「デジタルでイラストを描いてみたいけど、どんなタブレットを選べばいいの?」
そんな疑問を持つ人は多いはずです。最近は、ペン対応のタブレットが増えていて、紙に描くような感覚でデジタル制作が楽しめる時代になりました。ここでは、これから始める人でも安心して使える、人気のイラスト向けタブレットを7つ紹介します。描きやすさ・価格・使いやすさのバランスを意識して選んでいるので、あなたにぴったりの1台が見つかるはずです。
デジタルイラストにタブレットが向いている理由
デジタルで描く最大のメリットは、「失敗してもすぐにやり直せる」こと。
レイヤーや消しゴム機能を使えば、アナログのように紙を無駄にすることもありません。また、色の塗り直しやトーン加工も自由自在。初心者でも短期間で上達を実感できるのが魅力です。
タブレットの進化により、専用のペンタブを使わなくても、1台で描く・編集・投稿まで完結できるようになりました。特にiPadやAndroidタブレットは、軽量で外出先でも使えるのが嬉しいポイントです。
タブレット選びで失敗しないための基本ポイント
イラスト用タブレットを選ぶときは、以下のポイントをチェックしておくと安心です。
- ペンの性能:筆圧感知が高いほど、線の強弱が自然。8192段階対応なら滑らかに描ける。
- 傾き検知機能:筆の角度によって線が変化。アナログ感を重視する人におすすめ。
- 画面サイズ:持ち運び重視なら10〜13インチ前後、自宅でじっくり描くなら15インチ以上が快適。
- アプリ対応:Procreate、CLIP STUDIO PAINT、ibisPaintなど自分の使いたいアプリが動くか確認。
- 価格とコスパ:最初の1台は3〜6万円台でも十分実用的なモデルが多い。
初心者におすすめの人気タブレット7選
ここからは、人気と使いやすさを兼ね備えたモデルを7つ紹介します。いずれも口コミや使用感が高評価の製品ばかりです。
1. HUION Kamvas 13(ヒュオン カムバス13)
液晶ペンタブレットの定番モデル。
13インチのちょうどいいサイズ感で、描きやすさと価格のバランスが優秀です。ペンは8192段階の筆圧感知に対応し、傾き検知も可能。紙のような質感で描けると評判です。
パソコンと接続して使うタイプですが、USB-C接続でセットアップも簡単。これから液タブを始めたい初心者にぴったりの1台です。
2. Artisul 液晶ペンタブレット
スリムなデザインと自然な描き味が特徴。
フルラミネーション加工により、視差(ペン先と線のズレ)が少なく、紙に描いているような感覚を実現。ペンは充電不要で、描き出した瞬間からスムーズに反応します。
価格も比較的手頃なので、「とりあえず液タブを試してみたい」という人にもおすすめです。
3. Magic Drawing Pad 2025
液晶画面付きのタブレットタイプで、外部モニターを使わずそのまま描けます。
軽量ボディながら、筆圧感知・傾き検知・高解像度ディスプレイを搭載。イラストアプリの動作もスムーズで、出先でラフを描いたり、練習したりするのに便利です。
コスパ重視の人に選ばれやすい中堅モデルです。
4. XP-Pen Artistシリーズ(例:Artist 13.3 Pro)
XP-Penはイラスト初心者からプロまで愛用者が多いブランド。
描画エリアが広く、カラーバランスの良いディスプレイを搭載しています。専用ペンは8192段階の筆圧感知と傾き検知に対応し、ペン先の安定性にも定評あり。
ショートカットキー付きで、効率よく制作を進めたい人にも最適です。
5. iPad(第10世代/iPad Air/iPad Pro)
iPadは、ペン対応タブレットの中でもトップクラスの描き心地。
Apple Pencilと組み合わせることで、まるでスケッチブックのように直感的に描けます。
特に「Procreate」や「CLIP STUDIO PAINT」との相性が抜群で、初心者でもすぐにデジタル作画を楽しめます。
また、描くだけでなくSNSへの投稿や画像編集、動画制作までこなせるのが大きな魅力です。
6. Galaxy Tab Sシリーズ(Androidタブレット)
SamsungのSペン対応タブレットも人気です。
遅延が少なく、線の追従性が非常に高いため、描いていてストレスがありません。
Android対応の「ibisPaint」や「MediBang Paint」などを使えば、軽快な動作でイラストを楽しめます。
iPadより価格が抑えめなのも嬉しいポイントです。
7. Surface Proシリーズ(Windowsタブレット)
本格的な制作環境を求めるなら、Surface Proシリーズが候補に。
PhotoshopやIllustratorなど、PC版アプリがそのまま動作するのが大きな強みです。
キーボードを装着すればノートPCとしても使えるため、仕事や学習用としても兼用できます。
少し価格は上がりますが、「1台で全部済ませたい」という人には理想的な選択肢です。
イラストを快適に描くためのアプリ選び
タブレット本体だけでなく、アプリの選択も描きやすさに直結します。
初心者に人気のアプリは次の3つです。
- Procreate(iPad専用):直感的で使いやすく、プロも使用。
- CLIP STUDIO PAINT(マルチOS対応):漫画や本格的な塗りに最適。
- ibisPaint X(iOS・Android対応):SNS感覚で始めやすい無料アプリ。
どのアプリも無料または体験版があり、操作感を確かめてから選べます。
これから始める人へのアドバイス
最初から高価なモデルを買う必要はありません。
むしろ、3〜5万円台のエントリーモデルで十分練習できます。大切なのは、「自分が続けられる環境を整えること」。
軽くて扱いやすいモデルを選ぶことで、描くハードルがぐっと下がります。
また、ペンのグリップ感や画面の摩擦感は実際に触ってみないと分かりづらい部分です。家電量販店などで試し描きをして、手に馴染むものを選ぶのが理想です。
タブレットでイラストを描くならこれ!初心者におすすめの人気モデル7選
タブレットでイラストを描くことは、特別なことではなくなりました。
アプリを開いてペンを走らせるだけで、すぐに自分の世界を描き出せる。そんな時代です。
この記事で紹介した7つのモデルはいずれも、初心者でも扱いやすく、長く使えるものばかり。
あなたの描きたい気持ちをサポートしてくれる1台を見つけて、今日からデジタルイラストの世界を楽しんでください。
