スマートウォッチを使っていて「音が出ない」と感じたことはありませんか？
アラームや通知、音楽の再生など、普段何気なく使っていた機能が突然無音になると、焦ってしまいますよね。
実は、ほとんどの場合は設定やちょっとした操作ミスで簡単に直せることが多いんです。
この記事では、スマートウォッチから音が出ない原因と、その設定・解決方法を初心者にもわかりやすく解説します。
どのメーカーでも共通する基本チェックから、Apple Watch・Galaxy Watch・Wear OS など機種別のポイントまで、順を追って見ていきましょう。
スマートウォッチの音が出ない原因は？まず確認すべき基本ポイント
スマートウォッチの音が出ないときは、まず慌てずに基本の設定を一つずつ確認していくのが大切です。
以下の順でチェックしていくと、ほとんどのケースで原因を特定できます。
1. スピーカーが搭載されているか確認する
意外と見落としがちなのが「そもそもスピーカーがついていない機種」問題。
一部のモデルは、通知やアラームをバイブレーションのみで知らせる仕様になっています。
音を出せるタイプかどうかは、メーカー公式サイトや取扱説明書で「スピーカー搭載」と明記されているかを確認しましょう。
もし「音楽再生はBluetoothイヤホンのみ対応」と書かれている場合は、本体から音が出ないのは正常です。
2. サイレントモード・おやすみモードがオンになっていないか
「通知が鳴らない」「アラームが無音」という場合、まず疑うべきはサイレントモード。
スマートウォッチには多くのモードがあり、
- サイレント（無音）モード
- おやすみ（Do Not Disturb）モード
- 集中モード（通知制限）
などが有効になっていると、音はすべてミュートされます。
一度、設定画面から各モードがオンになっていないかを確認しましょう。
特にApple Watchでは、文字盤を上にスワイプして「ベルのアイコン」が赤になっているとサイレント状態です。
3. 音量設定を見直す
単純なようで多いのが「音量がゼロ」になっているケースです。
Wear OSでは「設定 → サウンドとバイブレーション → 音量」で、メディア・アラーム・通知の音量を個別に調整できます。
Galaxy Watchでも「設定 → サウンド → 音量」から確認可能です。
特にアラーム音と通知音は別々のスライダーになっていることがあるので、すべての音量が下がっていないかチェックしましょう。
4. Bluetoothの接続先を確認する
スマートフォンとペアリングしている場合、音の出力先がスマホやワイヤレスイヤホン側になっていることがあります。
この状態では、スマートウォッチのスピーカーから音が出ないのは当然です。
スマホ側のBluetooth設定で「メディアオーディオ」や「通話オーディオ」がオンになっていると、音はそちらに流れます。
一度Bluetooth接続を切って、ウォッチ単体で音が出るか試してみましょう。
5. スピーカーホールの詰まりや水分を確認
スピーカー部分にホコリや水分が溜まっていると、音が小さくなったり、完全に出なくなったりします。
特に汗や水に触れることが多いので、汚れが詰まるのはよくあること。
やわらかい布やブラシで軽く掃除し、水気がある場合はしっかり乾燥させましょう。
Apple Watchの場合は「水抜き機能（ウォーターロック解除）」を使うと、内部の水分を排出できます。
6. ソフトウェアの不具合や設定エラー
設定を変えても直らない場合は、ソフトウェア側の問題かもしれません。
OSやアプリの更新が保留中になっていないか確認し、最新バージョンへアップデートしてみてください。
再起動やペアリング解除・再接続を行うと、音が復活するケースもあります。
Apple Watchでも「再起動したら音が戻った」という報告が多くあります。
7. ハードウェア故障の可能性
すべて試しても音が出ない場合は、スピーカー自体の故障も考えられます。
落下や水没、長年の使用による劣化が原因の場合もあります。
保証期間内ならメーカーサポートや購入店に相談してみましょう。
修理や交換対応になることが多いです。
Apple Watchで音が出ないときの対処法
Apple Watchは多機能ですが、音まわりの設定が複雑で混乱しやすいです。
次の手順で一つずつ確認してみましょう。
- サイレントモードを解除
→ 画面下からスワイプして「ベル」アイコンが赤なら無音です。タップで解除。 - 音量を上げる
→ 「設定」→「サウンドと触覚」で音量を上げましょう。 - おやすみモードや集中モードをオフ
→ iPhone側の設定と連動していることもあるので、iPhoneでも確認を。 - ウォーターロックを解除
→ 水泳後などに音が出ない場合、画面に水滴アイコンが表示されていることがあります。デジタルクラウンを回して解除。 - 再起動またはペアリング解除
→ ソフトウェアの不具合が原因の場合、再起動だけで改善することも多いです。
Galaxy Watchで音が出ない場合のチェック項目
Galaxy Watchも基本は同じですが、Samsung独自の設定があります。
- 「設定 → サウンドとバイブレーション」でミュートモードがオンになっていないか
- 「おやすみモード」が有効だと通知音が出ません
- スピーカーの穴が塞がれていないか、汚れや水気を確認
- Galaxy Wearableアプリ側で「通知サウンド」がオフになっていないか
もし原因が分からない場合は、アプリの再インストールやソフトウェア更新も有効です。
Wear OS スマートウォッチの場合
Wear OSを搭載したGoogle系スマートウォッチは、設定項目が少しシンプルです。
次の3つを重点的に確認してみましょう。
- 「設定 → サウンドとバイブレーション → 音量」で音量を上げる
- 「サイレントモード」がオンなら解除する
- Bluetooth出力先を確認する（イヤホンが接続中だとウォッチからは音が出ない）
また、スピーカー非搭載のモデルもあるため、スペック欄で必ず確認してください。
音が出ないトラブルを防ぐためのコツ
普段から少し意識しておくだけで、音が出なくなるトラブルは減らせます。
- 定期的にスピーカー部分を清掃する
- 水場で使用したら乾かす
- OSアップデートをこまめに行う
- Bluetooth接続を必要以上に増やさない
- 不要なモード（サイレント・集中など）をオフにしておく
これらを習慣化すれば、「音が出ない」というストレスから解放されるはずです。
スマートウォッチから音が出ない？原因と設定方法を徹底解説【初心者向け】
ここまで紹介した内容をまとめると、スマートウォッチの音が出ないときに見るべきポイントは次の通りです。
- スピーカーが搭載されているか
- サイレント・おやすみモードがオンになっていないか
- 音量設定がゼロになっていないか
- 出力先がスマホやイヤホンに切り替わっていないか
- スピーカーが汚れていないか、水分が残っていないか
- ソフトウェアを最新にしているか
- 故障の可能性がないか
これらを順番に確認すれば、ほとんどのケースは自分で解決できます。
もしそれでも音が出ない場合は、メーカーのサポート窓口に相談しましょう。
専門スタッフによる診断で、原因を正確に突き止めてもらえます。
スマートウォッチは小さな端末ですが、日常生活を快適にする大切なパートナー。
正しい設定とメンテナンスで、いつでも快適に使える状態を保ちましょう。
