最近は、通勤中も仕事中も寝るときも、ずっとスマートウォッチを身につけている人が増えましたよね。
でも、通知やアラームの「ピコン」「ピピッ」という音が気になること、ありませんか？
会議中や映画館、静かなオフィスなどでは特に、「音を消したい！」と思う瞬間があるはず。
この記事では、スマートウォッチの音を消す方法を、主要な機種やOSごとにわかりやすくまとめました。通知音やアラームを静かにするためのコツや注意点も紹介します。
スマートウォッチの音は「通知」「アラーム」「アプリ」で分かれている
まず知っておきたいのは、スマートウォッチの“音”にはいくつか種類があるということ。
大きく分けると次の3つです。
- 通知音（LINEやメール、電話などの着信通知）
- アラーム音（目覚ましやタイマーなど）
- アプリ音（ワークアウトやリマインダーなど）
「音を消したい」ときは、どの音を消すのかを明確にしておくのがポイントです。
たとえば「通知だけ静かにしたい」のか、「アラームも含めて完全に無音にしたい」のかで、設定が変わります。
Wear OS（Android系スマートウォッチ）の音を消す方法
GoogleのWear OSを搭載したスマートウォッチでは、「通知ミュート」と「シアターモード」が基本です。
- 画面を上から下にスワイプ
- 「通知をミュート」または「シアターモード」を選択
通知ミュートは音だけをオフにして、バイブは残せます。
一方、シアターモードは画面点灯や振動も含め、すべてを一時的に止める設定です。映画館や会議中におすすめ。
また、スマホの「Wear OSアプリ」側からアプリごとの通知設定を変更することも可能。
不要な通知を減らしておけば、音を消す手間もぐっと減ります。
Apple Watchの音を静かにする方法
Apple Watchの場合は「消音モード」と「おやすみモード（集中モード）」を活用します。
- 消音モード：音を鳴らさず、バイブだけで知らせる設定。
- おやすみモード（集中モード）：時間帯を決めて通知を止める機能。
- シアターモード：音や振動を止め、画面も点灯しなくなる。
また、通知音が鳴ったときに手のひらで画面を覆うと、その音をすぐに止めることができます。
「Cover to Mute」と呼ばれる便利な機能で、会議中などにもスマートに対応できます。
注意したいのは、消音モード中でも「アラーム」は鳴る場合があること。
完全に静かにしたいときは、アラーム設定で「バイブのみ」を選びましょう。
Garminなどのスマートウォッチで音を消す
GarminやFitbitなど、独自OSを使うスマートウォッチもサイレント設定が可能です。
Garminでは「サイレントモード（Silent Mode）」をオンにすることで、通知音や振動をオフにできます。
ただし、アラームは例外的に動作することがあるため、必要に応じてアラーム設定画面で「バイブのみ」を選択しましょう。
Fitbitの場合も、アプリの「設定」＞「通知」から「バイブのみ」に変更できます。
トレーニング中のサウンドフィードバックを消すときにも便利です。
スマートウォッチの通知を減らすことも“静かさ”のコツ
音を消すだけでなく、そもそも通知の量を減らすのも効果的です。
「全アプリの通知がくる＝常に音や振動が鳴る」状態なので、重要なものだけを残すのがおすすめ。
たとえば次のように整理してみましょう。
- 必要な通知：電話、LINE、スケジュールなど
- 不要な通知：ゲーム、SNS、広告アプリなど
スマートフォン側で通知をオフにすれば、ウォッチにも届かなくなります。
「鳴らさない」だけでなく、「そもそも通知を減らす」ことが静かな使い方の第一歩です。
シーン別・おすすめ設定例
スマートウォッチを静かに使いたい場面は人それぞれ。
いくつかの代表的なシーン別に、設定のコツを紹介します。
会議中や映画館など
→ シアターモードをオンにして、音も振動も画面も完全オフ。
睡眠中
→ おやすみモードや集中モードをスケジュール設定。自動で消音。
仕事や勉強中
→ 通知ミュートにして、バイブのみを残す。
目覚ましだけ使いたい
→ アラームを「バイブのみ」に設定して、静かに起きる。
こうして「時間」「場所」「用途」に合わせてモードを切り替えることで、音のストレスを最小限にできます。
スマートウォッチの音を消すときの注意点
音を消す設定をしても、完全に無音にならない場合があります。
たとえば、Wear OSの一部モデルでは「アラーム音だけ鳴る」「振動は残る」など、仕様上の制限があるため要確認です。
また、通知ミュートを長時間オンにしておくと、大事な連絡を見逃すこともあります。
仕事や緊急の電話を受けたい場合は、「特定の連絡先だけ通知を許可」などの例外設定を活用しましょう。
スマートウォッチは“音を出さない”ことも大切ですが、“必要な情報は逃さない”ようバランスを取るのがポイントです。
音を消すことで得られるメリット
- マナーを守れる
静かな場所でも安心。周囲に迷惑をかけずに済む。 - 集中力アップ
余計な音や振動が減ると、作業や勉強への集中力が高まる。 - 睡眠の質が上がる
夜間に通知音で起こされることがなく、快適に眠れる。 - バッテリーの節約
音やバイブを減らすことで、バッテリー消費が抑えられる機種もある。
音をオフにするのは単なるマナー対策だけでなく、自分の生活リズムを整えるうえでも効果的なんです。
まとめ：スマートウォッチの音を消して、静かに快適な時間を
スマートウォッチの音を消す方法は、機種やOSによって少しずつ違いますが、基本の考え方は同じ。
「通知」「アラーム」「アプリ」の3種類を使い分けて、静かにしたい場面に合わせて設定を変えればOKです。
- Android系は「通知ミュート」や「シアターモード」
- Apple Watchは「消音モード」や「集中モード」
- Garminなどは「サイレントモード」や「バイブのみ」
そして、音を消すだけでなく通知そのものを整理することで、スマートウォッチがもっと快適になります。
音に気を取られず、自分の時間を心地よく過ごすために、ぜひ今日から設定を見直してみてください。
静かでスマートな毎日を、あなたの手首から。
