ゲームを快適に楽しむための“相棒”といえば、やっぱりゲーミングPC。
でも、いざ買おうとすると必ずぶつかるのが「どこで買うのが正解なんだろう？」という壁だ。
家電量販店で実物を見ながら選ぶのか、それとも通販サイトでコスパ重視で探すのか。
この記事では、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく整理しながら、自分に合った購入方法を見つけていこう。
ゲーミングPCを「どこで買うか」で迷う理由
ゲーミングPCは、普通のパソコンと比べて価格も高く、パーツ構成も複雑だ。
CPU、GPU、メモリ、電源、冷却性能…。ひとつひとつの要素が性能や快適さを左右する。
だからこそ、買う場所選びは非常に重要になる。
家電量販店には「安心感」と「実物を見られる強み」がある。
一方、通販サイトには「価格の安さ」と「自由なカスタマイズ性」がある。
それぞれの特徴を知ることで、失敗しない選択ができるようになる。
家電量販店でゲーミングPCを買うメリット
まず、店舗での購入の一番の強みは安心感。
実物を自分の目で見て、手で触って確かめられる。
サイズ感、デザイン、冷却ファンの音、キーボードの打鍵感など、カタログでは分からない部分を体感できるのは大きい。
さらに、店員に直接相談できるのも魅力だ。
「Apex Legendsを高画質で遊びたいんですが、このモデルで大丈夫ですか？」
そんな質問にも、その場で答えてくれる。初心者にとってはこれがとても心強い。
また、在庫があればその日のうちに持ち帰れる。
「今すぐゲームを始めたい！」という人にとっては、この即日性が嬉しいポイントだ。
家電量販店のデメリット：価格とラインナップの限界
ただし、デメリットもある。
最大の難点は価格が高めということ。
店頭販売は人件費やスペースコストがかかるため、同じスペックでも通販より1～2割ほど高いことが多い。
また、店頭に並ぶモデルはメーカーの既製品が中心で、構成の自由度が低い。
メモリやストレージを増やしたい、GPUを上位モデルにしたいといったカスタマイズは基本的にできない。
さらに、店員の知識レベルには差がある。
専門スタッフがいれば安心だが、必ずしも全員がゲーミングPCに詳しいとは限らない。
そのため、詳しい人ほど「自分で選びたい」と感じやすいのも事実だ。
通販サイト（BTOメーカー）で買うメリット
通販サイト、特にBTOメーカー（Build To Order＝受注生産）は、コスパと自由度の高さが魅力だ。
代表的なメーカーには、GALLERIA、G-Tune、LEVEL∞、G-GEAR、FRONTIER、サイコムなどがある。
通販の最大の強みは、自分好みにカスタマイズできること。
CPU、GPU、メモリ容量、ストレージ、電源、冷却方式などを自由に選び、予算内で最も効率のいい構成を組める。
さらに、同じ性能なら通販の方が1〜3万円安いケースも多い。
セール時期も狙い目だ。
Amazonプライムデーや楽天スーパーセール、メーカー独自のキャンペーンでは、人気モデルが大幅割引されることもある。
価格を重視するなら、通販が圧倒的に有利だ。
通販サイトのデメリット：実物が見られないリスク
一方で、通販は「実物を確認できない」という不安がある。
特に初めてゲーミングPCを買う人は、筐体サイズや音の大きさ、デザインなどが想像しにくい。
スペック表を読み間違えて、「思ったより大きい」「騒音が気になる」と後悔する人も少なくない。
また、初期不良対応は郵送になるため、手間と時間がかかる。
店舗のようにその場で交換してもらうわけにはいかない。
ただし、最近のBTOメーカーはサポート体制を強化しており、ドスパラやマウスコンピューターは対応の早さで評価が高い。
BTOメーカーのサポートと信頼性
以前は「通販＝サポートが弱い」というイメージもあったが、今はかなり改善されている。
多くのメーカーが24時間対応のチャットやメール窓口を設けており、トラブル時も迅速に対応してくれる。
また、延長保証やパーツ単位での修理も選択可能。
自作PCほど手間はかけたくないけど、自分好みの構成にしたい人には、BTOがベストな選択肢だ。
納期の早さも通販の強みだ。
特にドスパラやマウスは「最短翌日出荷」を掲げており、家電量販店で取り寄せるより早く届く場合もある。
家電量販店と通販サイトのどちらを選ぶべき？
では、最終的にどちらがいいのか。
結論から言うと、自分が何を重視するかで変わる。
- 初心者で対面相談を重視 → 家電量販店
- コスパやスペックの自由度を重視 → 通販サイト（BTO）
- 実物を見てから安く買いたい → 店舗で確認して通販で注文
- 故障時の安心感を重視 → 店舗またはサポート評価の高いBTOメーカー
- 納期の速さを重視 → 通販サイト（即納対応）
このように、自分のスタイルを明確にすれば、最適な購入ルートが見えてくる。
購入前にチェックしておきたいポイント
どこで買うにしても、次の点はしっかり確認しておきたい。
- 用途の明確化：どんなゲームをどの設定で遊びたいのか。
- 予算の上限：周辺機器（モニター・マウス・キーボード）も含めて計算する。
- 保証内容の確認：初期不良対応・延長保証・サポート窓口など。
- 納期：欲しい時期に間に合うか。
- 拡張性：将来GPUやメモリをアップグレードできるか。
こうした基本を押さえておくと、購入後の後悔を防ぎやすい。
実店舗と通販を組み合わせる「ハイブリッド購入」もおすすめ
最近は「見てから買う」スタイルが人気だ。
ヨドバシカメラやビックカメラなどで実機をチェックして、デザインやサイズ感を確認。
そのうえで、同等モデルを通販で安く注文する人が増えている。
この方法なら、「実物を見られる安心」と「通販の価格メリット」の両方を得られる。
特にハイスペックモデルを狙う人には、賢いやり方と言えるだろう。
まとめ：ゲーミングPCはどこで買うべき？
最終的に、ゲーミングPCをどこで買うかは「安心感を取るか、コスパを取るか」の二択に近い。
家電量販店は、初心者やアフターサポート重視の人におすすめ。
通販サイトは、性能と価格のバランスを求める中・上級者に向いている。
どちらが正しいというより、自分にとって“ちょうどいい”選び方を見つけることが大切だ。
今はBTOメーカーの信頼性も高く、通販でも安心して購入できる時代。
あなたのスタイルに合った一台を、納得できる場所で手に入れてほしい。
