最近、ジョギングやランニングの相棒として「スマートウォッチ」を腕に巻いて走る人を多く見かけますよね。
距離やペース、心拍数を見ながら走ると、トレーニングの質がぐっと上がります。
でも、種類が多すぎて「どれを選べばいいのか分からない」という人も多いはず。
この記事では、ジョギングに最適なスマートウォッチを選ぶためのポイントと、実際におすすめのモデルを紹介します。
「走ることがもっと楽しくなる」そんな1本を見つけていきましょう。
スマートウォッチがジョギングを変える理由
ただ走るだけならスマホのアプリでも良さそうですが、スマートウォッチを使うと体感がまるで違います。
腕時計型なので走行中でもすぐにデータを確認でき、フォームを崩さずペース管理ができます。
特に重要なのは次の2つ。
- 走行距離とペースの正確な計測
GPS機能が搭載されたモデルなら、リアルタイムで距離と速度を記録できます。
スマホを持たずに走れるのも大きなメリットです。 - 心拍数モニタリング
「今日はちょっと頑張りすぎた」「まだ余裕がある」など、身体の状態を客観的に把握できます。
無理なく効率的なトレーニングにつながるため、ケガ予防にも効果的です。
つまり、スマートウォッチは「自分の身体の声を可視化するツール」と言っていいでしょう。
スマートウォッチを選ぶ前に知っておきたいポイント
1. GPSの精度は“走りの正確さ”を決める
ジョギング中の距離やペースを正しく測るために、GPSの精度は欠かせません。
最近では、アメリカのGPSだけでなく、ロシアのGLONASSやEUのGalileoなど、複数の衛星システムに対応したモデルも増えています。
「マルチバンドGPS対応」と書かれているものは特に精度が高く、ビル街や林間コースでも誤差が少ない傾向があります。
距離やペースをきちんと記録したいなら、この仕様を要チェックです。
2. 心拍数センサーの性能でトレーニングが変わる
光学式センサー(手首で測るタイプ)が主流ですが、モデルによって精度は異なります。
軽いジョグなら手首式で十分ですが、インターバルやスピード練習をする人は、胸ストラップ対応モデルを選ぶとより正確です。
また、「心拍ゾーン」や「トレーニング負荷」「リカバリー時間」など、データ解析機能を備えたモデルなら、走るだけで自然に体調管理もできます。
3. バッテリーの持ちはモチベーションに直結
バッテリーがすぐ切れてしまうと、データが取れずテンションも下がりますよね。
GPSをオンにした状態で10時間以上持つモデルなら、日常のランニングには十分。
長距離ランナーやマラソン練習をする人なら、20時間以上稼働するタイプを選ぶと安心です。
4. 見やすさと操作性も大事
走っている最中に小さな文字や複雑な画面を確認するのは大変。
明るい屋外でも見やすいディスプレイ、走りながらでも操作しやすいボタン配置がポイントです。
特に冬場は手袋をしたまま操作することもあるので、タッチだけでなく物理ボタン付きのモデルが便利です。
5. 防水・耐久性で雨の日も安心
ジョギングは天気を選べません。
防水仕様(5ATM以上)であれば、雨や汗にも強く、トレーニング中のストレスを減らせます。
屋外で使う機会が多い人は、耐衝撃性にも注目しましょう。
ジョギングにおすすめのスマートウォッチ10選
ここからは、実際に人気のあるスマートウォッチを厳選して紹介します。
価格帯や機能のバランスを考えて、初心者から上級者まで使いやすいモデルをピックアップしました。
1. GARMIN ForeAthlete 55
初めてのランニングウォッチにぴったり。
GPS精度が高く、ペースガイドやリカバリータイムも表示されます。
軽くて付け心地も良く、初心者ランナーに人気です。
2. GARMIN Forerunner 265
AMOLEDディスプレイで視認性抜群。
音楽再生やトレーニング負荷の管理など、機能面でも充実しています。
本格的に走りたい人の最初の1本におすすめ。
3. GARMIN Forerunner 965
マルチバンドGPS搭載で、誤差が少ない高精度モデル。
VO₂maxやランニングダイナミクスなど、上級者が求める分析機能が詰まっています。
フルマラソン・トライアスロンにも対応可能です。
4. COROS Pace 3
軽量かつ高コスパなスマートウォッチ。
24時間心拍測定や高精度GPSを搭載し、長時間駆動バッテリーも魅力。
コストを抑えつつ本格機能を求める人におすすめです。
5. POLAR Pacer
トレーニング解析に定評のあるPOLARシリーズ。
「ランニングパフォーマンステスト」機能があり、走力を数値で見える化できます。
練習メニューを組みたい人にも向いています。
6. Xiaomi Redmi Watch 5 Active
コスパ重視の初心者向けモデル。
GPS内蔵で距離や心拍数をしっかり記録できます。
軽くて普段使いもできるのが魅力です。
7. Samsung Galaxy Fit 3
スマートバンド寄りながら、ジョギングデータはしっかり記録。
薄型で軽く、手首の動きを邪魔しません。
気軽に走りを楽しみたい人におすすめです。
8. Apple Watch SE
iPhoneユーザーなら外せない選択肢。
「ワークアウト」アプリでペースや心拍を記録でき、アプリ連携も豊富。
日常使いとランの両立を重視する人に向いています。
9. Amazfit Cheetah Pro
AIコーチング機能付きで、ペース維持やトレーニングメニューを自動提案。
マルチバンドGPS搭載で精度も高く、バッテリーは最大14日間。
実力派の新興ブランドです。
10. SUUNTO 9 Peak Pro
アウトドア派ランナー向けの堅牢モデル。
高精度GPSに加え、気圧高度計や方位計も装備。
山道やトレイルを走る人にもぴったりです。
ジョギングでスマートウォッチを使うときのコツ
どんなに高機能なスマートウォッチを持っていても、使い方を間違えると効果は半減します。
ここでは、日々のジョギングで活かすためのちょっとしたコツを紹介します。
- 腕にしっかりフィットさせる
心拍センサーは密着していないと正しく計測できません。装着時に1本指が入る程度の締め具合が理想です。 - 走る前にGPSを安定させる
スタート直後に記録を始めると、衛星捕捉が不十分で距離に誤差が出やすくなります。
開けた場所で数秒待つだけで精度が上がります。 - データを振り返る習慣をつける
走った後はアプリで確認して、どんなときに調子が良かったかを見てみましょう。
モチベーション維持にもつながります。 - 心拍ゾーンを意識する
「有酸素」「無酸素」などのゾーンを理解しておくと、目的に合ったトレーニングができます。
ゆっくり走る日と頑張る日を分けると、ケガ予防にもなります。
スマートウォッチで「走ること」がもっと楽しくなる
ジョギングに最適なスマートウォッチを使うと、自分の身体がどんな反応をしているかが分かるようになります。
「今日はペースが安定していた」「昨日より心拍が低い」など、小さな変化に気づくことができるんです。
そうした積み重ねが、走るモチベーションを高め、無理なく続ける力になります。
高価なモデルを選ばなくても、距離と心拍を正確に測れる1本があれば十分。
ぜひ、自分に合ったスマートウォッチを相棒にして、ジョギングの時間をもっと充実させてみてください。
ジョギングに最適なスマートウォッチ10選!走行距離や心拍数を正確に計測できる機能付き
日々のランをただの運動で終わらせず、「データで見える成長」に変えていく。
それを実現してくれるのがスマートウォッチです。
走るたびに少しずつ、自分のベストが更新されていく——そんな感覚を、ぜひ体験してみてください。
