iPhoneを使っているときに、突然画面に黒い丸のようなものが表示されたら、誰でも焦ってしまいますよね。
「これって故障?」「放っておいても大丈夫?」「修理するとしたらおいくら万円?」
そんな疑問や不安を抱えているあなたのために、この記事ではiphoneの画面に現れる黒い点の正体から、原因別の対処法、修理費用の相場まで徹底的に解説します。
実はこの「黒い丸」、大きく分けて2つのパターンがあるんです。一つは画面の故障によるもの、もう一つは便利な機能によるもの。あなたのiphoneに表示されている黒い丸がどちらなのか、一緒に確認していきましょう。
この黒い丸は故障?それとも便利な機能?まずは見分け方から
画面に現れた黒い丸が「故障なのか」「機能なのか」は、観察するとすぐにわかります。
タップするとメニューが開くなら「AssistiveTouch」
画面上の黒い丸をタップしたら、ホームボタンや戻るなどのメニューが表示された場合は、それはAssistiveTouchという便利なアクセシビリティ機能です。
物理ボタンを使わずに操作できるようにするための機能で、実は多くの人が日常的に使っている便利機能なんですよ。
動かない・広がる・触れないなら故障の可能性
一方で、タップしても反応しない、時間とともに黒い部分が広がっている、その部分だけタッチが効かない…こんな症状がある場合は、画面の故障である可能性が高いです。
次の章からは、この「故障パターン」について詳しく解説していきます。
【要注意】放置は危険!画面の黒い点の正体と原因
画面に現れる黒い点には、主に3つの原因が考えられます。それぞれ特徴や対処法が異なるので、自分のiphoneの症状と照らし合わせてみてください。
ドット欠け(画素欠損)の場合
液晶画面は非常に細かい粒(画素)の集まりでできています。その中のいくつかが、何らかの理由で正しく表示されなくなる現象がドット欠けです。
主な特徴
- 米粒くらいの極めて小さい点
- 形や大きさが変わらない
- 画面を押しても変化しない
- 明るい背景(白や水色)で目立ちやすい
考えられる原因
製造時のわずかな個体差や経年劣化によるもので、突然の衝撃がなくても発生することがあります。実は、ドット欠けは完全にゼロにするのが技術的に難しいとされていて、メーカーによっては「規定数以内なら正常範囲」と判断されることもあるんです。
液晶漏れ(圧迫による破損)の場合
iPhoneを落としたり、強い力が加わったりしたときに発生するのが液晶漏れです。画面を構成する液晶パネルが物理的に破損し、内部の液晶が漏れ出したり、配線が断線したりすることで黒い染みが現れます。
主な特徴
- 点ではなく、にじんだような形
- 時間の経過とともに広がっていく
- 角度によって紫色や虹色に見えることも
- その部分だけタッチが効かないことがある
考えられる原因
ほとんどが物理的な衝撃です。「落とした記憶はないんだけど…」という場合でも、ポケットに入れたまま座ったり、バッグの中で他の物とぶつかったりするだけでも発生することがあります。
液晶漏れは放置すると確実に悪化していくので、早期の対応が必要です。
焼き付きの場合
iPhone X以降の有機EL(OLED)ディスプレイを搭載したモデルで起こりうるのが焼き付きです。同じ画面を長時間表示し続けることで、その部分の有機EL素子が劣化して薄く跡が残る現象です。
主な特徴
- 黒い点というより、うっすらとした影
- ステータスバーやホームバーの位置に発生しやすい
- グレーの背景で見ると確認しやすい
考えられる原因
最高輝度での長時間使用や、同じアプリを常時表示し続ける使い方などが原因になります。通常の使用でも徐々に進行する経年変化の一種です。
修理に出す前に確認!自分でできる対処法
画面の黒い点に気づいたら、まずは以下の3つをチェックしてみてください。
保護フィルムや画面の汚れを確認
まれに、保護フィルムと画面の間に埃が入っていたり、画面に強い汚れが付着していたりすることがあります。まずは乾いた柔らかい布で画面を優しく拭いてみましょう。
再起動してみる
一時的なシステムの不具合で表示がおかしくなっている可能性もあります。
iPhoneの再起動(機種によって方法が異なります)を行ってみて、黒い点が消えるかどうか確認してみましょう。
AssistiveTouchがオンになっていないか確認
もし黒い丸がタップすると動いたり、メニューが開いたりする場合は、AssistiveTouchがオンになっている可能性が高いです。
オフにするには「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」をオフにしてください。これで黒い丸は消えます。
【重要】修理が必要なケースと費用相場
自分でできる対処を試しても黒い点が消えない場合や、明らかに液晶漏れの症状が見られる場合は、修理を検討するタイミングです。
修理が必要な症状と理由
液晶漏れは特に要注意!
先ほどもお伝えした通り、液晶漏れは放置すると黒い部分がどんどん広がっていきます。最終的には画面全体が表示されなくなったり、タッチ操作が完全に効かなくなったりする可能性もあるので、早めの修理がおすすめです。
ドット欠けの場合
ドット欠け自体は急に広がることはあまりありません。そのため、気にならない場所にある、数が少ないという場合は、そのまま使い続けるという選択肢もあります。ただし、中古で売却する際には査定額に影響することがあるので、その点は覚えておきましょう。
修理費用の目安(2025年3月時点)
修理費用は、修理を依頼する場所やiPhoneの機種によって大きく異なります。
Apple正規サービス(Apple Store、正規サービスプロバイダ)
- メリット: 純正パーツ使用、修理後の保証あり、防水性能も維持される可能性が高い
- デメリット: 料金が高め、予約が必要な場合が多い
- 料金イメージ: 最新モデルで50,000円〜、数世代前のモデルでも30,000円〜(AppleCare+加入時は数千円で済む場合も)
非正規修理店
- メリット: 正規サービスより安い、即日修理に対応している店舗も多い
- デメリット: 使用パーツの品質にバラつきがある、修理後の保証が限定的、防水性能が落ちる可能性がある
- 料金イメージ: 機種や店舗によるが、10,000円〜30,000円程度で修理できる場合も
信頼できる修理店の選び方
非正規修理店を利用する場合は、「使用するパーツの品質(液晶のグレード)」「修理実績の多さ」「アフターワランティの有無」を必ず確認しましょう。口コミサイトだけでなく、実店舗があれば直接相談してみるのが安心です。
修理前に必ずやっておくべきこと
修理に出すことが決まったら、以下の準備を忘れずに行いましょう。
データのバックアップ
修理によっては端末のデータが初期化されることがあります。特に非正規修理店では、データ保全を保証していない場合も多いので、必ずiCloudかパソコンにバックアップを取ってから修理に出しましょう。
Appleサポートへの問い合わせ
「もしかしたら保証が効くかも?」と思ったら、まずはAppleのサポートに問い合わせてみるのも一つの手です。
- 購入から1年以内の限定保証期間内
- AppleCare+に加入している
- 特定のリペアプログラム(無償修理の対象)に該当していないか
これらに該当する場合は、無償または低額で修理できる可能性があります。
故障じゃなかった!AssistiveTouchの便利な使い方
ここまで故障について詳しく解説してきましたが、冒頭でお伝えしたように「黒い丸」にはもう一つのパターンがありました。それがAssistiveTouchです。
「画面の端に黒い丸があるけど、タッチすると反応するんだよね…」という方は、こちらを参考にしてみてください。
AssistiveTouchって何ができるの?
AssistiveTouchは、物理ボタンの代わりになるだけでなく、こんな便利な使い方もできます。
- スクリーンショットを簡単に撮る
- 画面をロックする
- 端末を再起動する
- 音量調節をする
- ジェスチャー(ピンチなど)を簡単に行う
よく使う操作をこのメニューに登録しておくと、ボタンを押す手間が省けてとても便利です。
自分好みにカスタマイズする方法
「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」から、メニューに表示する機能をカスタマイズできます。
また、画面上の黒い丸を「シングルタップ」「ダブルタップ」「長押し」したときの動作も設定可能。例えば「ダブルタップでスクリーンショット」なんて設定にすると、物理ボタンを押さずにサッと画面保存ができて便利ですよ。
まとめ:iPhoneの黒い丸、正体を正しく見極めよう
iPhoneの画面に現れる黒い丸は、放置すると危険な「液晶漏れ」なのか、単なる「ドット欠け」なのか、それとも便利な「AssistiveTouch」なのかで、取るべき対応がまったく異なります。
この記事で紹介した見分け方を参考に、まずは自分のiPhoneの状態をチェックしてみてください。
もし故障だったとしても、あわてる必要はありません。正規修理と非正規修理、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った修理方法を選べば大丈夫。
そしてもしAssistiveTouchだったなら、この機会にカスタマイズして、もっと便利に使いこなしてみてはいかがでしょうか?
どちらの場合も、早めの適切な対応が、愛用のiPhoneを長く快適に使うコツです。あなたのiPhoneに表示された黒い丸が、一日も早く解決しますように。
