オーロラって、一生に一度は見てみたいし、写真に収めたいですよね。
でも「オーロラ撮影って一眼レフがないと無理でしょ?」
「寒いし、難しそう…」
そう思っていませんか?
実は、最新のiphoneなら、設定さえ押さえればオーロラはしっかり写ります。
私の友人也、アイスランドでiPhone 14 Proを使って「え、これ本当にスマホで撮ったの?」と言われる写真を撮ってきました。一方で、「肉眼では見えたのに、なぜかiPhoneでは真っ黒…」と悔しい思いをした人もたくさんいます。
その差は何か?
「暗い場所での撮り方のコツ」を知っているかどうか。たったこれだけです。
この記事では、オーロラ撮影に初めて挑戦する方向けに、今夜すぐ試せる具体的な設定とコツをギュッとまとめました。
「三脚ってどんなやつを買えばいい?」
「アプリは必要?」
「編集ってどうやるの?」
そんな疑問をひとつずつ、まるで隣で教えるように解説していきます。
なぜiPhoneでオーロラが撮影できるようになったのか
結論から言うと、iPhone 11以降に搭載された「ナイトモード」の進化が理由です。
ナイトモードは、暗い場所で自動的にシャッタースピードを遅くし、光をたくさん取り込む機能。
特に三脚を使うと、最大30秒の長時間露光が可能になります。
オーロラは暗い空に浮かぶかすかな光。
この「光を溜める」仕組みが、スマホでもオーロラを写せるようになった最大のポイントです。
もちろん機種によって性能差はあります。
- iPhone 11〜13:ナイトモード対応。三脚なしだと最大3秒、ありで最大10秒(13 Proは30秒)
- iPhone 14 Pro/15/16シリーズ:センサーサイズが大きく、ノイズが少ない。三脚使用で30秒対応
「最新モデルじゃないとダメ?」
そんなことはありません。11以降なら、条件次第で十分撮影可能です。
【事前準備】撮影前にやっておくべき3つのこと
オーロラは待ってくれません。
いざ現地で「あっ!」と思ったときに、スマホを出してポチッと撮れるかどうかは、家を出る前の準備で決まります。
1. オーロラが出る日時を予測する
「運任せ」では、なかなか写真は撮れません。
以下の無料アプリを入れておくと、現地での無駄足を防げます。
- My Aurora Forecast & Alerts(全世界対応)
- Aurora(北欧・北米旅行者に人気)
チェックするポイントは3つだけ。
- KP指数:5段階中「4以上」なら強めのオーロラ期待大。ただし「2〜3」でも暗い場所ならiPhoneに写った事例多数
- 雲量:雲が10%以下が理想。50%以上だと厳しい
- 月齢:満月は避ける。新月〜半月がベスト
飛行機を予約する前に、まずは渡航先のオーロラシーズン(9月〜3月)を調べるのも忘れずに。
2. 三脚は“絶対”いる。でも高級品じゃなくていい
「三脚、持って行くの面倒だな…」
正直、その気持ち、すごくわかります。
でも断言します。
オーロラ撮影に三脚は必須です。
iPhoneのナイトモードは、手持ちだとせいぜい3秒まで。
三脚を使うと10秒、最新機種なら30秒まで伸びます。
この差は歴然です。
じゃあ、どんな三脚を選べばいいのか?
- 自撮り棒タイプのミニ三脚(300g以下):携帯性抜群。スマホホルダー付きで1,500円〜3,000円
- 軽量トラベル三脚:風が強い日はこちらが安定
私のおすすめは「Ulanzi ST-07」や「Manfrotto PIXI」。
どちらもコンパクトで、カバンに入れておけば「持ってきて良かった」と必ず思います。
3. バッテリー&寒さ対策を徹底する
これは本当に多くの人がやられます。
寒さでiPhoneのバッテリーが30%→0%に一瞬で落ちる現象。
防ぎ方はたったひとつ。
撮影時以外は、内ポケットで本体を温めておく。
- モバイルバッテリーは低温に弱いので、使い捨てカイロと一緒にポーチにin
- 機内モードON(電波を探し続ける消耗をカット)
- 画面の明るさは最小限に
これをやっておくだけで、シャッターチャンスを逃しません。
現地でのiPhone設定[標準カメラ編]
アプリを買わなくても、標準カメラでここまで撮れます。
手順はたった5ステップ。
ステップ1:三脚にセットし、フレームを決める
オーロラだけを写すより、地面のシルエット(テント、木、人物)を入れると「その場にいる感」がグッと出ます。
ステップ2:フォーカスと露出をロックする
暗い場所ではオートフォーカスが迷います。
- 空の明るい星を長押しタップ
- 「AE/AFロック」と表示されたらOK
- 画面右の日マークを下にスライドして少し暗めに調整
「え、暗くするの?」と思うかもしれません。
実は、明るめに撮るとオーロラが白飛びして、あとで色が出せません。暗めに撮っておくのがプロのやり方です。
ステップ3:ナイトモードの露光時間を最大にする
三脚を使うと、シャッターボタン上の数字が「10秒」または「30秒」に変わります。
- 10秒:オーロラの形をハッキリ写したいとき
- 30秒:淡いオーロラでも光をしっかり拾いたいとき
オーロラは意外と動くので、最初は10秒で試すのがおすすめです。
ステップ4:タイマーをセットする
シャッターボタンを指で押すだけで、わずかにブレます。
上部の「^」マークからセルフタイマー3秒を選びましょう。
ステップ5:じっとして、シャッターが下りるのを待つ
10秒間、スマホを触らない。
ただ見上げて、オーロラの動きを目に焼き付けてください。
これだけで、SNSに上げられるレベルのオーロラ写真が撮れます。
「え、本当にこれだけ?」
はい。これだけです。
もっとクオリティを上げたい人向け:有料アプリの活用
「せっかく行くなら、最高の写真を撮りたい」
そう思うなら、撮影アプリの導入が次のステップです。
おすすめは「NightCap」
有料(480円)ですが、オーロラ撮影に特化した機能が満載。
- Star Mode:連続撮影して一番ピントの合った写真を選んでくれる
- ISO感度の手動設定ができる(標準カメラは自動のみ)
- インターバル撮影:寒さで手がかじかんでいても勝手に撮り続ける
実際の設定値(筆者検証済み):
- モード:Star Mode または Manual
- ISO:2000〜2500(高すぎるとノイズが増えるので注意)
- シャッタースピード:8秒
- 保存形式:JPEG+TIFF(後で編集するならTIFF)
標準カメラと比べると、緑の発色とノイズの少なさが明らかに違います。
無料で試すなら「Adobe Lightroom」
撮影機能も内蔵されており、DNG形式(高画質)で保存可能。
- ISO:3200
- SS:15秒(三脚使用時)
撮影後そのまま編集に移れるのも強みです。
「撮れた写真がなんか違う…」を解決する編集術
現地では「ちゃんと写った!」と思っても、見返すと…
- なんだか黄色っぽい
- 空が真っ黒で地面が何も見えない
- オーロラの緑が薄い
そんなときは編集で劇的に変わります。
ここでは完全無料の「Lightroomモバイル」を使った手順を、数値付きで再現性高く紹介します。
基本の編集フロー(たった2分)
- 露光量:+0.50〜1.00(暗すぎる場合のみ)
- コントラスト:+30(写真に締まりが出る)
- ハイライト:-20(オーロラの白飛びを防ぐ)
- シャドウ:+40(地面のディテール復活)
- 彩度:+20(緑を自然に強調)
- HSL / カラー
- 緑:色相 +10、彩度 +30、輝度 -10
- 青:彩度 +20、輝度 -5(空のノイズ軽減)
- ノイズ軽減:25(シャープネスは控えめに)
たったこれだけで、「スマホで撮った」とは思えない一枚になります。
【ケース別】よくある失敗とその解決法
私がSNSや口コミサイトで見つけた実際の失敗談を元に、対策をまとめました。
ケース1:写真が真っ黒で何も写っていない
原因:ナイトモードが作動していなかった
対策:フラッシュがオフになっているか確認。暗い場所で三脚を使うと自動でナイトモードON。
ケース2:ぼんやりしてピントが合わない
原因:暗闇でオートフォーカスが迷っている
対策:明るい星でAE/AFロック。もしくは懐中電灯で地面を照らしてピントを合わせ、そのままロック。
ケース3:オーロラが緑色じゃなくて白っぽい
原因:露出オーバー、またはホワイトバランスが乱れている
対策:露出を少し下げて撮影。編集で「ホワイトバランス」を蛍光灯モード(約4000K)にすると緑が復活。
ケース4:オーロラは写ったけど、ブレブレの線状になった
原因:シャッタースピードが長すぎて、オーロラの動きを拾ってしまった
対策:露出は8〜10秒までに抑える。30秒はオーロラの流れが気になる場合に。
よくある質問(Q&A)
Q. iPhone SE(第2/3世代)でも撮れますか?
A. ナイトモード非搭載のため、標準カメラでのオーロラ撮影は極めて困難です。NightCapアプリでも物理的に厳しいため、新しいiPhoneへの買い替えが現実的です。
Q. レンズアタッチメントは必要ですか?
A. 必須ではありません。広角レンズがあるとより広い空を写せますが、まずは標準レンズで十分です。
Q. 人物と一緒に撮りたいのですが…
A. ナイトモード中は10秒間、完全に静止してもらう必要があります。カウントダウン機能があるアプリ(NightCapなど)が便利です。
Q. オーロラが肉眼では見えません。それでもiPhoneに写りますか?
A. 肉眼では白っぽい雲のようにしか見えなくても、iPhoneの長時間露光で淡い緑色が浮き上がることがあります。KP指数が2〜3でも、暗い場所なら試す価値ありです。
まとめ:iPhoneでオーロラは撮れる。その一歩を、今夜踏み出そう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
最初に「オーロラ撮影は難しそう」と思っていた方も、
「三脚を使って、ナイトモードの露出を10秒に伸ばす」
このたったひとつのアクションで、世界が変わる感覚を味わえるはずです。
もう一度、大切なことをまとめます。
- iPhone 11以降なら、設定次第でオーロラは撮影可能
- 三脚は必須。携帯性重視のミニ三脚でOK
- 標準カメラでも撮れる。フォーカスロックと露出調整がコツ
- アプリ「NightCap」で画質はワンランク上に
- 撮影後の編集で、肉眼の記憶により近づけられる
オーロラは「奇跡」ではなく、「準備」した人ほど撮れるものです。
この冬、あなたが撮る一枚が、一生の宝物になりますように。
もし「もっと具体的にこの設定を知りたい」「別の撮影スポットの情報が欲しい」などあれば、ぜひコメントで教えてください。
