最近は「健康管理＝スマートウォッチでデータを取る」が当たり前になってきましたよね。
歩数や心拍数だけでなく、血圧まで測れるモデルも増えています。
でも実際、「どれを選べばいいの？」「精度は本当に大丈夫？」と悩む人も多いはず。
この記事では、血圧測定機能が付いたスマートウォッチの選び方や仕組み、そしておすすめの人気モデルを紹介します。
手軽に健康を見守りたい人のために、信頼性・機能性・使いやすさをバランス良くまとめました。
スマートウォッチで血圧が測れるって本当？
結論から言うと、スマートウォッチで血圧を「推定」することは可能です。
最近のモデルは光学センサー（PPG）を使い、血流の変化から血圧値を算出しています。
中には、手首のエアカフを膨らませて測定するタイプもあり、家庭用血圧計に近い仕組みを採用しているものもあります。
ただし注意したいのが、「医療用の血圧計」とは仕組みが異なる点。
スマートウォッチの血圧測定はあくまで参考値。
異常が出た場合は、必ず医療機関で正式な測定を受けるようにしましょう。
それでも、毎日の血圧傾向を把握するにはとても便利。
「最近ちょっと高めだな」といった変化に気づけるのは、忙しい現代人にとって大きなメリットです。
血圧測定機能付きスマートウォッチの仕組みと精度
カフレス式（光学センサー型）
一般的なスマートウォッチは、緑色や赤外線の光を手首に照射し、反射した信号から血流を解析する「カフレス方式」。
手軽でスリムなデザインが特徴ですが、測定精度は装着位置や皮膚の状態に左右されます。
正しく測るには、手首を心臓の高さに合わせ、動かさずに数十秒待つのがポイントです。
エアカフ式（空気加圧型）
一部のモデルでは、手首バンド内に「マイクロエアカフ」が内蔵され、空気を膨らませて血圧を測る方式を採用しています。
これは医療用血圧計に近い仕組みで、より信頼性の高い測定が可能です。
ただしサイズがやや大きく、価格も高め。
本格的に血圧管理をしたい人に向いています。
スマートウォッチで血圧を測るメリット
- 日常の変化に気づける
朝・昼・夜の血圧傾向がわかることで、ストレスや睡眠不足、食事の影響を客観的にチェックできます。 - 記録が自動で残る
測定データはスマホアプリに自動保存。グラフで見るとモチベーションが上がります。 - 持ち運びが簡単
家庭用血圧計と違い、外出先でもいつでも測定可能。旅行や出張中の健康管理にも役立ちます。 - 複数の健康データを一元管理できる
血圧だけでなく、心拍数、血中酸素（SpO₂）、睡眠の質、ストレスレベルなどもまとめて把握できます。
選び方のポイント
1. 医療機器認証の有無をチェック
日本で医療機器として承認されたモデルは、信頼性が高い傾向があります。
オムロンやファーウェイなど、一部メーカーは医療機器認定を取得済み。
「正確さを重視する人」はこの点を重視しましょう。
2. 測定方式を確認
手軽さを求めるならカフレス式、本格測定ならエアカフ式。
ライフスタイルや用途に合わせて選ぶのがポイントです。
3. 継続モニタリング機能
24時間血圧を自動で測定し、異常を通知してくれるモデルもあります。
忙しくて測り忘れが多い人には便利です。
4. アプリ連携と使いやすさ
データをスマホで確認できるか、グラフ表示がわかりやすいかも重要。
毎日の健康チェックが「面倒」と感じない設計が理想です。
5. 価格と機能のバランス
血圧測定付きスマートウォッチは1万円未満から8万円台まで幅広くあります。
高価格帯は精度と信頼性が高く、安価なものは手軽さ重視。
目的に合わせて選びましょう。
血圧測定機能付きスマートウォッチおすすめ10選
ここからは、実際に人気が高いモデルをピックアップして紹介します。
※価格や機能は記事執筆時点の参考情報です。
1. HUAWEI WATCH D2 ウェアラブル血圧計
- 医療機器認証を取得した本格派。
- 手首のエアカフで正確に血圧を測定できる数少ないモデル。
- 24時間自動測定、心拍数・睡眠モニタリングも充実。
- 高精度ながらデザインは上品で普段使いにも◎。
2. オムロン ウェアラブル血圧計 HeartGuide HCR-6900T-M
- オムロン初の「ウェアラブル血圧計」。
- エアカフ方式を採用し、信頼性はトップクラス。
- 医療機器として認可済みで、医師推奨モデルの一つ。
- スマート機能よりも正確な血圧測定を重視する方向け。
3. Wellue Smart Blood Pressure Watch
- 手首のマイクロエアカフを使い、空気圧で血圧を測定。
- 測定精度とデザイン性のバランスが良い。
- 睡眠・心拍・SpO₂も同時測定可能。
- 海外メーカーだが口コミ評価も高め。
4. Fitbit Versa 4
- 血圧測定の参考値を取れるほか、健康管理機能が非常に充実。
- 運動データ、ストレス管理、睡眠スコアなど総合性能が強み。
- 健康データを総合的に管理したい人におすすめ。
5. Samsung Galaxy Watch 6
- 独自の血圧アルゴリズムを搭載（キャリブレーション要）。
- スタイリッシュで、日常使いにも最適。
- 血圧だけでなく、心電図・体組成測定など多機能。
6. HUAWEI WATCH GT 4
- WATCH D2ほどではないが、血圧推定機能を搭載。
- デザイン性が高く、ビジネスシーンでも使いやすい。
- 長時間バッテリーと軽量ボディが魅力。
7. Xiaomi Redmi Watch 5 Active
- 低価格ながら血圧測定・心拍・運動計測が可能。
- エントリーモデルとして人気が高い。
- 精度は参考値レベルだが、初めてのスマートウォッチに最適。
8. Amazfit GTR 4
- AIベースの健康モニタリングを搭載。
- 血圧・心拍・ストレス・睡眠を自動で追跡。
- デザインも高級感があり、バッテリー持ちが良い。
9. Apple Watch Series 9
- 正式な血圧測定機能は限定的ながら、健康アプリとの連携が秀逸。
- 将来的なアップデートで血圧推定がより精密になる見込み。
- すでにApple製品を使っている人には最も自然な選択。
10. 多機能スマートウォッチ
- 5,000円前後で購入可能な血圧測定対応モデルも多数登場。
- 「とりあえず血圧も測れる腕時計が欲しい」という人におすすめ。
- 精度よりも“手軽さ”を重視した選択肢。
正しく測るためのポイント
血圧は測り方で大きく変わるデータです。
スマートウォッチを使うときも、以下の点を意識すると精度が安定します。
- 手首を心臓の高さに合わせる
- リラックスした状態で測定する
- 測定前30分はカフェイン・喫煙・運動を控える
- 手首のベルトをしっかり密着させる
- 測定時間を毎日同じタイミングにする
これだけでも、数値のブレをかなり減らせます。
スマートウォッチで「血圧管理の習慣」をつくる
血圧測定機能付きスマートウォッチは、医療機器の代わりではなく「日常の健康サポートツール」。
日々のデータを蓄積しておくことで、体の変化に早く気づくきっかけになります。
「今日はストレスが多かった」「睡眠が短い日は血圧が高めだった」など、生活習慣と血圧の関係を自分で知ることができます。
それをもとに、食事や運動を見直すのがスマートな使い方です。
血圧測定機能付きスマートウォッチで、健康を“見える化”しよう
健康管理は“意識”より“習慣”が大事です。
スマートウォッチは、面倒な測定を自然な流れに変えてくれる頼れる相棒。
自分のライフスタイルに合った一本を選べば、毎日の血圧チェックがストレスなく続けられます。
数値に一喜一憂せず、データをきっかけに自分の体を大切にする。
それが、スマートウォッチでできる新しい健康管理の形です。
血圧測定機能付きスマートウォッチおすすめ10選！健康管理に最適な人気モデル――
あなたの手首から、健康をもっと手軽に、スマートに。
