スマホやタブレットの充電に欠かせないモバイルバッテリー。でも「放電ってどうやるのが正しいの?」「長持ちさせるコツってあるの?」と疑問に思ったこと、ありませんか。実は放電のやり方ひとつで、バッテリーの寿命は大きく変わってくるんです。今回は、モバイルバッテリーを賢く長く使うための正しい放電方法を、わかりやすくお伝えしていきますね。
モバイルバッテリーの放電とは?まずは基本をおさえよう
モバイルバッテリーの「放電」って、簡単に言えば「スマホなどに電気を送ること」。普段何気なくやっているあの行為こそが放電なんです。でもここで気をつけたいのが、放電の「やりすぎ」。実はスマホと同じリチウムイオン電池を使っているモバイルバッテリーは、残量をゼロにしてしまう「過放電」が大の苦手。0%まで使い切って放置すると、内部の部品が傷んで二度と充電できなくなることもあるんですよ。
だからこそ、普段使いでは「残量20%くらいになったら充電する」のが鉄則。満充電も実はあまり良くなくて、80%程度で止めておくとより長持ちするんです。AnkerやCIOなど信頼できるメーカーの製品なら、こうした過放電を防ぐ保護回路が内蔵されているので安心ですよ。
やってはいけない!モバイルバッテリー放電のNG行為3つ
せっかく買ったモバイルバッテリー、うっかりミスで寿命を縮めてしまってはもったいないですよね。ここでは絶対に避けたいNG行為を3つご紹介します。
① 残量0%のまま放置する
これが一番やってはいけないこと。バッテリー残量がゼロの状態で数週間も放置すると、内部の電圧が下がりすぎて保護回路がロックされ、充電を受け付けなくなってしまいます。夏場の車内や冬場の屋外など、気温が極端な場所での放置は特に危険です。
② 使い切ってから充電する習慣
「電池は使い切ってから充電したほうが良い」というのは昔のニッケル水素電池の話。今のリチウムイオン電池は、こまめに継ぎ足し充電するほうが長持ちします。0%→100%のフル充電を繰り返すより、40%→80%くらいの部分充電を繰り返すほうがバッテリーへの負担が少ないんです。
③ 膨張や異臭を見逃す
モバイルバッテリーが膨らんでいたり、甘いような異臭がしたりしたら、それはもう危険信号。内部で化学反応が暴走している可能性があります。復活させようと充電するのは絶対にダメ。すぐに使用を中止して、お住まいの自治体のルールに従って廃棄してくださいね。
0%になってしまったモバイルバッテリーを復活させる放電テクニック
「しまった、残量ゼロのまま放置しちゃった…」そんなときでも、まだ諦めないでください。保護回路が働いて充電できなくなっているだけなら、ちょっとした裏技で復活できることがあるんです。
まず試したいのが「低出力充電」。いつもの急速充電器ではなく、5V/1A出力のゆっくりした充電器につないで10分ほど様子を見てみましょう。パソコンのUSBポートにつなぐのも効果的です。
それでもダメなら「微量放電リセット」を試してみてください。少しでも充電できたら、消費電力の小さいLEDライトやUSBファンなどをつないで、30秒から2分ほど意図的に放電させます。これが保護回路のリセットスイッチのような役割を果たしてくれるんです。その後、通常の充電器に再接続すると、すんなり充電が始まることがありますよ。
ただし、この方法を試すのはあくまでも自己責任。膨張や異臭がある場合は絶対に試さないでくださいね。
長期保管前にやるべき「調整放電」で寿命を延ばす
「しばらく使わないから引き出しにしまっておこう」そんなときにも放電が重要になってきます。長期保管のベストな残量は、なんと40%〜60%程度。満充電での保管はバッテリーにストレスがかかり劣化を早めますし、0%での保管は先ほどお話しした過放電のリスクがあります。
ちょうど良い残量にするには、スマホを1〜2回フル充電したくらいが目安です。LEDインジケーターで残量が確認できるモデルなら、目盛り2〜3つ分くらいを目指してくださいね。保管場所は直射日光の当たらない涼しい場所がベストです。
モバイルバッテリーを買い替えるなら長寿命タイプがおすすめ
「もう何度もバッテリーがダメになって買い替えてる…」という方には、最近注目の「リン酸鉄リチウムイオン電池」を搭載したモデルがおすすめです。一般的なリチウムイオン電池の充放電サイクルが300〜500回なのに対し、リン酸鉄タイプは1000回以上も使えるんです。発熱が少なく安全性も高いので、長く安心して使い続けたい方にぴったり。
信頼できるメーカーを選ぶなら、Ankerやエレコム、UGREENあたりの公式製品が安心です。必ずPSEマークのついた日本国内正規品を選んでくださいね。
まとめ:モバイルバッテリーは「放電しすぎない」が長持ちの秘訣
ここまでお伝えしてきたように、モバイルバッテリーを長く使うコツは「放電しすぎないこと」に尽きます。普段使いでは残量20%を目安に充電を開始し、長期保管前には40%〜60%に調整する。そして何より、膨張や異臭といった異常を見逃さないこと。
正しい放電方法を知っておけば、モバイルバッテリーはもっともっと長持ちしてくれます。スマホの充電切れに悩まされる日々とも、これでおさらばできますよ。大切なモバイルバッテリー、今日からぜひ大事に使ってあげてくださいね。
