最近、SNSや家電量販店でもよく見かけるようになった「CMF by Nothing」のスマートウォッチ。
「おしゃれなのに安い」「デザインが海外っぽくて洗練されてる」と話題ですが、実際のところどうなのか。
今回は、CMFのスマートウォッチを価格・機能・デザインの3つの視点からじっくりレビューしていきます。
CMF by Nothingってどんなブランド?
まず最初に、CMFというブランドについて少し触れておきましょう。
CMFは、イギリス発のテックブランド「Nothing(ナッシング)」のサブブランドとして誕生しました。
Nothingといえば、透明なデザインのスマートフォン「Nothing Phone」で知られていますが、その“デザイン哲学”をより幅広い層に届けるために作られたのがCMFです。
ブランド名のCMFは「Colour(色)」「Material(素材)」「Finish(仕上げ)」の頭文字。
つまり“デザインと質感へのこだわり”を前面に出したブランドというわけです。
スマートウォッチもまさにその思想が反映されており、見た目の完成度が非常に高いのが特徴です。
CMFスマートウォッチのラインナップと価格
現在、CMFのスマートウォッチにはいくつかのモデルがあります。
代表的なのは次の3つです。
- CMF Watch Pro(初代)
発売当初から人気を集めたエントリーモデル。価格は1万円を切ることもあり、初めてスマートウォッチを試したい人にぴったり。 - CMF Watch Pro 2
バッテリー持ちやGPS機能などが進化した後継機。日本でも9,000円前後で購入でき、コスパ重視の定番モデルといえます。 - CMF Watch 3 Pro(最新モデル)
2024年発売。より高精細な1.43インチAMOLEDディスプレイを搭載し、AIコーチングなどの新機能を追加。価格は13,800円ほど。
いずれも1万円前後という価格帯でありながら、デザイン性が高く機能も充実しています。
いわゆる“高級スマートウォッチ”に比べれば機能はシンプルですが、日常使いには十分な実力を持っています。
デザインの魅力 ― シンプルで洗練された見た目
CMFのスマートウォッチを手に取ると、まず感じるのは「値段以上に上質」な印象です。
丸型のケースとミニマルなUIデザインは、Apple WatchやGalaxy Watchとも違う独自の雰囲気があります。
色展開も豊富で、ダークグレーやアッシュグレー、オレンジ、ブルーなど、ファッションに合わせやすいカラーが揃っています。
CMF Watch Pro 2ではベゼル(縁)を交換できる仕様も登場し、アクセサリー感覚で楽しめる点も魅力でした。
最新モデルのCMF Watch 3 Proではベゼル交換が廃止されたものの、より一体感のある洗練されたデザインへと進化。
“機能ガジェット”というより“おしゃれな腕時計”として身につけられるバランスの良さが際立っています。
機能面の実力 ― 価格以上の充実ぶり
デザインだけでなく、機能面も価格以上の満足度があります。
主な特徴をピックアップしてみましょう。
- ディスプレイ:1.43インチAMOLED(CMF Watch 3 Pro)を採用。発色が美しく、屋内では非常に見やすい。
- バッテリー:最大13日間駆動(モデルによる)。毎日充電しなくても安心。
- 防水性能:IP68対応で、雨や手洗い程度なら問題なし。
- GPS機能:デュアルバンドGPSを搭載し、ウォーキングやランニングのルートを正確に記録。
- 健康管理機能:心拍・血中酸素・睡眠トラッキング、ストレス測定、運動モード131種類など。
- AIコーチング機能(CMF Watch 3 Pro):ランニングフォームやペースに応じたアドバイスを提供。
特にバッテリー持ちはこの価格帯の中でもトップクラスです。
“充電の手間が少ない”というのは、スマートウォッチを長く使う上で意外と大きなメリット。
また、AMOLEDディスプレイの鮮やかさも好評で、視認性は屋内なら十分満足できるレベルです。
実際の使用感とレビュー傾向
ネット上のレビューや実際に使った人の感想を総合すると、以下のような傾向があります。
良い評判
- 見た目が高級感があり、腕につけていて気分が上がる。
- バッテリーが長持ちするので旅行でも安心。
- GPS精度が良く、ランニング用としても使える。
- この価格でAMOLEDディスプレイはお得感がある。
気になる点
- 通知が遅れる、届かないことがある。
- 屋外の直射日光下では画面がやや見づらい。
- 日本語フォントが少し崩れている。
- 一部のアプリ通知が対応していない場合がある。
いずれも“ソフトウェア的な調整”に関する指摘が多く、ハードウェアの品質自体は高評価です。
Nothingが今後ファームウェアを改善していけば、さらに満足度が上がるでしょう。
他社製品との比較
同価格帯のスマートウォッチには、Amazfit、HUAWEI、Xiaomiなど競合が多く存在します。
その中でCMFが注目されている理由は、やはりデザイン性の高さとブランドの世界観です。
他社が機能重視でやや無機質になりがちなところ、CMFは“ファッションアイテムとしての完成度”を優先しています。
シンプルで洗練されたUI、柔らかな文字フォント、鮮やかなカラーリング。
「毎日身につけたくなる」デザインという点で、明確な差別化ができています。
また、Nothingブランドとの親和性もあり、Nothing Phoneと連携すれば統一感のあるデジタルライフが構築できます。
どんな人におすすめか
CMFのスマートウォッチは、次のような人に特におすすめです。
- スマートウォッチ初心者で、まずは手頃な価格で試したい人
- ファッションにもこだわりたい人
- 日常の健康管理をしたいけど、複雑な操作は苦手な人
- 高価なブランド品よりもコスパ重視で選びたい人
逆に、スポーツ計測の精度やアプリ連携の安定性を最重視する場合は、GarminやApple Watchなど上位モデルを検討した方が安心です。
ただ、普段使いの時計としては、CMFの軽快さ・見た目・価格バランスがとても魅力的です。
購入前にチェックしたいポイント
買う前に確認しておくと安心な点もあります。
- スマホアプリ(Nothing X または CMF Watch App)の対応OSを確認(Android 9.0以上、iOS13以上推奨)
- 日本語表示に少し違和感がある可能性(フォント崩れなど)
- 屋外での視認性は他社よりやや劣ることも
- 通知機能の安定性は今後のアップデートに期待
これらを理解した上で選べば、満足度の高い買い物になるでしょう。
まとめ:CMFのスマートウォッチ徹底レビュー!価格・機能・デザインの魅力を紹介
「CMFのスマートウォッチ徹底レビュー!価格・機能・デザインの魅力を紹介」というタイトルにふさわしく、
CMFのスマートウォッチはまさに“デザイン×コスパ”の代表格と言えます。
1万円前後という価格で、洗練されたデザイン・高精細ディスプレイ・長時間バッテリーを実現。
機能も健康管理から運動記録まで一通り揃っており、普段使いには十分すぎる内容です。
一方で、通知機能や日本語対応の細かな課題もあるため、完璧なスマートウォッチを求める人には物足りないかもしれません。
ですが、「初めてのスマートウォッチ」「日常を少し便利にしたい」「おしゃれに使いたい」
そんな目的には、CMFは非常にバランスの取れた選択肢になるはずです。
これからスマートウォッチを探しているなら、CMFのラインナップは一度チェックしてみる価値があります。
