Gショックといえば、タフで壊れにくい腕時計というイメージが強いですが、最近では「スマートウォッチ」としての機能を備えたモデルも増えています。その代表が、スマートフォンと連携して「着信通知」を受け取れる機能。電話がかかってきたときに手首で気づけるのは、日常でも仕事中でもとても便利ですよね。
この記事では、Gショックスマートウォッチで着信通知を設定する方法と、通知が来ないときの不具合対処法をわかりやすく紹介します。
Gショックスマートウォッチで着信通知を使うメリット
Gショックのスマートウォッチ機能を使う最大の魅力は、「スマホを取り出さなくても着信を知れること」。
たとえばランニング中や仕事中、スマホがバッグの中にあっても、時計の振動や音で電話が来たことを知らせてくれます。
さらに、モデルによっては発信者名や電話番号を表示できるものもあります。
G-SQUADシリーズ（GBD-100、GBD-200など）やG-LIDE（GBX-100）といったモデルでは、Bluetooth接続を使ってスマートフォンと常にリンクし、通知を受け取ることができます。
ただし、すべてのGショックがこの機能に対応しているわけではありません。
古いモデルやベーシックなアナログタイプでは着信通知が使えない場合もあるため、購入前や設定前に「Bluetooth接続機能」や「CASIO WATCHESアプリ対応」といった仕様を確認しておきましょう。
着信通知の設定を始める前に確認したいこと
通知設定に入る前に、まず次の3つを確認しておきましょう。
- 対応モデルかどうか
着信通知機能が使えるのは、Bluetooth連携が可能なモデルです。GBDシリーズ（GBDシリーズ）やG-LIDE（GBXシリーズ）、または最新のDW-H5600などが代表的です。 - 対応アプリをインストールしているか
モデルごとに対応アプリが異なります。- G-SHOCK MOVE
- CASIO WATCHES
- G-SHOCK Connected
このいずれかが必要です。アプリが違うとペアリングに失敗するので要注意。
- スマートフォン側の通知設定がオンになっているか
AndroidでもiPhoneでも、スマホの設定で「通知の許可」「Bluetooth接続」がオンになっていることを確認してください。省電力モードが有効だと通知が制限される場合もあります。
この段階をクリアできていれば、次のステップに進めます。
Gショックスマートウォッチで着信通知を設定する手順
1. スマートフォンとペアリングする
まずはBluetoothでスマートフォンと時計を接続します。
- 時計のBluetoothボタンを押し、ペアリングモードにする。
- スマートフォンのBluetooth設定画面でG-SHOCKを選択。
- ペアリングコードが表示されたら一致を確認し、接続を完了。
この作業を行わないと通知は一切届かないため、初回の設定では必ず実施しましょう。
2. 専用アプリを開いて時計を登録する
次に、CASIO WATCHESまたはG-SHOCK MOVEを開き、「時計を追加」から該当モデルを選択します。
接続が完了すると、アプリ上で時計の状態や通知設定を編集できるようになります。
3. 着信通知をオンにする
アプリ内の「通知設定」もしくは「Alert Settings」から、電話着信通知をオンにします。
通知の方法（振動／音／画面表示）を選べるモデルもあります。
- 音で知らせたい → 通知音をオン
- バイブレーションのみ → 静音＋振動設定
- 発信者を確認したい → 「発信者情報を表示」をオン
設定が終わったら、スマートフォンに電話をかけて実際に通知が届くかテストしてみましょう。
着信通知が来ないときの原因と対処法
設定しても通知が来ない場合、多くは設定や接続の問題が原因です。ここからは代表的なトラブルとその解決策を紹介します。
1. Bluetoothが切断されている
Bluetoothの接続が途切れていると、当然通知は届きません。
時計のディスプレイに「Bluetoothアイコン」が表示されているか確認してください。
表示が消えている場合は、アプリを開いて再接続します。
2. 通知の許可がオフになっている
スマートフォンの「通知へのアクセス」が許可されていないと、アプリが時計に情報を送れません。
- iPhone：設定 → 通知 → アプリ → 通知を許可
- Android：設定 → 通知と権限 → CASIO WATCHES → 通知を許可
また、省電力モードやバッテリー最適化をオフにしておくと安定します。
3. 時計側の通知設定がオフ
時計のメニューで「通知オン／オフ」が設定できるモデルもあります。
誤ってオフにしてしまっている場合は、再度オンに切り替えましょう。
4. アプリやファームウェアが古い
CASIO公式アプリのバージョンが古いと、スマートフォンOSの更新に追いつかず動作しないことがあります。
アプリストアから最新バージョンにアップデートしてください。
同時に、時計のファームウェア更新があればそれも実施しましょう。
5. ペアリング情報の不具合
長期間使っていると、スマホ側のBluetooth設定に古いペアリング情報が残ることがあります。
その場合は、いったん接続を削除してから再ペアリングするのが効果的です。
通知が遅れる・途中で切れるときのチェックポイント
着信通知が遅れて届いたり、途中で切れる場合もあります。
これはBluetoothの通信安定性に関係しているケースが多いです。
- スマホと時計の距離を近づける
- 壁や金属製の障害物を避ける
- 他のBluetooth機器（イヤホン・スピーカーなど）との干渉を減らす
また、Androidの場合は省電力機能がBluetooth通信を制御することもあるため、「常に接続を維持する」設定をオンにしておくのがポイントです。
モデルごとの注意点
Gショックのスマートウォッチはシリーズによって機能が微妙に異なります。
- GBD-100／GBD-200シリーズ
ランニング向け。通知は基本的に振動とアイコン表示。アプリ側で通知対象を選べます。 - GBX-100シリーズ
サーフィンなどのスポーツ用途。着信だけでなくLINEなどのアプリ通知にも対応。 - DW-H5600シリーズ
ソーラー充電＋健康管理機能付き。着信通知が安定しやすいと評判です。
どのモデルも「通知が来ない＝設定やアプリの不備」であることが多いので、慌てずに一つずつ確認していくことが大切です。
それでも直らないときの最終手段
すべての設定を確認しても通知が来ない場合は、以下の方法を試してください。
- スマホと時計のペアリングを解除する
- アプリをアンインストールして再インストール
- スマホ・時計を再起動
- 再度アプリから時計を登録し直す
これで大抵の不具合は解消します。
どうしても改善しない場合は、CASIO公式サポートページや販売店で相談するのが確実です。
Gショックスマートウォッチの着信通知を使いこなそう
Gショックスマートウォッチの着信通知機能は、スマホを取り出す手間を省き、日常の快適さを大きくアップしてくれます。
設定さえ一度きちんと済ませておけば、通勤中やトレーニング中、会議の最中でも着信を見逃す心配がありません。
もし通知が来ないなどのトラブルが起きても、焦る必要はありません。
Bluetoothや通知許可など、いくつかの基本設定を見直すだけで簡単に直せることがほとんどです。
最新のGショックは、タフさだけでなく「スマートさ」も兼ね備えた頼もしい相棒。
手首で着信を感じ取る快適さを、ぜひ体験してみてください。
以上、「Gショックスマートウォッチで着信通知を設定する方法！不具合時の対処法も紹介」でした。
