「スマホとPC、どっちも同時につなげられたら便利なのに…」
そんな声から生まれたのが、マルチポイント機能(2台同時接続)対応ワイヤレスイヤホンです。最近はテレワークやマルチデバイス生活が当たり前になり、この機能を求める人が急増中。
この記事では、マルチポイントの仕組みや注意点をわかりやすく解説しつつ、実際に2台同時接続に対応しているおすすめイヤホンを7モデル紹介します。仕事もプライベートも快適にこなしたい人は、ぜひ参考にしてください。
マルチポイント(2台同時接続)とは?
まずは仕組みから簡単に整理しておきましょう。
マルチポイントとは、1つのイヤホンで2台の機器に同時接続できるBluetooth機能のこと。
例えば、スマホとノートPCを同時に接続しておけば、
- スマホで音楽を聴いているときにPCで会議が始まっても、自動で切り替わる
- PCで動画を観ながら、スマホに着信が来たらそのまま通話できる
といった使い方ができます。つまり、「いちいちペアリングし直す手間」がなくなるのが最大の魅力です。
ただし注意点として、「2台から同時に音を出す」わけではなく、どちらかがアクティブになると自動的にそちらに切り替わる仕組みです。この点を理解しておくと、使っていて混乱しません。
マルチポイント対応イヤホンを選ぶメリット
2台同時接続対応モデルには、日常のストレスを減らす工夫が詰まっています。代表的なメリットは次のとおりです。
- 仕事とプライベートをスムーズに切り替えられる
会社のPCでWeb会議、個人のスマホで音楽。そんな使い分けが自然にできる。 - 接続切り替えの手間が激減する
Bluetooth設定を開いて毎回ペアリングし直す必要がない。 - 在宅ワークに最適
リモート会議の途中にスマホ通知が来ても、イヤホンを外さず対応可能。 - 生活リズムにフィット
朝はスマホでニュース、昼はPCで作業用BGM、夜は動画視聴——全て同じイヤホンで完結。
特に、テレワークやオンライン授業の普及で「マルチポイント」は一気に注目度が上がりました。
購入前に知っておきたい注意点
便利なマルチポイント機能ですが、万能ではありません。
購入前に次の点を押さえておくと、後悔しづらいです。
- 対応機種を確認する
すべてのスマホ・PCで完璧に動作するとは限りません。特に古いOSやBluetoothバージョンだと接続不安定になることも。 - 音質や遅延に差が出る場合がある
同時接続時は高音質コーデック(LDACやaptX)が使えないことがあります。音楽重視なら要注意。 - 3台以上は基本非対応
「2台同時接続」が一般的な上限です。3台以上接続したい場合は、都度再ペアリングが必要です。 - 通話優先の仕様に注意
通話中は自動的に音楽再生が止まる仕様が多く、動画視聴との併用は制限があります。
こうした特徴を理解した上で、自分の使い方に合ったイヤホンを選ぶのがポイントです。
2台同時接続対応のおすすめワイヤレスイヤホン7選
ここからは、実際にマルチポイント機能を搭載した注目モデルを紹介します。価格帯も幅広くピックアップしました。
1. HUAWEI FreeBuds SE
手頃な価格ながら、Bluetooth 5.4に対応した高コスパモデル。
マルチポイント接続が安定しており、スマホ+PC併用にも向いています。音質は自然で聞き疲れしにくく、バッテリーも長持ち。初めての2台同時接続イヤホンとして非常にバランスが良い一台です。
2. Anker Soundcore P40i
信頼のAnkerブランド。
軽快な接続性とノイズキャンセリング性能が魅力で、仕事とプライベートを両立したい人に最適。専用アプリで細かく音質を調整でき、USB-C充電ケースも便利。価格と機能のバランスが取れたベストセラーです。
3. ATLANTA Multipoint Noise Cancelling TWS
「Multipoint」と商品名に明記されている通り、2台同時接続を前提に設計されたモデル。
ノイズキャンセリング機能も搭載し、通勤・在宅どちらでも使いやすい仕様。音質もクリアで、マイク性能も良好です。
4. ENC Bluetooth5.3 マルチポイントイヤホン
エントリークラスながら、マルチポイント機能をしっかり搭載。
価格は3,000円台と手が届きやすく、初めてマルチポイントを試したい人におすすめです。防水性能もあり、日常使いにぴったり。
5. OPPO Enco Buds3 Pro
スマホメーカーOPPOの上位モデル。
滑らかな接続と音の抜けの良さに定評があり、ゲームや動画視聴でも遅延が少ないのが特徴。ノイズキャンセリング機能も備え、コスパが高い万能モデルです。
6. Xiaomi Redmi Buds 6 Play
圧倒的な低価格で人気のRedmiシリーズ。
マルチポイントに近い「デュアルデバイス接続」対応で、スマホ+タブレットの併用が可能。音質は明るめで、軽い装着感が好評。コストを抑えたい人の選択肢に。
7. Sony WF-1000XM5
王道の高性能モデル。
LDACコーデック対応で高音質を維持しながら、2台同時接続にも対応。接続の安定性やノイズキャンセリング性能は業界トップクラスです。価格はやや高めですが、長く使いたい人には十分価値があります。
どんな人におすすめ?シーン別の使い方
マルチポイント対応イヤホンは、利用シーンによって便利さが大きく変わります。
- テレワーク・オンライン会議中心
スマホで通知を受けつつPCでZoomを使う人に最適。切り替えが自動なので会議中も安心。 - 音楽+動画を楽しみたい人
スマホでSpotify、PCでYouTubeなどを行き来する人は、接続切替がストレスフリー。 - 移動が多いビジネスパーソン
外出先でスマホ通話→オフィスでPC作業、というような場面でもイヤホンを付け替える必要がありません。 - 学生・カジュアルユーザー
講義用ノートPCとスマホを併用する学生にも便利。予算を抑えたいならAnkerやXiaomiモデルが狙い目です。
マルチポイント接続をうまく使うコツ
- ペアリング順を守る
ほとんどの機種は「1台目→2台目」の順番が重要です。説明書の手順に従いましょう。 - 不要な機器は一度削除する
登録台数が多いと誤接続の原因になります。使わない端末はペアリングリストから削除を。 - 音声の切り替えはワンタップ確認
うまく切り替わらない場合、イヤホンのボタン操作やアプリで手動切り替えも試してみましょう。 - 接続安定性をチェック
特にPC側のBluetoothドライバーが古いと接続が途切れやすいので、最新の状態にしておくのがベターです。
今後のマルチポイント対応イヤホンの動向
Bluetooth 5.3や5.4が普及することで、マルチポイント接続の安定性や音質はさらに向上しています。
今後は「3台同時接続」や「自動切り替え精度の向上」も期待されており、よりストレスなく複数デバイスを扱える時代が近づいています。
特にテレワークが定着した今、「複数機器に同時接続できるイヤホン」=日常の標準機能になっていくでしょう。
まとめ|2台同時接続対応のおすすめワイヤレスイヤホン7選!マルチポイント機能解説
2台同時接続(マルチポイント)対応イヤホンは、スマホとPCを行き来する現代人の強い味方です。
便利さを体感すると、もう1台接続できないイヤホンには戻れません。
おすすめモデルを再掲すると、
HUAWEI FreeBuds SE/Anker Soundcore P40i/ATLANTA Multipoint Noise Cancelling TWS/ENC Bluetooth5.3 マルチポイントイヤホン/OPPO Enco Buds3 Pro/Xiaomi Redmi Buds 6 Play/Sony WF-1000XM5。
自分の生活スタイルに合った1台を選び、デバイスを自由に切り替えながら快適なワイヤレス体験を楽しんでください。
