「モンスターハンターをPCで最高の環境で遊びたい」──そう思った瞬間から、ゲーミングPC選びが始まります。モンハンシリーズは美麗なグラフィックと広大なフィールドが魅力ですが、その分、パソコンの性能にもしっかり依存します。
ここでは、モンハンを快適にプレイできるゲーミングPCを選ぶポイントと、2025年時点でおすすめできるモデルを紹介します。
モンハンが快適に動くスペックとは?
まずは、モンハン(特にPC版最新作)をスムーズに動かすための基本スペックを押さえましょう。
モンハンは映像の細かさや処理の重さがかなり高く、一般的なノートPCや古いデスクトップでは厳しい場面もあります。公式推奨スペックをもとに、快適に遊べる基準をまとめると以下のようになります。
- OS:Windows 10(64bit)またはWindows 11
- CPU:Core i5-11400以上、またはRyzen 5 5600以上
- メモリ:16GB以上(推奨は32GB)
- GPU(グラボ):RTX 4060以上またはRadeon RX 6700 XT以上
- ストレージ:SSD必須(500GB以上)
1080p・中設定で60fpsを安定させるなら、RTX 4060クラスが基準。1440pや4Kで遊ぶなら、RTX 4070 TiやRX 7800 XTなど、ワンランク上を狙いたいところです。
メモリは16GBで十分動作しますが、配信や同時録画をする場合は32GBをおすすめします。
CPUとGPUのバランスが勝負を決める
ゲーミングPC選びで最も重要なのは「CPUとGPUのバランス」です。どちらかが弱いと、せっかくの性能を活かしきれません。
CPUは、モンスターの挙動や地形計算などの処理を担当。GPUは映像の描画を担います。
モンハンはグラフィック負荷が大きいため、GPU性能を優先してOKです。ただし、CPUが古いとフレームレートが不安定になったり、ロード時間が伸びたりするので注意。
たとえば、
- RTX 4060ならCore i5-13400/Ryzen 5 7600あたり
- RTX 4070 TiならCore i7-13700/Ryzen 7 7800X3Dあたり
この組み合わせがバランス的にベストです。
SSDは「必須」レベルの装備
HDD時代のように「少しロードが長いだけ」では済みません。モンハンはマップデータが大きく、HDDでは読み込みに時間がかかります。SSD、特にNVMe対応の高速SSDを選ぶことで、エリア移動や起動時間が圧倒的に短くなります。
500GB以上を目安に、可能なら1TBあると安心。ゲーム本体やアップデート、スクリーンショットの保存であっという間に容量を使います。
メモリと冷却性能も忘れずに
モンハンはメモリ使用量も高めです。最低16GBは必須、配信や動画編集を考えるなら32GBを搭載したモデルをおすすめします。
また、高性能GPUを積むと熱も増えます。ケースファンの数やエアフロー設計、CPUクーラーの性能にも注目。
長時間プレイしても安定動作できる冷却設計のPCを選ぶと、夏場や連続プレイでも快適です。
ノートPCでモンハンを遊ぶなら
最近はゲーミングノートも進化しています。RTX 4060搭載のモデルなら、フルHD中設定で快適にプレイ可能です。
ただし、ノートは冷却性能と電源出力に限界があるため、長時間プレイや4K画質を目指すならデスクトップに軍配が上がります。
出先やベッドサイドで軽くプレイしたい人には十分魅力的ですが、デスクトップ並みの性能を求めると価格が高くなる点は覚えておきましょう。
モンハン向けおすすめゲーミングPC10選(2025年版)
ここからは、実際にモンハンを快適にプレイできる構成のおすすめモデルを紹介します。価格・性能のバランスを重視してピックアップしました。
1. GALLERIA RM5C-R46(ドスパラ)
- CPU:Core i5-13400F
- GPU:GeForce RTX 4060
- メモリ:16GB
- ストレージ:1TB SSD
フルHDで安定して60fpsを狙える定番モデル。コスパ重視派に最適。
2. G-Tune DG-I7G7T(マウスコンピューター)
- CPU:Core i7-14700F
- GPU:RTX 4070 Ti
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB SSD
4K設定でも余裕を感じるパワー。配信や動画編集も快適にこなせます。
3. LEVEL∞ R-Class(パソコン工房)
- CPU:Ryzen 7 7800X3D
- GPU:RTX 4070
- メモリ:32GB
- ストレージ:1TB NVMe SSD
ゲーム特化CPUの代表格。WQHD設定で非常に滑らか。
4. OMEN 25L(HP)
- CPU:Core i7-13700
- GPU:RTX 4060 Ti
- メモリ:16GB
高級感あるケースと静音性が魅力。スタイリッシュに遊びたい人向け。
5. NEXTGEAR JG-A5G60(マウス)
- CPU:Ryzen 5 7600
- GPU:RTX 4060
- メモリ:16GB
- コスパ抜群。1080pでのプレイに最適な入門モデル。
6. Alienware Aurora R16(Dell)
- CPU:Core i7-14700KF
- GPU:RTX 4080
- メモリ:32GB
ハイエンド志向。モンハンを4Kウルトラで楽しみたい人へ。
7. ASUS TUF Gaming GT502
- CPU:Ryzen 7 7800X3D
- GPU:RX 7800 XT
- メモリ:32GB
AMD派におすすめ。WQHD設定で高フレームを狙える万能構成。
8. FRGAGH760/SG2(フロンティア)
- CPU:Core i7-14700F
- GPU:RTX 4070 Super
冷却性能が高く、配信しながらでも安定した動作が可能。
9. MSI Infinite RS 14NUI9
- CPU:Core i9-14900K
- GPU:RTX 4090
究極のパワーを求める人に。将来のモンハンシリーズにも長く対応できる。
10. GALLERIA RL7C-R47
- CPU:Core i7-14700F
- GPU:RTX 4070
- メモリ:16GB
4Kモニター対応のバランス型。長く使いたい人におすすめ。
価格帯別の選び方ガイド
どのモデルを選ぶか迷ったら、まず予算を決めましょう。
- 10〜15万円台:フルHD・中設定で快適。RTX 4060搭載機が狙い目。
- 20万円前後:WQHD・高設定でも安定。RTX 4070やRyzen 7搭載機が中心。
- 30万円以上:4K・ウルトラ設定も可能。RTX 4070 Ti〜4080クラスが目安。
「将来的に他の重いゲームも遊びたい」「長く使いたい」なら、ワンランク上を選んでおくと後悔しません。
ゲーミングPCを買うときの注意点
- 電源容量をチェック
高性能GPUは消費電力が大きいです。600W以上、できれば750Wクラスを選びましょう。 - 保証とサポート体制
国内BTOメーカーは保証や修理対応が手厚く、初心者にも安心です。 - 冷却と静音性
ファンの数やケース設計が悪いと熱がこもります。レビューで冷却性能を確認。 - 拡張性
追加ストレージやメモリ増設がしやすい構造なら、後から強化も可能です。
モンハンを最高に楽しむための最終チェック
モンハンは単なる“動くかどうか”ではなく、“どれだけ快適に狩れるか”が大事です。
画質、フレームレート、ロード時間、発熱対策——これらがすべて噛み合ってこそ、真の狩猟体験が完成します。
おすすめした10モデルはどれもモンハンに十分対応できる構成です。あとは、あなたのプレイスタイルに合った1台を選ぶだけ。
初めてのゲーミングPCでも、きちんと選べば「重い」「カクつく」といったストレスとは無縁です。
モンハン向けゲーミングPCおすすめ10選!快適プレイを実現する高性能モデル【まとめ】
モンハンをPCで遊ぶなら、最低限のスペックを満たすだけでなく、余裕を持たせた構成を選ぶのがポイントです。
CPUはCore i5以上、GPUはRTX 4060以上を目安に。SSDやメモリ、冷却性能も忘れずにチェックしましょう。
これからモンハンを始める人も、長年のハンターも。快適な環境を整えることで、狩猟生活はもっと楽しく、もっと美しくなります。
最高のゲーミングPCで、最高のモンハン体験を。
