最近、スマートウォッチを24時間つけっぱなしにしている人、かなり増えていますよね。健康管理や睡眠トラッキングができるし、通知も見られる。便利で手放せないアイテムになっています。
でも、「寝るときもつけて大丈夫?」「お風呂に入るときはどうしたらいい?」と気になる人も多いはず。
この記事では、スマートウォッチをつけっぱなしにする際のメリット・リスク・注意点を、わかりやすくまとめていきます。
スマートウォッチをつけっぱなしにする人、実は多い?
ある調査によると、スマートウォッチを「ほとんど外さない」という人は全体の約2割。寝るときや入浴時に外す人が半数近くいる一方で、24時間つけっぱなし派も少なくありません。
「睡眠も記録したい」「心拍や血中酸素をずっとモニタリングしたい」といった理由から、寝ている間も身につけている人が増えています。
特に最近のモデルは軽量化・小型化が進み、寝るときにつけていても気にならないものも多いです。ただし、どんな人にもつけっぱなしが最適とは限りません。メリットとリスクを整理してみましょう。
睡眠中につけっぱなしのメリット
まずは、「寝るときにつけることで得られる良いこと」から。
1. 睡眠データがしっかり取れる
睡眠中の心拍・体の動き・血中酸素などを測定することで、睡眠の深さや質を可視化できます。
「何時間寝たか」だけでなく、「深い眠りはどれくらいあったか」「途中で目が覚めたか」といったデータも分かるのが魅力。
これを毎日記録しておくと、自分の睡眠リズムの傾向がつかめ、生活改善にも役立ちます。
2. 異常の早期発見につながることも
夜間に心拍数が急に上がったり、血中酸素が低下したりする場合、スマートウォッチが自動的に記録します。
健康診断ではわからない“夜の体調変化”を見える化できるのは、つけっぱなしの大きなメリットです。
3. 習慣化しやすい
外したりつけたりを繰り返すと、つけ忘れが発生しやすいですよね。
ずっとつけていることで、データの抜けがなくなり、生活のリズムを正確にモニタリングできます。
「今日は外してたから記録されてない…」というストレスも減ります。
つけっぱなしのリスクと注意点
一方で、24時間装着には気をつけたい点もあります。
1. 肌トラブルに注意
長時間、肌とバンドが密着していると、汗や湿気がこもりやすくなります。
その結果、かぶれやかゆみ、赤みが出ることがあります。特に夏場や運動後は要注意。
対策としては――
- 手首とバンドをこまめに洗って清潔を保つ
- たまに装着位置をずらす
- バンドは通気性のよい素材(シリコン・布など)を選ぶ
これだけでもかなり違います。
2. 睡眠の妨げになることがある
通知の振動や画面の点灯が、寝つきを悪くすることもあります。
就寝前には「おやすみモード」や「スリープモード」をオンにして、通知をオフにしておきましょう。
また、バンドの締め付けが強いと血行が悪くなるので、少し余裕を持たせた装着が理想です。
3. バッテリーの消耗が早くなる
心拍・睡眠・血中酸素などの常時測定をオンにしていると、電池の減りは早くなります。
充電のタイミングを決めておくと、途中で電池が切れてデータが取れない…という事態を防げます。
たとえば「朝起きて顔を洗う間に充電する」など、短時間充電を習慣化するのがおすすめです。
入浴時につけっぱなしはOK?
防水モデルが多いスマートウォッチですが、「お風呂もOK」とは限りません。
耐水性能はあくまで“水に耐えられるレベル”であり、石鹸・シャンプー・熱・蒸気には弱いのです。
お風呂でつけっぱなしにすると起きるトラブル
- 石鹸やシャンプー成分で防水パッキンが劣化
- 熱や蒸気によって内部に結露が発生
- 湿気と熱で皮膚がふやけ、肌荒れの原因に
- レザーや金属バンドが変色・腐食
多くのメーカーは「入浴・サウナ・温泉では外すように」と注意書きをしています。
水泳や手洗い程度なら問題ない場合もありますが、長時間の入浴や高温環境は避けたほうが安全です。
入浴後のケアも忘れずに
もし濡れてしまったら、柔らかい布で水分を拭き取り、しっかり乾かしてから再装着を。
肌が湿ったままの状態でつけると、蒸れやかゆみが出やすくなります。
定期的に外して「肌とバンドを休ませる」ことも大切です。
スマートウォッチを快適につけっぱなしにするコツ
つけっぱなしでも快適に使うためのポイントをまとめておきます。
- 手首に汗をかいたら外して乾かす
- バンドや本体を定期的に清掃する
- 就寝前はスリープモードで通知オフ
- 水場・高温環境では外す
- バンドはきつすぎず、肌に軽く触れる程度
- 週に一度は手首を休ませる
これを意識するだけで、肌トラブルや誤作動をかなり減らせます。
データの見方にも注意が必要
睡眠データや心拍データは、あくまで目安です。
医療機器ではないため、数値を過信しすぎるのは禁物。
たとえば「深い眠りが短い」と出ても、それが健康に悪いとは限りません。
スマートウォッチはあくまで“生活の傾向を知るツール”として活用するのが正解です。
もし睡眠の質に不安がある場合は、医療機関で専門的な検査を受けることをおすすめします。
つけっぱなしにするかどうかの判断基準
結論から言うと、健康な人がスマートウォッチをつけっぱなしにしても、基本的には大きな問題はありません。
ただし「どんな状況でもOK」ではなく、以下のようなポイントで判断するのが良いでしょう。
- 肌に赤み・かゆみが出たら即外す
- 入浴・サウナなど高温多湿では外す
- バッテリーが減ったらこまめに充電する
- 装着がストレスに感じるなら無理しない
「睡眠の質を知りたい」「健康状態をトラッキングしたい」といった目的があるなら、つけっぱなしスタイルもおすすめ。
ただし、体調や環境に応じて“外すタイミング”をつくることが長く快適に使うコツです。
スマートウォッチをつけっぱなしは大丈夫?まとめ
スマートウォッチをつけっぱなしにすること自体は、基本的に問題ありません。
むしろ睡眠や心拍などのデータを継続的に取るためには有効です。
ただし――
- 肌トラブルや湿気には注意する
- 入浴や高温環境では外す
- 睡眠時は通知や振動をオフにする
- 定期的に手首とバンドを休ませる
これらを守れば、つけっぱなしでも安心して使えます。
“データを取るために無理して装着し続ける”のではなく、“快適に使い続ける工夫をする”ことが大事。
自分の体と Xiaomi Smart Band 9 の両方をいたわりながら、上手に付き合っていきましょう。
