「iPhoneの画面、Macに映せたら便利なのになあ」
そう思ったこと、ありませんか?実はこれ、めちゃくちゃ簡単にできちゃうんです。しかも方法はひとつじゃない。
プレゼン準備で資料を見せたいとき、動画を大きな画面で楽しみたいとき、あるいはMacのキーボードを使ってiPhoneのアプリを操作したいとき。シーンによって「ベストなミラーリング方法」は変わってきます。
この記事では、iPhoneをMacにミラーリングする4つの方法を、接続手順から使い方までまるっと解説します。最新のmacOS Sequoiaで登場した新機能から、昔ながらの有線接続、サードパーティ製アプリまで網羅。
自分の目的にぴったりの方法、きっと見つかりますよ。
そもそも「iPhoneミラーリング」って何ができるの?
iPhoneの画面をMacに映す。これだけ聞くと「ただの画面共有でしょ?」と思うかもしれません。
でも、最近は進化してるんです。
従来のミラーリングは「見るだけ」が主流でした。ところがmacOS Sequoia(とiOS 18)で登場した新しいiPhoneミラーリング機能は、MacからiPhoneを操作できるのが最大の特徴。
つまり、MacのキーボードでiPhoneのメールに返信したり、トラックパッドでアプリを切り替えたり。iPhoneを手に取らずに、Macでありとあらゆることが完結する。これ、一度体験すると戻れなくなりますよ。
もちろん、単純に画面を映すだけの方法もまだまだ現役。あなたの今の環境や目的に合わせて、最適な方法を選んでください。
【最新】macOS Sequoiaの「iPhoneミラーリング」でMacから操作する
まず紹介するのは、Apple純正の最新機能。2024年にリリースされたmacOS SequoiaとiOS 18以降のデバイスなら、これが使えます。
できること・必要なもの
この機能のすごいところ、箇条書きにしてみました。
- Macの画面上にiPhoneの画面がウィンドウとして表示される
- Macのキーボードとトラックパッド/マウスでiPhoneを完全操作できる
- iPhoneのオーディオがMacから再生される
- iPhone本体はロックされたまま(プライバシー的に超安心)
- MacとiPhone間でファイルのドラッグ&ドロップも可能
- ミラーリング中もiPhoneの通知はMacに表示される
必要な条件はこんな感じ。
- Mac: macOS 15 Sequoia搭載(できればAppleシリコン搭載モデルが快適)
- iPhone: iOS 18以降
- その他: 同じWi-Fiネットワークに接続 / 同じApple IDで2ファクタ認証有効化済み / Bluetoothオン
設定手順(ほぼ勝手に動く)
設定は驚くほどカンタン。
- MacとiPhoneが同じWi-Fiに繋がっていて、同じApple IDでログインしていることを確認
- MacのDockに「iPhoneミラーリング」のアイコンが追加されている(なければアプリケーションフォルダから起動)
- アイコンをクリックすると、iPhoneのロック解除を求められるので、iPhoneで認証
- 以降は、好きなときにアイコンをクリックするだけ
初回以降は、MacにPINコードが表示されるか、Face ID/Touch IDでサクッと接続完了します。
気をつけたいのは、この機能を使っている間はiPhone本体が操作できなくなるってこと。でも逆に言えば、iPhoneをカバンにしまいっぱなしでも、MacからLINE返信したり、写真を確認したりできるわけです。
【定番】AirPlayでワイヤレスミラーリング
続いては、皆さんおなじみのAirPlay。最新OSじゃなくても使える、スタンダードな方法です。
どんなときに使う?
macOSが古めのバージョンだったり、とにかく簡単にサッと画面を映したいときはこれ。動画をちょっと見せたいとか、写真を大きな画面で確認したいってシーンに最適です。
接続手順
- iPhoneとMacを同じWi-Fiネットワークに接続
- iPhoneで「画面ミラーリング」を起動(コントロールセンターから)
- 表示されたデバイス一覧から自分のMacをタップ
たったこれだけ。
注意点(ここがちょっと違う)
新しいiPhoneミラーリングと決定的に違うのは、MacからiPhoneを操作できないってこと。あくまで画面を「映している」だけなので、動画の再生/停止くらいはできても、アプリを開いたり文字を打ったりはできません。
あと、これはあくまで私の体感ですが、新しい機能に比べると遅延が少し気になるかも。動画視聴なら問題ないけど、細かい作業には向いてないです。
【安定重視】有線接続(QuickTime Player)で遅延ゼロ
「遅延が絶対に許せない!」「ネットワーク環境が不安定…」そんなあなたには、昔ながらの有線接続がおすすめです。
メリットはとにかく安定性
USBケーブルで繋ぐので、Wi-Fiの状況に左右されません。遅延はほぼゼロ。プレゼン本番や、アプリの動作確認などシビアな場面で真価を発揮します。
手順(ちょっとだけ裏ワザ感)
- iPhoneをMacにUSBケーブルで接続
- MacでQuickTime Playerを起動
- メニューバーから「ファイル」→「新規ムービー収録」を選択
- デフォルトではMacのカメラが起動するので、収録ボタンの横にある「⌄」をクリック
- カメラの一覧から接続したiPhoneを選択
これでiPhoneの画面がQuickTime Playerに表示されます。ちょっとしたトリックみたいで面白いですよね。
音声もMacから出したい場合は、同じく「⌄」からマイクの入力ソースもiPhoneに切り替えればOK。
唯一のデメリット
ケーブルが必要ってこと。でも、その分の安定感はケーブル代以上の価値があります。長時間の作業や、大事なプレゼン前は、保険としてこの方法を覚えておくと安心ですよ。
【特定ニーズ向け】サードパーティ製アプリという選択肢
「標準機能じゃ物足りない」「複数人で画面共有したい」「ミラーリングしながら録画したい」。そんな欲張りさんには、サードパーティ製アプリも選択肢に入ります。
代表的なアプリ3選
Reflector
安定性と遅延の少なさで定評あり。複数のiPhoneを同時にMacに映せるので、教育現場や研修で使われることも多いみたいです。有料ですが、体験版もありますよ。
LonelyScreen
とにかくセットアップが簡単。AirPlayレシーバーとしてMacを認識させます。Windows版もあるので、MacとWindows両方を使う環境の人は、片方で慣れておくのも手かも。
AirServer
機能がめちゃくちゃ豊富。画質の良さと録画機能が評価されています。細かい設定を自分でカスタマイズしたい玄人向け。
これらのアプリに共通するのは、標準機能を拡張してくれるってこと。特定の目的があるなら、月額や買い切りの課金をする価値は十分あります。
目的別!最適なミラーリング方法早見表
ここまで4つの方法を紹介してきました。でも「結局どれ選べばいいの?」ってなりますよね。
シーン別にまとめてみました。
動画を気軽に楽しみたい
→ AirPlayで十分。設定いらずでサクッと映る。
iPhoneのアプリをMacでガッツリ使いたい
→ macOS Sequoia以降なら新機能「iPhoneミラーリング」一択。Macのキーボードがそのまま使える快適さ。
プレゼンで絶対に失敗したくない / ゲームをミラーリングしたい
→ 有線接続(QuickTime Player)。遅延ゼロの安定感を信じろ。
複数人で画面共有したい / ミラーリングを録画したい
→ サードパーティ製アプリ。標準機能にはないニーズを叶えてくれる。
トラブルシューティング「映らない!」を解決
せっかくミラーリングしようと思ったのに、「あれ?映らない…」ってこと、ありますよね。よくあるケースと解決策をまとめました。
MacにiPhoneが表示されない
まず確認してほしいのがこれ。
- Wi-Fiは同じネットワークに繋がってる?(2.4GHzと5GHzが分かれている場合も要注意)
- Macのファイアウォール設定でブロックされてない?
- 両方のOSが対応バージョンか?(特に新しい機能を使うときは必須)
- Apple IDが本当に同じか?(2ファクタ認証も有効かチェック)
接続が途切れる・遅い
無線ミラーリングの永遠の悩み。
- ルーターとデバイスの距離が遠すぎない?
- 電子レンジとかBluetooth機器の干渉を受けてない?
- 一度Wi-Fiをオフ/オンしてみる
これで改善しないなら、潔く有線接続に切り替えるのも手です。
音声が出ない
これ、意外と多いみたいです。
- Macの出力先設定が「Macスピーカー」になってるか確認
- 接続先のMacがオーディオレシーバーとして認識されてるか
- アプリ側の音量がゼロになってないか
操作ができない
「映ったけどタップできない!」という場合、それはおそらくAirPayを使ってる証拠。新しいiPhoneミラーリングか、有線接続でないと、Macからの操作は基本的にできません。
まとめ:自分の目的に合ったiPhoneミラーリングを選ぼう
iPhoneをMacにミラーリングする方法、4つ紹介してきました。
2011年あたりからあったAirPlay、QuickTime Playerを使った裏技的な有線接続、そして最新OSで爆誕した本格的なiPhoneミラーリング機能。
どれが正解かは、あなたの目的次第。
- 気軽に動画を共有したい → AirPlay
- MacのキーボードでiPhoneを操りたい → 最新のiPhoneミラーリング
- 絶対の安定性が欲しい → 有線接続
- 特殊な機能が必要 → サードパーティ製アプリ
この中で迷ったら、まずは最新のiPhoneミラーリングを試してみてください。Appleシリコン搭載のMacなら、本当にストレスフリーで動きます。感動しますよ。
OSのアップデートで、できることはどんどん広がってます。あなたのiPhoneとMac、もっとシームレスに、もっと便利に使いこなしていきましょう。
