Appleのタブレット、つまりiPadは、発売から10年以上経ってもなお圧倒的な人気を誇ります。性能の高さ、洗練されたデザイン、そして長期的なソフトウェアサポート。この3拍子が揃っているからこそ、「中古でも十分使える」と多くの人が考えるのです。
でも実際のところ、「どのモデルを選べばいいの?」「中古だと何に気をつけるべき?」と迷う人も多いはず。この記事では、2025年時点の中古iPad市場の相場やおすすめモデルをわかりやすくまとめます。
なぜ今、中古のアップルタブレットが人気なのか
まず大前提として、iPadの中古市場がここ数年で一気に拡大しています。理由はシンプルです。
新品価格が上がる一方で、旧モデルでも十分な性能を持つから。さらに、Appleは他社よりも長くOSアップデートを提供しており、3〜5年前の機種でも最新のiPadOSに対応することが多いんです。
中古を選ぶメリットは明確に3つあります。
- 価格が圧倒的にお得:新品の半額以下で買えることも珍しくない。
- 性能がまだまだ現役:AシリーズやMシリーズチップは長寿命で、動画編集もこなせる。
- リセールバリューが高い:Apple製品は中古でも値崩れしにくい。
つまり、「性能・価格・安心感」のバランスが抜群なんです。特に学生やサブ機が欲しい社会人にとって、中古iPadはコスパ最強の選択肢といえるでしょう。
中古iPadの最新相場(2025年版)
2025年現在、中古市場の価格はモデル・容量・状態によって大きく異なります。ざっくりとした相場を見てみましょう。
- iPad 第9世代:2万円台後半〜3万円前後
- iPad 第10世代:4万円前後〜5万円台
- iPad Air 第5世代:5〜6万円台
- iPad Pro 11インチ 第3世代〜iPad Pro 11インチ 第4世代**:6〜8万円台
- iPad mini 第6世代:4万円台中盤〜6万円前後
リファービッシュ品(Apple公式整備済み)なら新品に近い品質で、1年保証も付いています。信頼性を重視するならこちらがベスト。
一方で、イオシスやソフマップなどの中古専門店では、外観ランクごとに幅広い価格が設定されており、状態を選んで納得感のある買い物ができます。
自分に合った中古iPadを選ぶポイント
中古を選ぶときは「何に使いたいか」を明確にするのが一番のコツです。用途によってベストなモデルが変わります。
動画・ネット・読書がメインなら
→ iPad 第9世代・iPad 第10世代**
ブラウジング、Netflix、SNS、Kindleなどの軽作業ならこのクラスで十分。
A13〜A14チップ搭載で、5年以上は快適に使えるレベルです。初めてのiPadにもおすすめ。
イラスト・編集作業をしたいなら
→ iPad Air 第5世代 または iPad Pro 11インチ 第3世代/iPad Pro 11インチ 第4世代
Apple Pencil対応で描き心地も抜群。
特にAir第5世代(M1チップ)は、動画編集やProcreateでの作業も快適にこなせます。
Proモデルは120Hzディスプレイ搭載で、より滑らかなペン操作が魅力。
持ち歩きたい・メモ用にしたいなら
→ iPad mini 第6世代
軽くて片手で持てるコンパクトサイズ。
出先での読書やノート代わりに使うなら最強です。
A15チップ搭載で処理速度も速く、性能面でも妥協がありません。
長く使いたい・将来性を重視するなら
→ M1〜M3チップ搭載モデル
iPadOSのアップデートサポートが長期に続く可能性が高く、5年以上安心して使える見込みです。
多少高くても、結果的に長く使えてお得になります。
中古購入時にチェックすべき注意点
中古iPadの「見た目のきれいさ」だけで判断するのは危険です。必ず以下のポイントを確認しましょう。
バッテリーの状態
iPadのバッテリーは消耗品です。中古では70〜90%の容量に劣化していることもあります。
販売ページに「バッテリー最大容量」や「劣化なし」と明記があるかチェックしましょう。
iPadOSのサポート対象か
古いモデルは最新のOSがインストールできない場合があります。
例えば第5世代以前のiPadは最新iPadOS非対応になることもあるので注意が必要です。
アクティベーションロックが解除されているか
中古で特に注意したいのがこれ。前の所有者のApple IDが残っていると、初期化しても使えません。
信頼できるショップで購入すれば基本的に心配ありませんが、個人間取引では必ず確認しましょう。
保証と返品対応
Apple公式整備済み品は1年保証付き。
中古ショップの場合は、30日〜半年保証などお店によって異なります。
メルカリなどの個人販売は保証がないため、初期不良リスクを理解したうえで購入を。
中古iPadを買うおすすめの場所
Apple公式整備済みストア
品質面ではダントツ。Apple自身が再整備しているので、新品と遜色ない状態です。
価格は新品より1〜2万円安い程度ですが、保証付きという安心感が最大の魅力。
中古販売店(イオシス・じゃんぱら・ソフマップなど)
商品ランクが細かく分かれており、状態を選んで購入できるのが強み。
Aランクならほぼ新品同様、Bランクなら少し使用感ありと明確で、コスパを狙うならここ。
フリマアプリ(メルカリ・ラクマ)
最も安く買える可能性がありますが、トラブルも多いです。
出品者の評価や写真をよく確認し、説明が曖昧な場合は避けるのが無難。
リファービッシュマーケットプレイス(BackMarketなど)
海外では主流になってきており、クリーニング済み・保証付きの中古が豊富。
日本からも購入可能で、コスパ重視の層に注目されています。
中古でもiPadは十分活躍する理由
多くの人が「中古=性能が落ちる」と思いがちですが、iPadの場合は少し事情が違います。
Appleのチップ性能が高く、OS最適化も優れているため、数年前のモデルでもサクサク動きます。
例えば、第9世代iPadでもA13チップが搭載されており、一般用途ならまったく問題ありません。
また、App Storeのアプリ互換性も広く、仕事・学習・趣味にしっかり対応します。
中古の最大の魅力は、「自分の使い方に合うスペックを、最小限のコストで手に入れられること」。
新品で最新機能を追うよりも、今必要な性能を冷静に見極める方が、結果的に満足度は高いです。
こんな人に中古iPadはおすすめ
- はじめてタブレットを買う人
- ノート代わりに使いたい学生
- サブ機として使いたい社会人
- イラストを試してみたいクリエイティブ初心者
- 子ども用・家族共用デバイスを探している家庭
こうした層にとって、中古のiPadは「ちょうどいい性能と価格」のバランスを実現してくれます。
中古のアップルタブレットを選ぶなら、賢く・慎重に
中古市場には魅力的なiPadが数多く並びますが、選び方を間違えると後悔することもあります。
重要なのは、「信頼できる販売元を選ぶ」「用途に合ったモデルを選ぶ」「状態を確認する」この3つ。
2025年の今、iPadは性能の進化が成熟し、数年前のモデルでも十分に現役です。
新品にこだわらず、中古を上手に選べばコストを抑えて快適なタブレットライフを送れます。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの中古iPadを見つけてください。
