「押し入れからiPhone 4sが出てきた」「目覚まし時計代わりにまだ使ってる」「コレクションとして持っておきたい」。そんなふうに、今もiPhone 4sと付き合っている人は少なくありません。
でも、困るのが充電器の問題。
2011年に発売されたiPhone 4sのコネクタは、今のiphoneとは違う「30ピン」という形状。最近のLightningケーブルやUSB Type-Cはそのまま刺さらないんです。
それに、長年使っていると「なんか充電が遅い」「充電できなくなった」なんてトラブルも増えてくる。
今回は、iPhone 4s 充電器の選び方から、充電トラブルの対処法、安全に使い続けるコツまでまるっと解説します。古い機種だからこそ知っておきたい情報を、わかりやすくまとめました。
iPhone 4sの充電って、そもそもどんな仕組み?
まず基本から。
iPhone 4sの充電に必要なのは、USB電源アダプタと30ピンケーブルの2つ。この組み合わせで電気を送り込むのが基本形です。
本体側のコネクタは、30ピンと呼ばれる横長の端子。これはiPhone 4sより前のモデル(初代iPhone、iPhone 3G、3GS)や、初期のiPod、iPadでも使われていた規格です。
充電の入力仕様は5V / 1A(5W)。これがiPhone 4sの最大充電電力です。
「最近のiPhoneは20Wとかで急速充電できるのに、なんで5Wなの?」と思うかもしれませんが、当時の基準ではこれが普通。今の感覚からすると、充電速度はかなりゆっくりめです。
30ピンケーブルって、今どこで買えるの?
ここが一番の悩みどころ。
Apple純正の30ピンケーブルは、すでに販売終了しています。中古やオークションサイトで見つけることはできますが、経年劣化している可能性が高いので注意が必要です。
となると、現実的な選択肢はサードパーティ製のもの。Amazonや家電量販店で「iPhone 4s 充電器」と検索すると、今でもいろんな製品が出てきます。
ケーブル選びで絶対外せないポイント
30ピンケーブルを選ぶとき、一番重要なのが 「MFi認証」 の有無です。
MFiって何?というと、「Made for iPhone/iPod/iPad」の略で、Appleが公式に品質と互換性を認めた証みたいなもの。この認証があるケーブルは、純正品と同じレベルの安全性と動作が保証されています。
逆に、認証がない激安ケーブルは要注意。
「認識したりしなかったりする」「数週間で使えなくなった」なんてレビューはよく見かけます。ひどい場合だと、本体の故障原因になることも。数百円の差をケチって、数千円の修理代がかかるなんて本末転倒です。
USB-AとUSB-C、どっちのケーブルを選ぶ?
最近のケーブル事情として、30ピン端子にも2種類あります。
- 30ピン – USB-Aケーブル:従来型の長方形USBポートにつなぐ、いちばんスタンダードなやつ
- 30ピン – USB-Cケーブル:最新のUSB-Cポートにつなぐタイプ
どっちを選ぶかは、持っている充電アダプタ次第。
「家にある充電アダプタは全部USB-Aだよ」という人は前者。「最近スマホを買い替えて、USB-Cの充電器が余ってる」という人は後者を選べばOKです。
ACアダプタは、今の最新充電器を使っても大丈夫?
ここ、けっこう気になる人多いんですよね。
「新しいiPhoneについてきた20W USB-C充電器、古い4sに使ったら壊れちゃうんじゃ…」って心配する声、よく聞きます。
結論から言うと、最新の高出力充電器でも基本的に問題なく使えます。
なぜなら、iPhone 4s本体の方で「自分は5Wまでしか受け取らない」と制御しているから。たとえ20W出力できる充電器につないでも、入ってくるのは5W分だけなんです。
ただ、ひとつだけ注意点をあげるとすれば、信頼できるメーカーのものを使うこと。これに尽きます。
アダプタ選びで気をつけたい「PSEマーク」
アダプタを買うとき、必ず確認してほしいのが 「PSEマーク」 の有無。
PSEマークは、日本の電気用品安全法の基準をクリアしている証です。これがない製品は、発火や感電のリスクが指摘されています。特に、怪しい通販サイトで売ってる激安品や、見た目がApple純正にそっくりな模倣品は危ない。
Anker、ELECOM、Belkinといった、名前を知られているメーカーのものを選んでおけば、まず間違いありません。
iPadの充電器は使える?
これもよくある質問。「iPadの12Wアダプタ、iPhone 4sに使えますか?」
使えます。
iPad用のアダプタは出力が2.4Aまで出せますが、iPhone 4s側で1Aに制限されるので、特に問題は起こりません。充電速度が速くなるわけでもないですが、遅くなるわけでもない。持ってるなら活用しちゃいましょう。
充電できない!その原因と対処法
いちばん困るのがこれ。「いつも通り充電器につないだのに、反応しない…」。
原因はいくつか考えられます。順番にチェックしていきましょう。
ケーブルの断線・接触不良(これが最多)
10年以上前の機種なら、ケーブルもそれなりに年数が経っています。
ケーブルをちょっと動かしたときに充電マークがついたり消えたりするなら、ほぼ断線です。コネクタの根元部分を確認してみてください。被膜が裂けていたり、変な曲がり方してたりしませんか?
まずは別のケーブルを試す。これが一番シンプルな解決法です。
本体のコネクタにホコリが詰まってる
意外と見落としがちなのがこれ。
ポケットやカバンの中のホコリが、本体の30ピンコネクタの中に長年かけて溜まっていることがあります。そうなると、ケーブルを挿しても奥まで届かず、接触不良を起こすんですね。
掃除するときの注意点は、絶対に金属製のものでほじらないこと。内部のピンを傷つけて、修理不能になる危険があります。
柔らかい歯ブラシか、エアダスター(パソコン掃除用のスプレー)で優しく吹き飛ばすのが正解です。
バッテリーの寿命じゃないか?
これが一番つらいパターン。
充電器やケーブルを新品に交換しても、まったく充電できない。そんな時は、本体のバッテリーそのものが寿命を迎えている可能性が高いです。
リチウムイオンバッテリーは、充放電を繰り返すと必ず劣化します。iPhone 4sの発売年を考えれば、バッテリーがへたっていても何も不思議じゃない。
完全にゼロになったバッテリーは、充電を始めてもなかなか反応しないことがあります。30分〜1時間くらいそのまま挿しっぱなしにして、様子を見てみてください。
それでもダメなら、バッテリー交換を考える時期かもしれません。
バッテリー交換って、まだできるの?
ここ、気になる人が多いポイントです。
Appleの公式サポートページを見ると、iPhone 4sは「ビンテージ製品」もしくは「オブソリート製品」に分類されています。
簡単に言うと、正規のAppleストアや正規サービスプロバイダでは、修理を受け付けてもらえない可能性が高いということ。
実際、店舗によって対応は異なりますが、パーツの供給も終了しているので、期待はしないほうがいいでしょう。
となると、頼りになるのは街の修理ショップ。最近は「その場で30分〜1時間でバッテリー交換してくれる」お店も増えています。
ただ、お店選びは慎重に。実績のあるところ、パーツに保証をつけてくれるところを選ぶのが無難です。
こんな周辺機器も使える
iPhone 4sを日常使いしていると、いろんなシーンで充電したくなりますよね。
車の中での充電
シガーソケットに挿すUSBカー充電器があれば、車内でも充電できます。
カー用品も、やっぱり信頼できるメーカー製を選びましょう。安物は電圧が安定しなかったり、ヒューズが飛びやすかったりします。
モバイルバッテリー
最近のモバイルバッテリーは出力が高いものが多いですが、iPhone 4sは1Aしか吸わないので、基本的にどれでも使えます。
ただし、ごくまれに「負荷が小さすぎる」と判断して、バッテリー側が充電を自動停止しちゃうケースもあるみたい。口コミをチェックしてから買うのが安心です。
変換アダプタって手もある
「Lightning – 30ピン変換アダプタ」というものも存在します。
これを使えば、今持っているLightningケーブルをそのままiPhone 4sに流用可能。ただし、アダプタ自体がまた別途必要になるので、コスト的にはケーブルを買い直すのと大差ないかもしれません。
安全に充電するための3つの習慣
古い機種だからこそ、普段の使い方にも少し気をつけたいところです。
寝るときの充電はなるべく避ける
できれば、就寝中の長時間充電は控えめに。
どうしてもという場合は、燃えにくい場所(コンクリートの床の上とか)で、周りに燃えやすいものを置かずに充電するのが理想です。
通気性の良い場所で
充電中はどうしても発熱します。布団の上やクッションの隙間など、熱がこもる場所での充電は避けましょう。
極端な温度はNG
真夏の車内に放置、とかは絶対ダメ。リチウムイオンバッテリーは高温にすごく弱いんです。バッテリーの寿命を縮めるだけでなく、膨張や発火のリスクもあります。
まとめ|iPhone 4s 充電器、選び方のゴールは「信頼性」
いろいろ書きましたが、iPhone 4s 充電器選びでいちばん大事なのは、やっぱり信頼性です。
- ケーブルはMFi認証あり
- アダプタはPSEマークあり&有名メーカー製
この2つを外さなければ、まず失敗することはありません。
最新のiPhoneじゃないからといって、充電環境まで古びたものにする必要はないんです。むしろ、周りの機器は新しくなっているんだから、充電器だって今どきの安全なものを使うのが正解。
30ピンケーブルは、これからどんどん入手が難しくなるかもしれません。まだ使い続けたいと思っているなら、今のうちに予備を確保しておくのもアリです。
古い相棒を、これからも安全に、そして長く付き合っていくために。充電器選び、ぜひ参考にしてみてください。
