ゲーミングPCを購入する際、多くの選択肢がある中で「BTO(Build to Order)」という方法は非常に魅力的です。特に、性能やカスタマイズ性を重視するゲーマーにとっては、自分好みのPCを組み立てられる点が大きな魅力。しかし、いざBTOでゲーミングPCを購入しようと思っても、どのショップで買うべきか、どのパーツを選べばいいのか、迷ってしまうことも多いでしょう。
この記事では、ゲーミングPCをBTOで購入する際の選び方や、人気のショップについて徹底解説します。これからゲーミングPCを購入したいと考えている方にとって、失敗しないための重要なポイントを押さえた情報をお届けします。
BTOでゲーミングPCを購入する魅力とは?
BTOパソコンは、カスタマイズ可能なパーツを選んで注文する形態のPCです。完成品のPCを買うのではなく、自分で使用用途や予算に合わせた最適な構成を選べるため、性能にこだわりたいゲーマーにはぴったりです。
高いカスタマイズ性
BTOの最大の魅力は、CPU、GPU(グラフィックボード)、メモリ、ストレージなど、PCの主要なパーツを自分で選べることです。これにより、ゲームの種類や解像度、予算に合わせた最適な構成を選択できます。
コストパフォーマンスの良さ
完成品のPCは価格が高くなることが多いですが、BTOの場合は、必要な性能だけを選ぶことができるため、コストを抑えつつ高性能なPCを手に入れることが可能です。また、無駄な機能を排除して、ゲーミングに必要なパーツにお金をかけることができる点も大きな魅力です。
仕様に合ったサポート
BTOでは、選んだパーツに関して詳しいサポートを受けることができます。たとえば、特定のGPUやCPUに関する質問やトラブルに対して、専門的なアドバイスをもらえる点が安心材料となります。
ゲーミングPCの選び方
BTOでゲーミングPCを購入する際には、いくつかのポイントを押さえておくと、後悔のない買い物ができます。ここでは、ゲーミングPC選びにおいて重要な要素を紹介します。
1. 用途に合ったパーツを選ぶ
ゲーミングPCを選ぶ際、まずはどんなゲームをプレイするかを明確にしましょう。軽いゲームをプレイするだけなら、そこまで高性能なPCは必要ありません。しかし、最新のAAAタイトルやVRゲーム、4K解像度でプレイしたい場合は、かなり高性能なパーツが求められます。
- 軽めのゲーム(eスポーツ系など):エントリーレベルのGPU(例えばRTX 3050やGTX 1660 Ti)で十分です。これに合わせたCPUやメモリ(16GB以上)を選びましょう。
- 中~高画質のゲーム(AAAタイトルなど):RTX 4060、RTX 4070などのミドルレンジ以上のGPUが必要です。CPUはCore i7やRyzen 7以上を目安に。
- ハイエンドゲーム(4K、VR対応など):RTX 4080以上のGPUが推奨されます。CPUはCore i9やRyzen 9などの最上級モデル、メモリは32GB以上、ストレージも1TB以上のSSDを選びましょう。
2. CPUとGPUのバランスを考える
ゲーミングPCにおいては、CPU(プロセッサ)とGPU(グラフィックボード)が非常に重要な役割を果たします。GPUはゲームのグラフィック処理を担うため、性能が高ければ高いほどゲームの描画がスムーズになります。一方、CPUは全体的な処理速度や動作を支えるため、ゲームの動作だけでなく他のタスクにも影響を与えます。
GPUにこだわりすぎてCPUが古いモデルだと、逆に性能が出し切れない場合があります。反対に、CPUを重視しすぎてGPUが貧弱だと、ゲーム中の描画がカクつくことになります。したがって、バランスよく選ぶことが大切です。
3. メモリとストレージの容量
ゲームをプレイするためには、十分なメモリと高速なストレージが必要です。特に現代のゲームでは、メモリが16GB以上であることが推奨されることが多いです。ストレージは、ゲームのインストール先としてSSDを選ぶと、ロード時間が大幅に短縮され、快適にプレイできます。
- メモリ:16GB以上のメモリを選ぶのが一般的です。高負荷のゲームや配信をする予定がある場合は、32GB以上を選んでおくと安心です。
- ストレージ:SSDは読み書き速度が速く、ゲームの起動やロード時間を短縮できます。1TB以上のSSDが望ましいですが、予算に合わせて必要最低限の容量(512GB)でも問題ありません。
4. 冷却性能と拡張性
高性能なゲーミングPCはどうしても発熱が大きくなりがちです。しっかりした冷却性能を持ったPCを選ばないと、長時間のプレイでパーツが熱暴走を起こすことがあります。また、将来のパーツ交換を見越して、拡張性のあるPCケースや電源を選ぶことも大切です。
- 冷却:エアフローがしっかりしているPCケースや、追加の冷却ファン(液冷など)を選んでおくと、温度管理がしやすくなります。
- 拡張性:将来パーツを追加したい場合、ケースや電源に余裕があるか確認しておきましょう。PCIeスロットやM.2スロット、ストレージベイなどをチェックするのがポイントです。
人気のBTOゲーミングPCショップ
日本国内には多くのBTOショップがありますが、その中でも特に人気の高いショップをいくつか紹介します。自分に合ったショップを選ぶことで、スムーズに購入を進められます。
1. ドスパラ(GALLERIA)
ドスパラは、国内最大級のPCショップで、ゲーミングPCブランド「GALLERIA」を展開しています。GALLERIAは、特にゲーマーに人気の高いブランドで、パフォーマンスに優れたPCを提供しています。価格帯も広く、初心者向けのエントリーモデルから、ハイエンドモデルまで揃っており、どのユーザーにも対応しています。
2. マウスコンピューター(G-TUNE)
マウスコンピューターは、コストパフォーマンスに優れたゲーミングPCを提供しているブランド「G-TUNE」を展開しています。国内生産のPCを手掛けており、サポート体制やアフターケアがしっかりしている点が特徴です。特に、PCの初期設定やカスタマイズに不安がある方におすすめです。
3. パソコン工房(LEVEL∞)
パソコン工房のゲーミングPCブランド「LEVEL∞」は、カスタマイズの自由度が高いことが特徴です。特に、ゲーム実況や配信をしたい方に人気で、豊富なラインアップから自分のニーズに合ったPCを選ぶことができます。サポートや保証も充実しており、長期間の利用を見越した選択肢としておすすめです。
4. ツクモ(G-GEAR)
ツクモの「G-GEAR」シリーズは、デザイン性や冷却性に優れたゲーミングPCを提供しています。特に、オリジナルのケースデザインや静音設計に力を入れており、静かな環境でゲームを楽しみたい方に向いています。高性能PCを求めるゲーマーにとって、選択肢のひとつとして検討すべきブランドです。
まとめ
ゲーミングPCをBTOで購入する際には、用途に応じたパーツ選びや、信頼できるショップの選択が重要です。CPUやGPU、メモリ、ストレージなどの主要パーツをしっかりと選び、冷却性能や拡張性にも配慮しましょう。また、人気のBTOショップでは、サポートや保証がしっかりしているため、安心して購入することができます。
自分の予算や使用目的に合ったPCを選ぶことで、快適なゲーム環境が整います。上記のポイントを参考に、ゲーミングPCをBTOで購入する際には、慎重に選びましょう。
