「なんか最近、モバイルバッテリーがやけに熱くなるんだよな…」
「そういえばニュースで発火事故の話やってたけど、うちの大丈夫かな」
もし少しでもそんな不安が頭をよぎったなら、今この記事を読んでいるのは大正解です。
というのもモバイルバッテリーのリコールって、自分から積極的に情報を取りに行かないと、なかなか気づけないものだから。
ここでは2026年4月時点で注意しておきたいモバイルバッテリーリコール対象製品の情報を、具体的な型番や確認方法とともにまとめました。Ankerやエレコムといった誰もが知るメーカーから、オンラインで手軽に買える海外ブランドまで、幅広くカバーしています。
「自分は関係ない」と思っていても、念のためチェックしてみてくださいね。
モバイルバッテリーリコール対象製品を今すぐ確認すべき理由
まず最初に、なぜわざわざこんな記事を読んでまでリコール対象かどうかを気にしなければならないのか。その理由をはっきりさせておきましょう。
結論から言うと、放置するとマジで火事になります。
リコール対象になっているモバイルバッテリーの多くは、内部のリチウムイオン電池に設計ミスや製造時の異物混入といった問題を抱えています。これが原因で異常発熱を起こし、最悪のケースでは発煙・発火に至るんです。
実際、製品評価技術基盤機構(NITE)の調べによれば、モバイルバッテリーを含むリチウムイオン電池搭載製品の事故は2020年から2024年までの5年間でなんと1,860件。しかもそのうち約85%が火災に発展しています。
怖いのは「昨日まで普通に使えてた」というケースが多いこと。
「うちのは大丈夫でしょ」という油断が、寝ている間の火災につながるかもしれない。そう思うと、やっぱり今のうちに確認しておきたくなりませんか?
2026年注目の主要リコール対象モバイルバッテリー一覧
ここからは具体的なリコール対象製品を見ていきます。まずは皆さんが知っている大手メーカーから。
Anker(アンカー)
モバイルバッテリー界の王者とも言えるAnkerですが、過去に大規模なリコールを実施しています。
対象シリーズ:Anker PowerCore 535(A1366)
このモデルは2023年頃にリコールが発表されました。製造工程での不具合により、内部の電池セルが過熱し、まれに発火する危険性があるとされています。
Ankerは公式サイトに専用の確認ページを設けていて、製品底面のシリアルナンバーを入力すれば対象品かどうかが即座にわかる仕組みです。もし対象だった場合、Anker側が無料で交換品を送ってくれるので、自己負担は一切ありません。
エレコム(ELECOM)
国内でモバイルバッテリーを買ったことがある人なら、まず知らない人はいないエレコム。こちらも過去に複数回のリコールを行っています。
対象シリーズ例:DE−C41シリーズ、DE−C42シリーズの一部ロット
主な原因は内部基板の不具合による異常発熱。エレコムも公式サイトで型番と製造ロット番号による照会システムを用意しています。
「ロット番号ってどこに書いてあるの?」という声をよく聞きますが、たいていは製品本体のラベル部分か、購入時のパッケージに印字されています。
CIO(シーアイオー)
最近クラウドファンディングなどで人気急上昇中のCIOも、一部製品でリコール対応が行われました。
対象製品:NovaPortシリーズの一部(モバイルバッテリー機能付きAC充電器)
こちらは充電器とモバイルバッテリーが一体になった便利な製品でしたが、特定条件下での発熱問題が確認されたため自主回収となっています。
Xiaomi(シャオミ)
コスパ最強で日本でもファンが多いXiaomi。ですが安いからといって安全対策が甘いわけではなく、問題が見つかればきちんとリコール対応をしています。
対象製品例:Mi Power Bank 3シリーズの一部
Xiaomi製品の場合、日本正規代理店を通さずに個人輸入した並行品はリコール対応の対象外となることがあるので注意が必要です。
その他要注意ブランド
上記以外にも、以下のようなメーカー・ブランドで過去にリコールが発表されています。
- I−O DATA
- サンワサプライ
- バッファロー
- オウルテック
特に、家電量販店のプライベートブランドや、Amazonで「高評価・格安」として売られている無名ブランドのモバイルバッテリーは、そもそもリコール制度が機能していないケースもあります。PSEマークの有無は最低限チェックしたいポイントです。
自分のモバイルバッテリーがリコール対象か簡単に調べる3ステップ
「で、結局どうやって調べればいいの?」という声が聞こえてきそうなので、具体的な手順をまとめました。
ステップ1:本体に書かれた型番を確認する
まずはお手持ちのモバイルバッテリー本体を見てください。どこかに「型番」や「モデル番号」といった英数字の組み合わせが印字されているはずです。
見つからない場合は底面や側面をくまなくチェック。印字が小さくて見えにくいことも多いので、老眼鏡やスマホのカメラで拡大しながら探すのがコツです。
ステップ2:公式確認サイトで検索する
型番がわかったら、以下のいずれかの方法で確認しましょう。
消費者庁リコール情報サイト
日本国内で発表されたあらゆる製品のリコール情報がデータベース化されています。モバイルバッテリー以外の製品もまとめて確認できるので、家の中の安全点検がてら覗いてみるのもおすすめです。
NITE(製品評価技術基盤機構)のSAFE−Lite
製品事故の専門機関であるNITEが運営するリコール検索サイト。スマホからでも見やすく設計されていて、直感的に操作できます。
購入元メーカーの公式サイト
「Anker リコール」「エレコム リコール」のようにメーカー名+リコールで検索すれば、専用の確認ページがすぐに見つかります。
ステップ3:該当した場合は直ちに使用を中止する
「あっ、うちのやつ対象だった…」と判明したら、今すぐ充電も給電もストップしてください。
そして発火に備えて、可能であれば金属製の容器やバケツ、もしくは屋外のコンクリートの上など、燃え広がらない場所で保管しましょう。その上でメーカーの指示に従って回収・交換の手続きを進めてください。
リコール対象モバイルバッテリーを発見したときの正しい対処法
ここからは実際にリコール対象だと判明した後のアクションプランです。知らないと危ない「絶対にやってはいけないこと」も含めてお伝えします。
やってはいけないこと3選
その1:一般ゴミとして捨てる
これ、本当にダメです。絶対にやめてください。
リチウムイオン電池がゴミ収集車の中で押しつぶされると、即座に発火します。実際に全国の清掃工場で、モバイルバッテリーが原因とみられる火災が後を絶ちません。自治体によっては発火の瞬間を捉えた防犯カメラ映像を公開して注意喚起しているところもあるほどです。
その2:膨らんだバッテリーを押したり刺したりする
「なんか膨らんでるけど、まだ使えるでしょ」は自殺行為です。
バッテリーの膨張は内部でガスが発生している証拠。そこに外力を加えると内部ショートを引き起こし、一気に発火・爆発する危険があります。
その3:自己流で分解して修理する
リチウムイオン電池の取り扱いには専門知識が必要です。素人が手を出すと感電や火傷だけでなく、有毒ガスを吸い込むリスクもあります。
正しい対処手順
- 使用を即時中止し、安全な場所で保管
- メーカー公式サイトからリコール対応を申請
- メーカーから届く返送キットを待つ
- 指示に従って対象品を返送
- 代替品または返金を受け取る
多くのメーカーは返送用の専用キット(耐火袋や段ボール箱)を無料で送ってくれます。送料も基本的に向こう持ち。実際に手続きをした人の体験談を見ると、「思ったより簡単だった」「3分くらいで申請が終わった」という声が多いので、面倒くさがらずに行動しましょう。
モバイルバッテリーを買うときに絶対チェックすべき安全ポイント
最後に、これから新しいモバイルバッテリーを買おうと思っているあなたへ。リコールに引っかからない、安全な製品を選ぶためのポイントをまとめました。
PSEマークはマスト
まず大前提として、日本国内で販売される電気製品にはPSEマークの表示が法律で義務付けられています。これは電気用品安全法に基づく技術基準をクリアしている証拠。
もし購入しようとしているモバイルバッテリーにPSEマークがなければ、それは法令違反の粗悪品である可能性が高いです。どんなに安くても手を出さないのが賢明です。
正規代理店から買う
Amazonや楽天市場で「モバイルバッテリー」と検索すると、見たこともない海外ブランドの製品がズラリと並びます。中にはちゃんとした品質のものもありますが、見極めは素人には困難です。
安全第一でいくなら、Ankerやエレコム、CIOといった信頼できるメーカーの製品を、国内正規代理店から購入するのがベスト。万一のリコール時にもきちんと対応してもらえます。
フリマアプリの中古品は要注意
メルカリやヤフオクで「未使用品」「新品同様」として格安で出品されているモバイルバッテリー。これ、めちゃくちゃ危ないです。
理由は単純で、リコール対象品がそのまま出品されているケースがあるから。出品者本人もリコールを知らずに売っていることもあれば、知っていて処分目的で出品している悪質なケースも。
「新品未開封だから安全」とは限りません。リコール対象品は未開封のまま倉庫に眠っていた在庫が市場に流れることもあるからです。
夏場は特に気をつける
NITEの統計でも明らかなように、モバイルバッテリー関連の事故は気温が高い夏場に集中します。高温の車内に放置したり、直射日光が当たる窓際で充電したりするのは自殺行為。
人間と同じで、モバイルバッテリーも暑さには弱いんです。特にこれからの季節は、いつも以上に取り扱いに気をつけてくださいね。
まとめ:モバイルバッテリーリコール対象製品は「知らなかった」では済まされない
ここまで読んでいただきありがとうございます。
モバイルバッテリーって、もはや生活に欠かせない相棒ですよね。スマホの充電が切れそうなときにサッと取り出せる安心感は、一度味わうともう手放せません。
でもだからこそ、その相棒が火を吹くかもしれないリスクと隣り合わせだという事実からは目を背けられないんです。
リコール対象かどうかを確認するのに、かかる時間はせいぜい数分。型番を確認して、公式サイトで検索するだけ。たったそれだけで、あなたとあなたの家族を火災から守れる可能性があります。
「あとでやろう」は禁物です。この記事を読み終えたら、いますぐカバンの中や引き出しの中からモバイルバッテリーを取り出して、型番をチェックしてみてくださいね。
そしてもし対象だったとしても、落ち込む必要はありません。むしろ「事故が起きる前に気づけてラッキーだった」と思って、速やかに交換手続きを進めましょう。
安全なモバイルバッテリーとともに、快適なデジタルライフを楽しんでください。
