最近、「中古のiPadを買っても大丈夫?」という声をよく耳にします。
新品よりも安いけれど、性能や寿命はどうなのか──そんな疑問を持つ人のために、この記事では**アップルの中古タブレット(iPad)**について、価格別の特徴やおすすめモデル、注意点までを徹底的に整理しました。
結論から言えば、「用途を見極めて選べば、中古iPadは非常にコスパが高い」です。
中古iPadの価格相場をざっくり把握しよう
中古のiPadは、モデルや発売年によって価格差が大きく、数千円〜5万円台まで幅広く流通しています。
代表的な価格帯をざっくり挙げると次の通りです。
- Apple iPad (11th generation) ……約5万円前後
- Apple iPad (10th generation) ……約4万円台
- Apple iPad (9th generation) ……3万円前後
- Apple iPad (8th generation) ……2万円前後
- Apple iPad (6th generation)・Apple iPad (5th generation) ……1万円台前半〜
また、Apple iPad mini (5th generation)は2万円前後、Airシリーズの旧モデルは6〜7万円台で見かけることもあります。
Apple公式の「整備済製品」も人気で、新品より1〜2割安く、1年保証付きで安心です。
中古iPadを選ぶメリットは「コスパと性能のバランス」
中古を選ぶ最大の理由は、コストを大幅に抑えられることです。
新品のiPadは安くても5万円前後、高性能モデルになると10万円を超えますが、中古ならその半額、あるいは3分の1程度で購入できる場合もあります。
しかもiPadはチップ性能が高く、3〜4年前のモデルでもまだまだ現役。
特に第8〜第9世代あたりはA12〜A13チップを搭載しており、動画視聴や学習、ネットサーフィンなど日常用途には十分です。
「新品は高すぎるけど、性能は妥協したくない」という人にこそ、中古iPadはぴったり。
性能重視なら第9〜第11世代、軽量派はmini・Airが狙い目
中古市場では、利用目的に合わせて選ぶのがポイントです。
● コスパ最優先なら「Apple iPad (8th generation)〜Apple iPad (9th generation)」
A12・A13チップを搭載しており、動作も安定。
iPadOSのアップデート対応も当面続く見込みで、動画鑑賞や勉強用、在宅ワークにも向いています。
中古価格は2〜3万円台と手ごろ。
● 携帯性を重視するなら「Apple iPad mini (5th generation)〜Apple iPad mini (6th generation)」
小型で軽く、外出先での使用に便利。
電子書籍やメモ用端末としても人気です。
第6世代はUSB-C対応で将来的にも使いやすい構成。中古価格は3〜4万円台。
● 長く使いたい人には「Apple iPad Air (4th generation)〜Apple iPad Air (5th generation)」
M1チップ搭載モデルも登場しており、写真編集や動画視聴も快適。
中古でも6〜8万円台で、性能・デザイン・寿命のバランスが取れています。
● プロ用途なら「iPad Pro」シリーズ
M1・M2チップ搭載のProは高性能で、クリエイターや学生の制作作業にもおすすめ。
中古でも7〜10万円程度しますが、その性能はデスクトップ並です。
中古iPadを買う前にチェックすべきポイント
中古市場では「状態の見極め」が何より大事です。
価格だけで飛びつくと、後から後悔することも。
購入前に、次の4つのポイントをチェックしましょう。
1. バッテリーの劣化具合
iPadはバッテリー交換が容易ではないため、バッテリー最大容量がどの程度残っているかが重要。
購入時に「交換済み」や「バッテリー状態80%以上」といった記載があるものを選ぶと安心です。
2. 外装と画面の状態
目立つ傷や割れがあると、後々ストレスになります。
また、液晶の明るさムラやタッチ不良などもチェックポイント。
3. 動作確認済みか
Wi-FiやBluetooth、カメラなどの動作確認が取れているかは必ず確認。
特に中古専門店では「動作保証付き」などの記載がある店舗を選ぶとトラブルを避けられます。
4. 保証と返品対応
中古販売店でも初期不良保証や1〜3か月の保証を付けていることが多いです。
ネット購入の場合は、返品条件を必ずチェックしておきましょう。
安心して買える中古iPadの購入先
信頼できる店舗や販売サイトを選ぶことが、満足度を大きく左右します。
- イオシス・ソフマップ・じゃんぱら:中古専門店として定評あり。状態ランクと保証明記で安心。
- 楽天市場・Yahoo!ショッピング:複数店舗を比較しやすい。評価やレビューを重視。
- Apple公式整備済製品ストア:Apple純正保証付きで新品同等の品質。価格はやや高めだが信頼性抜群。
- 街のリユースショップ:実物を手に取って確認できる利点。セカンドストリートなども人気。
オンラインで購入する場合は、写真や説明文をしっかり確認し、状態や付属品(充電器・ケーブル等)の有無を見落とさないようにしましょう。
中古iPadの用途別おすすめ
使い方に応じてモデルを選ぶと、失敗しにくくなります。
- 動画視聴・SNS・学習用途:Apple iPad (8th generation)〜Apple iPad (9th generation)
- 外出用・読書・手帳代わり:Apple iPad mini (5th generation)〜Apple iPad mini (6th generation)
- 写真編集・資料作成・長期利用:Apple iPad Air (4th generation)〜Apple iPad Air (5th generation)
- クリエイティブ作業・デザイン・動画編集:iPad Pro(M1/M2)
特に学習用途では、第9世代あたりがコスパ最強。
Apple Pencil(第1世代)にも対応しており、ノートアプリとの相性も抜群です。
中古を選ぶデメリットと対策
もちろん、中古にはリスクもあります。
- バッテリー劣化や寿命短縮:保証付き店舗を選ぶ
- 最新OSに対応しない場合がある:購入前にサポート対象を確認
- 外観の傷や使用感:ランクA〜Cの違いを理解する
特にOSサポートは重要で、古いモデル(第5〜第6世代など)は最新iPadOSが非対応になる可能性があります。
長く使いたい場合は、第8世代以降を選んでおくのが無難です。
中古iPadをお得に手に入れるコツ
- セール時期を狙う
年末年始や決算期(3月・9月)は中古市場も値下がりしやすい。 - 整備済製品をチェック
Apple公式で1年保証付き。信頼性とコスパのバランスが高い。 - 用途を明確にする
動画中心か、作業中心かで最適モデルが変わります。 - Wi-Fiモデルかセルラーモデルかを比較
外で使うならセルラー、家中心ならWi-Fiモデルで十分。
まとめ:中古でもiPadはまだまだ現役。用途に合わせて賢く選ぼう
中古のアップルタブレットは、性能・価格・耐久性のバランスが取れた選択肢です。
古いモデルでも動画視聴や学習には十分な性能があり、最新世代なら新品に近い体験が得られます。
特に第8〜第10世代のiPadは、中古市場で最もコスパが高く、初心者から学生、社会人まで幅広くおすすめできます。
最後にもう一度──
アップルの中古タブレットは本当にお得?
答えは「はい」。
ただし、選び方と購入先を間違えなければ、という条件付きです。
信頼できる販売店で、自分の用途に合ったモデルを見極めて、賢くお得にiPadライフを始めてみてください。
