「ゲーミングPCが欲しいけど、BTOショップってちょっとハードルが高い…」「実物を見て決めたい」──そんな人にとって、家電量販店で買えるゲーミングPCは心強い選択肢です。
今回は、実店舗で購入できるおすすめのゲーミングPCを9機種ピックアップし、価格や性能を分かりやすく比較しながら紹介します。初心者にもわかりやすいように、購入時の注意点や選び方のコツも一緒に解説していきます。
家電量販店でゲーミングPCを買うメリット
家電量販店でゲーミングPCを選ぶ最大の魅力は「実物を確認できること」。
ケースのサイズ感や質感、ファンの音、発熱の具合までその場でチェックできます。オンラインでは分かりにくいポイントを体感できるのは大きなメリットです。
もうひとつは「スタッフに相談できる」点。
初めてゲーミングPCを購入する人にとって、CPUやGPUなどの専門用語はハードルが高いもの。店頭では使用目的(例えば『Apex Legendsを高画質でプレイしたい』『動画編集もしたい』など)を伝えることで、最適なモデルを紹介してもらえることもあります。
さらに、家電量販店ならではのポイント還元や延長保証、キャンペーンも見逃せません。実質的な値引きになることもあり、他の家電とのまとめ買いでお得になるケースもあります。
家電量販店で買う際の注意点とデメリット
一方で、家電量販店ならではの注意点もあります。
まず、価格はBTO(Build To Order)メーカー直販よりやや高め。
例えば、同じスペックのPCでも、直販サイトでは15万円台、家電量販店では17万円前後+ポイント10%還元というケースも。ポイントを含めても“実質同等”か少し高いことがあります。
また、取り扱いモデルが限られている点にも注意。
家電量販店では初心者向けや中級者向けの完成品モデルが中心で、カスタマイズ自由度は低めです。
メモリやストレージ容量を後から増設できるか、電源容量やケースの拡張性に余裕があるかなど、長期的な視点でチェックしておきましょう。
そしてもうひとつ、展示機が旧世代パーツの場合もあります。
GPUやCPUの進化は早いため、「最新世代かどうか」は必ず確認してから購入するのがおすすめです。
ゲーミングPCを選ぶときに見るべきスペック
CPU(プロセッサ)
ゲームの動作速度を左右する“頭脳”の部分です。
IntelならCore i5以上、AMDならRyzen 5以上を目安に。動画編集や配信をするならCore i7/Ryzen 7クラスが安心です。
GPU(グラフィックカード)
グラフィック処理の要となるパーツ。
「RTX 4060」や「RX 7600」あたりが中堅クラスで、フルHDのゲームプレイなら快適。
より高解像度(WQHDや4K)で遊びたいなら「RTX 4070」「RTX 4080」クラスが視野に入ります。
メモリ(RAM)
最低16GB、できれば32GBをおすすめします。
近年のゲームはメモリ使用量が増えており、マルチタスク環境でも快適に動かすには余裕が必要です。
ストレージ(SSD)
ロード時間を短縮したいなら、HDDよりもNVMe SSD一択。
1TB以上あれば、複数の大作ゲームをインストールしても余裕があります。
冷却性能と静音性
実際に店頭でファン音や温度上昇をチェックできるのは家電量販店ならでは。
高性能パーツを積んでいるほど熱も出やすいので、冷却構造やエアフローの工夫があるモデルを選ぶと安心です。
家電量販店で買えるおすすめゲーミングPC9選
ここからは、実際に家電量販店で購入しやすいモデルを紹介します。
※価格はおおよその目安。時期や店舗、キャンペーンにより変動します。
1. NEXTGEAR JG-A5G60(マウスコンピューター)
約14万円台。
Ryzen 5 7500F+RTX 4060+16GBメモリ搭載で、フルHDゲームを快適に楽しめます。
初めてのゲーミングPCとしても人気が高く、価格と性能のバランスが良好。
2. NEXTGEAR JG-A7G60(マウスコンピューター)
約17万円台。
Ryzen 7搭載でマルチタスクにも強く、WQHD解像度でのプレイも余裕。
BTOショップでも評価が高く、家電量販店でも取り扱いが増えています。
3. ASUS TUF Gaming T500
約24万円台。
RTX 4070と最新の冷却構造を採用したハイパフォーマンスモデル。
デザインも洗練されており、長時間プレイでも安定動作が魅力です。
4. LEVEL-R776-144F-RKX(パソコン工房)
約18万円弱。
Core i7+RTX 4060搭載のミドルレンジ構成。
FPSやMMORPGを高画質で楽しみたい人にぴったり。
5. HP OMEN 35L
約44万円前後。
RTX 4080+Ryzen 9搭載のハイエンドモデル。
4K・高リフレッシュレート環境を目指すゲーマー向け。
6. STYLE∞ SB7M-C69-UH4X
約7万円台。
価格を抑えつつ、ライトゲームや動画視聴には十分な性能。
エントリーモデルとしてコスパ重視の人におすすめ。
7. LEVEL-15FH127-i5-UC3X(パソコン工房)
約10万円弱のノート型ゲーミングPC。
外出先でも軽いゲームを快適に動かせる携帯性が魅力。
デスクトップに比べて省スペースで導入できます。
8. HP OMEN 35L Stealth Edition
約56万円前後。
RTX 4090クラスの圧倒的性能を誇る最上位機。
配信・4K編集・最新タイトルをすべて快適に動かす究極の一台。
9. NEXTGEAR JG-A7G6T
約17万円前後。
コストとパフォーマンスのバランスが良く、幅広いタイトルに対応。
ゲーミングPCの定番モデルとして人気です。
価格と性能のバランスをどう見るか
ゲーミングPCは価格と性能のバランスが重要です。
15万円前後であれば、フルHDで快適にプレイできる構成が主流。
20万円を超えると、WQHDや配信プレイにも余裕が出てきます。
30万円以上では4Kや240Hzモニター対応など、本格的なゲーミング環境が構築可能です。
ただし、価格だけで判断せず「どんなゲームを、どんな設定でプレイしたいか」を軸に考えましょう。
例えば、ApexやVALORANTなど軽いタイトル中心ならミドルレンジで十分。
最新の3D大作を高画質で楽しみたいならハイエンドが適しています。
家電量販店で失敗しない購入チェックリスト
・展示機で冷却ファンの音や温度を確認
・CPU・GPUの世代を店員に確認
・メモリやSSDの容量をチェック
・ポイント還元率と実質価格を比較
・延長保証・修理対応の有無を確認
・設置スペースとケースサイズを確認
これらを意識するだけで、購入後の後悔を大幅に減らせます。特にストレージやメモリは後から増設するより、最初から余裕を持った構成にしておくのが理想です。
まとめ:家電量販店で買えるゲーミングPCおすすめ9選!価格と性能を比較解説
家電量販店でゲーミングPCを購入するメリットは、実物確認と即時性、そして安心感にあります。
価格面ではBTO直販より少し高いこともありますが、ポイント還元や保証を含めると、トータルで満足度の高い買い物になるケースも少なくありません。
大切なのは、目的に合った性能を選び、必要な部分にだけお金をかけること。
展示機を見て、スタッフに相談しながら、自分にとってちょうど良い1台を見つけてください。
ゲーミングPCは高価な買い物だからこそ、「納得して選ぶ」ことが何よりのコスパになります。
