タブレットをお風呂やキッチンで使いたい——そんな声、最近よく聞きますよね。
「動画を見ながらゆっくり湯船に浸かりたい」「料理しながらレシピをチェックしたい」。
でも、水回りで使うとなると気になるのが“防水性能”。どこまで濡れて大丈夫なのか、どの機種が安心なのか。この記事では、防水タブレットの選び方からおすすめモデルまで、まるっとわかるようにまとめました。
防水タブレットの基礎知識：IPコードを理解しよう
まず知っておきたいのが「IPコード（防水等級）」という指標です。
これは防水・防塵性能を表す国際規格で、「IPX7」「IPX8」といった形で表記されます。数字が大きいほど性能が高く、水への耐性も上がります。
- IPX4〜5：生活防水レベル。水しぶきやシャワー程度ならOK。
- IPX7：一時的な水没（約1m・30分）にも耐えられる。お風呂での利用可。
- IPX8：さらに高い防水性能。メーカー独自条件で長時間の水没にも対応。
お風呂やキッチンで安心して使いたいなら、最低でもIPX7以上を目安に選びましょう。
また、防水性能に加えて「防塵性能（IP6Xなど）」を備えるモデルもあり、粉塵が多いキッチンや屋外でも安心です。
防水タブレットが人気の理由
お風呂で“ながら時間”を楽しむ
防水タブレットの一番人気の使い方は、お風呂で動画を見ること。
湯船に浸かりながらNetflixやYouTubeを楽しめば、一日の疲れもすっと和らぎます。
最近はスピーカー音質が良いモデルも増え、まるで“バスルームシアター”のような空間を作ることも可能です。
ただし、湯気や高温には注意が必要。防水といっても高温多湿環境が得意なわけではないので、長時間の使用や熱湯の近くは避けた方が無難です。
キッチンでレシピや動画をチェック
もう一つの人気シーンがキッチン。
レシピアプリを開きながら調理したり、料理系YouTubeを見ながら手順を確認したり。
防水タブレットなら、濡れた手で触っても安心。
最近は「濡れた指でも反応しやすいタッチパネル」を採用するモデルも増えています。
防水タブレットを選ぶポイント
1. 防水等級をチェック
お風呂・キッチン・屋外など、使用シーンに合わせて防水レベルを選びましょう。
水滴程度ならIPX4でも十分ですが、湯船やシンク近くで使うならIPX7〜8が理想です。
メーカーのテスト条件（水深・時間）は異なるため、購入前に公式情報を確認することが大切です。
2. サイズと重量のバランス
- 8インチ前後：軽くて持ちやすく、お風呂でも扱いやすい。
- 10〜12インチ：画面が大きく、動画やレシピ表示に最適。
- 13インチ以上：映像鑑賞向け。ただし浴槽での使用はやや重く感じる場合も。
手持ちで使うか、スタンドで固定するかによってもベストサイズは変わります。
3. 性能とバッテリー
動画視聴やブラウジングが中心ならミドルスペックでも十分。
ゲームやマルチタスク重視ならCPUやメモリをチェックしましょう。
防水モデルは密閉構造のため放熱が弱い傾向にあり、バッテリー駆動時間も比較ポイントです。
4. アクセサリーを活用
完全防水でなくても、防水ケースを使えば水回りでの利用が可能です。
特に既に持っているタブレットをお風呂で使いたい場合は、防水ケース＋スタンドの組み合わせが便利。
防水性能を強化するだけでなく、落下防止にもなります。
おすすめ防水タブレット比較
ここからは、人気モデルをいくつか紹介します。
価格帯や用途別に見ていきましょう。
Galaxy Tab S11 Ultra（Samsung）
14.6インチの大画面と高解像度が魅力のハイエンドAndroidタブレット。
IP68の防水防塵対応で、お風呂やキッチンでも安心して使えます。
Sペン対応でメモやお絵描きも快適。映像・音楽・クリエイティブ作業まで幅広くカバーできる万能モデルです。
OUKITEL RT9 / OUKITEL RT3 PRO シリーズ
耐衝撃・防水・防塵を兼ね備えた“ラギッド系”のタブレット。
IP68/IP69Kに対応しており、屋外作業やアウトドアにも強い構造です。
価格も比較的手頃で、コスパ重視の防水タブレットとして人気。
10インチ前後のサイズ感で、お風呂でも安定して使いやすいのが特徴です。
HigolePC 防水タブレット（Windows）
Windowsを搭載した防水対応モデル。
ビジネス用途や業務現場でも活躍する堅牢設計で、もちろん防水仕様。
一般家庭用としてはやや高価ですが、長期的に安定稼働するタフな端末を探している人に向いています。
防水タブレットの使い方と注意点
湯気・熱気には注意
防水＝高温対応ではありません。
お風呂で長時間使用する際は、湯船のフタの上や離れた棚に置き、直接熱気が当たらないようにしましょう。
また、使用後は水滴を拭き取り、しっかり乾燥させることで防水性能を長持ちさせられます。
ケースやスタンドを活用
浴室やキッチンでの転倒・落下リスクは意外と多いもの。
防水スタンドや吸盤タイプのホルダーを併用すれば、より快適に使えます。
防水タブレット＋ケース＋スタンドの三点セットが、もっとも安心な組み合わせです。
経年劣化にも注意
防水シールや端子カバーは使い続けるうちに劣化します。
購入から2〜3年経ったら、メーカーのメンテナンス情報をチェックし、必要に応じて修理・交換を検討しましょう。
防水タブレットのメリット・デメリットを整理
メリット
- 水まわりでも安心して使える
- アウトドアや作業現場にも対応
- 落下やホコリにも強いモデルが多い
デメリット
- 高性能モデルはやや高価
- 防水とはいえ高温環境や長時間水没はNG
- シール劣化による性能低下の可能性あり
それでも、用途がはっきりしている人には間違いなく“投資価値のあるデバイス”です。
特にお風呂好きや料理好きの方には、生活をぐっと快適にしてくれる相棒になるでしょう。
タブレットの防水機能を比較！お風呂やキッチンで使えるおすすめモデル
防水タブレットといっても、モデルごとに性能や特徴はさまざまです。
「動画を楽しみたい」「料理中に使いたい」「外でも使えるものがいい」——目的に合わせて選ぶのが一番大切。
IPX7以上のモデルを選び、使用環境に合わせてケースやスタンドを組み合わせれば、水まわりでも安心して使えます。
お風呂でもキッチンでも、タブレットがあれば毎日の時間がもっと楽しく、もっと便利に。
ぜひ自分にぴったりの防水タブレットを見つけて、暮らしをアップデートしてみてください。
