最近、PCゲームを始めたいけど「どんなスペックを選べばいいの？」と迷う人が本当に増えています。
SNSや配信サイトを見ていると、滑らかな映像や高画質のプレイ動画が当たり前。だけど、実際に自分のパソコンで再現しようとするとカクついたり、画面が止まったり…。
この記事では、そんな悩みをスッキリ解決します。
2025年時点でのゲーミングPC推奨スペックを中心に、人気ゲーム別の最適構成まで徹底的に解説。
これを読めば、あなたにとって“ちょうどいいスペック”がはっきりわかります。
なぜ「推奨スペック」を知ることが大事なのか？
ゲーミングPC選びで失敗しがちなポイントは、「価格だけで決める」こと。
ゲームはタイトルによって必要な性能がまったく違います。
軽い2Dゲームなら数年前のPCでも遊べますが、最新の3DオープンワールドやFPSでは、パーツ性能が足りないと快適に動きません。
推奨スペックとは、開発元が「快適にプレイできる目安」として提示している基準です。
ただし、「推奨＝最高画質で完璧に動く」ではありません。あくまで“ストレスなく遊べるライン”。
高画質や高フレームレートを狙うなら、そこから一段上を目指すのが理想です。
パーツ別に見る「今の標準」構成
ゲーミングPCは大きく、CPU・GPU・メモリ・ストレージ・電源／冷却の5つの要素で性能が決まります。
一つずつ、2025年のトレンドを踏まえて見ていきましょう。
CPU（プロセッサ）
ゲーム中の計算や物理演算を担当する“頭脳”部分。
近年はIntelとAMDが激しい競争をしており、どちらも高性能なモデルが揃っています。
目安としては、
- 最低ライン：Core i5-13400／Ryzen 5 5600以上
- 余裕を持たせたいなら：Core i7／Ryzen 7クラス
Apex LegendsなどのFPSや、オープンワールド系ではCPU負荷が高いため、ワンランク上を選ぶと安定します。
GPU（グラフィックボード）
映像描画を担当する“心臓”部分。
ここに予算をかけるほど、フレームレート（fps）や画質が向上します。
解像度別のおすすめは以下の通り：
- フルHD（1080p）で60fps：GTX 1660～RTX 2060
- WQHD（1440p）で144fps：RTX 4060～RTX 4070／RX 6700 XT
- 4K・高画質重視：RTX 4080以上／RX 7900 XTXクラス
GPUの性能が足りないと、どんなにCPUが優秀でもフレームレートが出ません。
まずはGPUを基準に構成を考えるのがおすすめです。
メモリ（RAM）
ゲームデータの一時保管場所。
8GBでも起動はできますが、今や16GBは最低ライン。
配信やマルチタスクを考えるなら32GBが理想です。
重いタイトルでは、バックグラウンドアプリと競合してカクつくこともあるため、余裕を持っておきましょう。
ストレージ（SSD）
ロード時間や起動速度に直結するのがストレージです。
HDDよりもSSD、そしてNVMe対応のSSDが主流。
容量は500GB以上が現実的で、複数の大型ゲームを入れるなら1TB以上が安心です。
最近のAAAタイトルは1本で100GB近いものも珍しくありません。
電源と冷却
見落とされがちですが、安定動作には欠かせません。
GPU性能が高いほど電力を消費するので、**750W以上の電源ユニット（80PLUS Gold認証）**が目安。
また、ケース内のエアフローやCPUクーラーの性能も重要です。
夏場の温度上昇でパフォーマンスが落ちないよう、冷却面にも投資しましょう。
解像度・フレームレート別に見る快適プレイ環境
快適さは「どんな映像設定で遊ぶか」によって大きく変わります。
- 1080p／60fpsを狙う人：中堅GPU＋i5／Ryzen5構成で十分
- 1440p／144fpsを狙う人：RTX 4060／RX 6700 XT＋i7／Ryzen7クラス
- 4Kで高画質を楽しみたい人：RTX 4080以上＋ハイエンドCPU
もし競技系FPSをやるなら、グラフィックよりfps優先。
逆にRPGやオープンワールドなら、映像美を重視してもOKです。
自分のプレイスタイルを軸に考えると、無駄な出費を防げます。
人気ゲーム別・最適スペックをチェック
ここからは、実際の人気タイトルを例に、どの程度のスペックが必要かを紹介します。
Apex Legends（エーペックスレジェンズ）
競技性の高いFPSの代表格。
60fpsで遊ぶならRTX 2060クラスでもOKですが、144fpsを狙うならRTX 4060以上を推奨。
CPUはCore i5-13400／Ryzen 5 5600程度、メモリは16GBで安定します。
フルHDならミドル構成、WQHD以上ならハイミドルが快適です。
原神（Genshin Impact）
美しいオープンワールドが特徴の人気RPG。
軽めの部類に見えますが、街や草原でエフェクトが多い場面ではGPU負荷が高まります。
おすすめはRTX 4060以上、CPUはCore i7／Ryzen 7クラス。
16GBメモリ＋SSD500GBでロードも速く、快適に探索できます。
モンスターハンター：ワイルズ（Monster Hunter Wilds）
最新世代の大型タイトルとして注目される作品。
推奨構成はRTX 4060 Ti／RX 6700 XTクラス、CPUはi5-10400以上、メモリ16GB。
高解像度で遊ぶならRTX 4070以上を検討したいところ。
4Kでのプレイはハイエンド構成必須です。
予算別に考える「買って後悔しない構成」
20万円前後：初級～中級者向け
- GPU：RTX 4060／RX 7600
- CPU：Core i5-13400／Ryzen 5 5600
- メモリ：16GB
- ストレージ：1TB SSD
ほとんどのゲームをフルHDで快適に遊べる構成。コスパ重視ならこのゾーン。
25～30万円：中～上級者向け
1440pや高fpsを目指すならこのライン。配信や録画も問題なくこなせます。
40万円以上：4K・将来性重視
最高画質・高リフレッシュレート・配信を同時にこなすならこのクラス。
価格は高いものの、数年間は買い替え不要です。
よくある失敗と選び方のコツ
- GPUだけ高性能にしてCPUをケチる
→ ボトルネックが発生して性能を引き出せない。 - 電源を軽視する
→ 長時間プレイで不安定になったり、最悪パーツを傷める原因に。 - メモリが少なすぎる
→ 起動はできても動作が重く、ゲーム中にフリーズすることも。 - ストレージ容量をケチる
→ 大型タイトルを複数入れられず、頻繁な削除がストレスに。 - 将来性を無視する
→ 数年後に最新タイトルが動かなくなり、結局買い替えコストが上がる。
「今遊びたいゲーム＋次に遊びそうなタイトル」まで見越して構成を決めるのがポイントです。
購入前にチェックしたいこと
- モニターの解像度（1080p／1440p／4K）
- リフレッシュレート（60Hz／144Hz／240Hz）
- ゲームジャンル（FPS・RPG・MMOなど）
- 将来的に配信や動画編集をする予定があるか
- 予算とアップグレードのしやすさ
たとえば「まずフルHDで遊び、後でGPUを交換する」など、拡張性を意識した構成にしておくと長持ちします。
BTOメーカーでも構成変更が可能なので、自分のスタイルに合わせて選びましょう。
ゲーミングPCの推奨スペックはこれ！人気ゲーム別に最適構成を徹底解説
ゲームの表現力が年々向上している以上、推奨スペックも上がっていきます。
ただ、焦る必要はありません。
今のミドルクラスPCでも、設定を調整すれば十分に快適なプレイが可能です。
大切なのは「自分のプレイスタイルと予算のバランス」。
高価なパーツが必ずしも“正解”ではなく、どんな体験を求めるかで理想の構成は変わります。
あなたにとって最適な1台を見つけて、思いっきりゲームの世界を楽しんでください。
そして次にPCを選ぶとき、この「ゲーミングPCの推奨スペックはこれ！人気ゲーム別に最適構成を徹底解説」という基準を思い出してもらえたら嬉しいです。
