モバイルバッテリーが水没した時の正しい対処法と危険性を解説

モバイルバッテリー
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「やばい、ポケットに入れたまま洗濯しちゃった…」

「カバンの中で水筒が漏れてて、モバイルバッテリーびしょびしょ…」

こんな経験、一度はあるんじゃないでしょうか。僕も以前、雨の日にリュックの外ポケットに入れていたAnker PowerCoreがびしょ濡れになって、めちゃくちゃ焦ったことがあります。

水に濡れたモバイルバッテリーって、どう扱えばいいのか分からないですよね。とりあえず乾かせばまた使えるのか、それともすぐに捨てるべきなのか。

今回は、モバイルバッテリーが水没した時の正しい対処法と、絶対にやってはいけない危険行為について、安全面を最優先に解説していきます。万が一の時に慌てないためにも、ぜひ最後まで読んでみてください。

モバイルバッテリーを水につけることがなぜ危険なのか

まず最初に、はっきりとお伝えしておきたいことがあります。

モバイルバッテリーを水につける、あるいは水没させてしまった場合、修理して使い続けることは基本的に推奨できません。

なぜかというと、モバイルバッテリーの中身はリチウムイオン電池だからです。

リチウムイオン電池は水分にめっぽう弱い性質を持っています。内部に水が侵入すると、回路がショート(短絡)を起こしてしまうんです。ショートが起きると何が起こるかというと、異常な発熱、発煙、バッテリー本体の膨張。そして最悪の場合、発火や爆発につながる危険性があります。

「ちょっと濡れただけだし、乾かせば大丈夫でしょ」と思うかもしれません。でも、表面が乾いていても内部に水分が残っているケースはとても多いんです。後日、突然発熱して火災の原因になることも実際に報告されています。

また、ほとんどのメーカーは水没を保証対象外としています。Ankercheeroなどの有名メーカー製品でも、水没が確認された時点で修理対応は受けられません。

水没直後にやるべき3つの応急処置

「もうダメなら諦めるしかないのか」と落ち込む前に、まずは落ち着いて応急処置をしましょう。これはバッテリーを復活させるためではなく、発火などの二次被害を防ぐための重要な作業です。

1. すぐにケーブルを抜く

充電ケーブルや、他の機器に接続しているコード類をすべて取り外します。濡れた手で触ると感電の危険もあるので、できれば乾いた手で行いましょう。

2. 表面と端子部分の水分を拭き取る

柔らかい布やキッチンペーパーで、本体表面の水分を優しく吸い取ります。USB端子やLightning端子などの接続部分は、綿棒を使って丁寧に水分を取り除いてください。このとき、ティッシュペーパーを使うのは避けたほうが無難です。紙片が端子の中に残って、別のトラブルを引き起こす可能性があるからです。

3. しっかり乾燥させる(2〜3週間が目安)

ここが一番大事なポイントです。

通気性の良い場所で、乾燥剤(シリカゲル)と一緒に密閉袋に入れて、2〜3週間程度放置してください。お菓子の袋に入っている乾燥剤や、カメラ用品の防湿剤などが使えます。

なぜこんなに長期間かというと、内部の基盤やバッテリーセルに染み込んだ水分は、想像以上に抜けにくいからです。表面が乾いていても、内部で水滴が残っていることがよくあります。

繰り返しになりますが、この乾燥作業は「もう一度使うため」ではなく、「内部ショートによる発火リスクを下げるため」だと理解しておいてください。

絶対にやってはいけない3つのNG行動

水没したモバイルバッテリーに対して、ついやりがちだけど実はめちゃくちゃ危険な行動があります。以下の3つは絶対に避けてください。

NG1:充電や通電をする

「ちゃんと動くか確認したい」という気持ちは分かります。でも、内部に水分が残った状態で通電すると、ほぼ確実にショートします。最悪、手に持っているときに発火するかもしれません。

スマートフォンにつないでみるのも、本体を充電してみるのも厳禁です。

NG2:ドライヤーで乾かす

「早く乾かしたいから」とドライヤーの熱風を当てるのは絶対にダメです。

リチウムイオン電池は熱に弱く、60℃以上の環境に置かれると内部で化学反応が進み、発熱や膨張を引き起こします。自然乾燥一択で、じっくり待ちましょう。直射日光に当てるのも同じ理由でNGです。

NG3:お米の中に埋める

スマートフォンの水没時に「お米に埋めると復活する」という都市伝説がありますよね。これ、モバイルバッテリーには逆効果です。

お米の粉が端子や隙間から内部に入り込み、回路を傷つけたり、コネクタの接触不良を起こしたりします。乾燥剤を使うほうが断然安全で確実です。

安全に処分する方法と注意点

応急処置を終えたら、次のステップは「安全な処分」です。

水没したモバイルバッテリーを「もう使えないし」と普通ゴミで捨ててしまうのは、非常に危険です。ゴミ収集車の中で押しつぶされてショートし、火災事故につながったケースも報告されています。

必ず以下の方法でリサイクルに回しましょう。

家電量販店の回収ボックスを利用する

一番手軽なのは、家電量販店やホームセンターに設置されている「充電式電池リサイクルBOX」です。一般社団法人JBRC(電池工業会)が運営しているもので、全国のビックカメラヨドバシカメラカインズなどの店舗にあります。

持ち込むときは、端子部分をビニールテープで巻いて絶縁しておくと、より安全です。

自治体の回収ルールに従う

お住まいの自治体によって、「有害ごみ」や「充電式電池」として回収している場合があります。分別方法や回収日は自治体の公式サイトで確認してみてください。

ちなみに、水没して膨張しているバッテリーは特に危険です。無理に回収ボックスの投入口に押し込まず、店舗スタッフや自治体の窓口に相談することをおすすめします。

水没を防ぐためにできること

「もうこんな思いはしたくない」という方のために、普段からできる予防策もお伝えしておきますね。

防水性能のあるモデルを選ぶ

アウトドアで使うことが多い方や、雨の日の通勤でカバンが濡れやすい方は、防水・防塵性能を備えたモデルを選ぶのがベストです。

目安となるのは「IP54」や「IP67」といった表記。IP54は防塵・防滴レベル、IP67は一時的な水没にも耐えられるレベルです。Anker PowerCore IIIの一部モデルや、UGREEN モバイルバッテリーのアウトドア向け製品などにこうした防水モデルがあります。

保管場所に気をつける

浴室や洗面所など湿度の高い場所での保管・使用は避けましょう。また、汗をかいたポケットに入れっぱなしにするのもあまり良くありません。

万が一に備えてサブを持つ

大事なモバイルバッテリーが水没して使えなくなったときのことを考えると、サブ機を持っておくのも一つの手です。災害時の備えにもなりますし、気持ちの余裕が違います。

モバイルバッテリーを水につけるリスクを正しく理解しよう

ここまで読んでいただいて、「結局、水没したモバイルバッテリーは諦めるしかないのか」と思われたかもしれません。

正直なところ、安全面を最優先に考えるなら、答えは「はい」です。

リチウムイオン電池は現代の生活に欠かせないものですが、同時に正しく扱わないと大きな危険を伴うものでもあります。モバイルバッテリーを水につける、あるいは水没させてしまうことは、その危険性を一気に高める行為だと覚えておいてください。

もし今まさに水没させてしまった直後なら、まずはケーブルを抜いて、乾燥剤と一緒に安全な場所で保管してください。そして2〜3週間後、新しいモバイルバッテリーを買いに行きましょう。

あなたの安全と、まわりの大切な人の安全のために、正しい知識をぜひ活用してくださいね。

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