアンテナも利用でき、屋外でも安定した受信が可能。
さらにDolby Atmos対応のスピーカーを備えており、映画や音楽も迫力のある音質で楽しめます。ビジネス・エンタメ両方に使える万能機。
2. SHARP AQUOS PAD SH-08E
AQUOSブランドらしく、映像美にこだわった1台。
高感度のフルセグチューナーを搭載し、屋内でも比較的安定した受信ができます。
コンパクトな8インチサイズで、片手でも持ちやすく、携帯性抜群。
Androidタブレットとしての動作も軽快で、普段使いにも十分。中古市場でも人気が続くモデルです。
3. 富士通 ARROWS Tab F-05E
防水・防塵仕様で、キッチンやお風呂でもテレビが観られるタブレット。
ワンセグ対応で、受信しやすさが魅力です。バッテリー持ちも良く、録画機能を活用すれば好きな番組を後で見ることもできます。
国内メーカーらしい堅実な設計で、長く使える安心感があります。
4. Lenovo Tab M10シリーズ（＋外付けチューナー対応）
Lenovoの現行モデルはテレビチューナーを内蔵していませんが、外付けテレビチューナーを接続すれば地デジ視聴が可能です。
特に「ピクセラ Xit AirBox」などのワイヤレスチューナーを組み合わせると、複数の端末で同時視聴もできます。
新型モデルでもテレビを観たい人におすすめの代替方法です。
5. Huawei MediaPad T5
こちらも内蔵チューナーは非搭載ですが、外部チューナーと連携すればテレビ視聴が可能。
フルHDディスプレイで映像が美しく、スピーカー音質にも定評があります。
高コスパでタブレットとしての完成度が高いため、外付け方式を前提に検討したい人に最適です。
代替手段としての「外付けチューナー」
近年、内蔵型タブレットは減少傾向にあります。
その代わりに注目されているのが「ワイヤレスチューナー」や「USBチューナー」です。
たとえば、ピクセラの「Xit AirBox」は自宅のアンテナ線につなぐだけで、Wi-Fi経由でタブレットやスマホにテレビ映像を送信できます。
チューナーを共有できるので、家族で別々の番組を視聴することも可能。録画機能も備わっています。
このような外付けタイプを使えば、好きなタブレットをテレビ化できるのが大きなメリットです。
「好きな機種で地デジを観たい」という人には、現実的でコスパの良い選択肢といえます。
テレビチューナー内蔵タブレットの使い方と注意点
アンテナの扱いに注意
フルセグ受信時はアンテナを伸ばす必要があります。折れやすい部分なので取り扱いは慎重に。
また、鉄筋コンクリートの建物内などでは受信が難しい場合もあります。その場合は外付けアンテナを接続しましょう。
録画機能の有無を確認
録画に対応しているモデルもありますが、保存先や容量制限がある場合も。
録画目的で購入するなら、microSD対応や録画アプリ対応を確認しておくと安心です。
法令・著作権の範囲内で利用を
地デジの録画データを無断で配布・共有するのは法律で禁止されています。
自分の視聴目的で楽しむ範囲に留めましょう。
外でもテレビを楽しむという新しいスタイル
「テレビ＝家のリビングで観るもの」というイメージはもう古いかもしれません。
タブレットにテレビチューナーが内蔵されていれば、どこでも番組を楽しめる時代です。
出張中にニュースをチェックしたり、キャンプでバラエティを見たり。そんな自由なスタイルを実現できます。
もちろん、内蔵モデルが減っている今は、外付けチューナーを組み合わせる方法も賢い選択です。
自分のライフスタイルに合った形で、地デジをもっと身近に楽しみましょう。
テレビチューナー内蔵タブレットおすすめ5選！外出先でも地デジが楽しめる【まとめ】
ここまで紹介してきたように、テレビチューナー内蔵タブレットは通信量を気にせず地デジが観られる便利な端末です。
特に、NECやSHARP、富士通の国産モデルは信頼性が高く、映像も安定。
一方で、外付けチューナーとの組み合わせも広く普及しており、最新タブレットでも同様の体験が可能です。
外でテレビを観たい、災害時にも情報を得たい、そんな時に一台あると頼もしい存在。
お気に入りのタブレットで、あなたの「どこでもテレビライフ」を始めてみてはいかがでしょうか。
