ゲームをしていると、「もっとデスク周りを快適にしたい」「配線がごちゃごちゃして気になる」と思うことはありませんか?
ゲーミングPCは性能だけでなく、配置の仕方ひとつで快適さも見た目も大きく変わります。
今回は、理想的なゲーミングPCの配置について、実例やコツを交えながら分かりやすく解説します。
PC本体はどこに置くのがベスト?
ゲーミングPCの配置を考えるとき、最初のポイントは「PC本体をどこに置くか」です。
見た目・排熱効率・掃除のしやすさなど、意外と奥が深いテーマです。
机の上に置く場合
見た目を重視するなら、デスクの上に配置するのが人気です。
RGBライティングが映えるし、配線を短くできるメリットもあります。
また、床より高い位置にあるためホコリを吸い込みにくく、排熱もしやすいのが特徴です。
ただし、机のスペースをかなり占有します。
大型ケースの場合は圧迫感が出ることもあり、マウス操作やモニター配置に支障をきたすことも。
振動対策も忘れずに。耐震マットを使うと安定感が増します。
机の下に置く場合
デスク上を広く使いたい人は、PC本体を足元に置くパターンが定番。
ただし、ホコリや熱がこもりやすいので注意が必要です。
床から少し浮かせるラックを使うと、空気の流れが改善され、掃除もしやすくなります。
専用ラックやサイドシェルフを使う
「机の上は狭いけど、床置きは避けたい」なら、専用ラックの活用がベスト。
高さを調整できるタイプなら排熱効率も確保しつつ、見た目もスッキリします。
机と一体化したデザインを選ぶと、インテリア性もアップします。
デスク選びで快適さが決まる
PC本体を決めたら、次はデスクです。
長時間のゲームでも疲れにくい環境づくりには、デスクの広さと形状が欠かせません。
デスクの幅と奥行き
モニターを1枚使うなら横幅100cm前後でも十分。
2枚以上使うなら120cm以上あると安心です。
奥行きは最低でも60cmは欲しいところ。マウスを大きく動かすFPSプレイヤーなら、奥行き70cm〜80cmがおすすめです。
形状の選び方
- I型デスク(直線タイプ):壁面に設置しやすく、省スペース。
- L字デスク:角を活用でき、ゲームと作業の両立にも最適。
- 昇降デスク:立ち作業やストレッチもできる万能型。
スペースと用途に合わせて選びましょう。
特にL字型は“配信+ゲーム”のように複数モニターを使う人にも人気です。
モニターの位置と視線の高さ
ゲーミング環境で意外と見落としがちなのが、モニターの高さです。
長時間プレイしても首や肩が疲れない配置を意識しましょう。
- モニターの上端が目線の少し下にくる位置が理想。
- 目と画面の距離は約50〜70cmを目安に。
- モニターアームを使うと、角度・高さを柔軟に調整でき、机上のスペースも広く使えます。
複数モニターの場合は、メインモニターを正面に、サブモニターをやや外側に傾けて配置すると視線移動がスムーズです。
ケーブルマネジメントで美しく整える
せっかく配置を工夫しても、ケーブルが絡まっていると台無し。
配線整理は“快適さ”と“見た目”の両方を支える重要ポイントです。
ケーブルを隠す・まとめるコツ
- ケーブルトレイを机裏に取り付ける
- ケーブルクリップやスリーブでまとめる
- 長すぎるケーブルは結束バンドで短く調整する
また、電源タップを床に直置きせず、デスク裏に固定しておくと見た目がすっきりします。
ホコリ対策にもなるので、安全面でもおすすめです。
デバイスの接続を見直す
無線マウスやBluetoothヘッドセットを使えば、ケーブルの本数を減らせます。
すべてをワイヤレスにする必要はありませんが、「無線+有線のバランス設計」を意識するだけで、デスク周りの印象が一気に変わります。
照明とインテリアで“魅せるデスク”に
ゲームの世界に没入するためには、照明と雰囲気づくりも大切です。
間接照明やLEDライトをうまく使えば、部屋全体がぐっと“ゲーミング空間”に変わります。
- モニター裏にLEDテープを貼ると、目の疲れを軽減しつつ雰囲気アップ。
- RGBライトをケースや棚に仕込むと、PCの存在感が引き立ちます。
- 照明の色は、白・青・紫などクールトーンを基調にすると統一感が出ます。
また、配線を隠しつつ観葉植物やアートを置くと、バランスの取れた空間になります。
「映える部屋」を目指すなら、**“光+配置+清潔感”**の3要素を意識しましょう。
快適な姿勢と導線を意識する
見た目だけでなく、使いやすさにもこだわりましょう。
理想のゲーミング環境は「長時間座っても疲れない配置」です。
- モニターと椅子の高さを調整し、背筋が自然に伸びるようにする。
- キーボードは肘が90度に曲がる高さが目安。
- マウスパッドは広めにして、腕全体で動かせるように。
また、よく使うもの(ヘッドセット・コントローラーなど)は手の届く範囲に置き、動線をシンプルに。
収納スペースをデスク横に設けておくと、プレイ中の出し入れがスムーズになります。
よくある失敗と注意点
理想の配置を目指す過程で、陥りやすいミスもあります。
以下を避けるだけで、使いやすさがぐっと向上します。
- PCを壁際にぴったりくっつけて排熱スペースを確保していない
- 電源タップを足元にまとめすぎて熱がこもる
- ケーブルが床を這っていて掃除しづらい
- モニターが高すぎて首が疲れる
- デスクライトの反射で画面が見づらい
こうした「小さな不快感」の積み重ねが、長時間プレイ時のストレスにつながります。
配置を変えるときは、デザインだけでなく“機能的かどうか”を一度立ち止まって確認してみてください。
自分だけの理想のゲーミング環境をつくる
ゲーミングPCの配置は、正解がひとつではありません。
部屋の広さや使用スタイル、好みによって最適解は変わります。
ただ共通して言えるのは、
「空間に余裕を持ち、掃除やメンテナンスがしやすい」
「排熱・配線・姿勢を考慮した構成にする」
この2点を意識すれば、自然と快適なデスク環境に近づけます。
お気に入りのデバイスを並べ、照明を整え、自分らしい空間を完成させる。
そのプロセスこそが、ゲーマーにとって最高の“カスタマイズ”かもしれません。
ゲーミングPCの理想的な配置とは?快適さを生み出す最終チェックポイント
最後にもう一度確認です。
理想のゲーミングPC配置とは、単に見た目が整っているだけでなく、
「機能性」「快適性」「デザイン性」をバランス良く両立した環境のこと。
あなたの部屋に合った高さ・距離・レイアウトを探りながら、
自分だけの“理想のゲーム空間”をつくっていきましょう。
