「え、さっきまでここに置いたはずなのに…」
もし今、あなたがそう思って周りを見渡しているとしたら、相当パニックになっているんじゃないでしょうか。でも、ちょっとだけ落ち着いてください。iPhoneが盗まれたら、やるべきことは決まっています。しかも、やる順番が超重要です。
この記事では、万が一iphoneが盗難にあったときに、あなたが最初に行うべき5つのアクションを時系列で解説します。さらに、その後にやっておくべきこと、そして「もしも」に備えて今すぐ設定しておくべきことも合わせてお伝えします。
この記事を読めば、金銭被害や個人情報流出のリスクを最小限に抑えられます。 どうか一緒に、落ち着いて手順を確認していきましょう。
まずは5分以内にやること:iPhoneの居場所を突き止めろ
盗難に気づいたら、まず最初にやるべきことはただ一つ。あなたのiPhoneが今どこにあるのか、可能な限り特定することです。
「探す」アプリで現在地を確認
同じApple IDでサインインしている別のApple製品(iPadやMac)があれば、それに標準搭載されている「探す」アプリを開いてください。
もし他のApple製品が手元にない場合でも大丈夫。パソコンや友達のスマホからiCloud.comにアクセスして、あなたのApple IDでログインしましょう。「iPhoneを探す」をクリックすれば、地図上にあなたのiphoneの位置情報が表示されるはずです。
このとき、もし近くに現在地が表示されたとしても、絶対に自分だけで取り返そうとしないでください。相手がどんな人物かわかりません。最寄りの交番や警察に連絡して、一緒に向かってもらうのが安全です。
音を鳴らして周囲にアピール
「探す」アプリには、離れた場所からiPhoneに音を鳴らせる機能があります。もし近くにあるのに見つからない…という場合や、置き忘れかもしれないという場合は、この機能を使ってみましょう。
最大音量で警告音が鳴るので、周りの人に「このiPhone、盗まれたやつです!」とアピールできるわけです。実際にこれで犯人が慌てて置き去りにしたケースもあるので、試す価値はありますよ。
最初の1時間以内に完了すべき3つの護身術
ここからが本当の勝負です。位置情報を確認したら、あなたの大切なデータと財産を守るための行動に移りましょう。時間との勝負になります。
盗難モード(紛失モード)を有効にする
「探す」アプリでiPhoneの位置が確認できたら、すぐに「紛失モード」(iOS 15以降では「盗難モード」と呼ばれることも)をオンにしてください。
これを設定すると、以下のことが自動的に行われます。
- iPhoneがパスコードでロックされる
- Apple Payで使っていたクレジットカードや交通系ICが一時的に無効化される
- ロック画面にあなたのメッセージ(例:「このiPhoneは紛失しました。こちらの電話番号に連絡を…」)と連絡先を表示できる
つまり、たとえ悪意のある人があなたのiphoneを手にしても、中身を見たり、勝手に買い物したりできなくなるわけです。この機能、まじで最強なので、位置がわからなくても、とにかくすぐオンにするのが正解です。
携帯キャリアに連絡して回線を止める
次に、あなたが契約している携帯電話会社(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなど)に連絡しましょう。どのキャリアにも、紛失・盗難専用の24時間ダイヤルが用意されています。
ここで回線の一時停止を依頼してください。そうすることで、第三者に勝手に電話をかけられたり、高額なパケット通信を使われたりするのを防げます。
また、キャリアによっては端末自体をネットワークに接続できなくするIMEIロックという措置も取ってくれます。これがかかると、そのiPhoneは国内で二度と使えなくなるので、転売目的の犯人の目論見を大きく崩せます。
クレジットカード会社と銀行に連絡
もしあなたがApple Payにクレジットカードやデビットカードを登録していた場合、すぐに各カード会社に連絡してカードを停止してもらいましょう。
「でも、盗難モードで無効にしたし…」と思うかもしれません。確かに盗難モードでもカードは止まりますが、より確実を期すなら、カード会社直での停止をおすすめします。
最近の手口として、iPhoneを盗む前に、肩越しにロック解除のパスコードを盗み見するというものがあります。パスコードを知られてしまうと、犯人はあっさりと盗難モードを解除できてしまいます。そして、Apple Payに登録されたカードで不正利用をするんです。
「パスコード知られてるかも…」と少しでも不安があれば、クレジットカード会社への連絡は必須だと思ってください。
盗難から24時間以内にやるべきこと
ひとまず緊急の対応は終わりました。でも、まだやることは残っています。少し落ち着いてから、以下の対応を進めましょう。
警察に被害届を出す
どれだけ捜索しても見つからない場合、または明らかに盗まれたとわかる場合は、警察に被害届を提出してください。
行くときに持っていくべきものはこちらです。
- あなたの本人確認書類(運転免許証など)
- iphoneの購入時のレシートや保証書
- iPhoneの箱(シリアル番号やIMEIが書いてある)
- もし箱がなければ、Apple IDのアカウントページで確認できるシリアル番号のメモ
シリアル番号やIMEI(携帯端末固有の番号)は、警察が盗難品を特定するための重要な手がかりになります。この番号が手元にあれば、万が一、警察が犯人を捕まえたときに、あなたのiPhoneだと立証できる確率が上がります。
Appleサポートに連絡する
念のため、Appleのサポートにも連絡しておきましょう。特に、何らかの理由であなたのApple IDが不正に使われている可能性がある場合、Apple側でアカウントを保護する措置を取ってくれます。
また、AppleCare+の「盗難・紛失プラン」に加入している場合は、このタイミングで交換用のiPhoneをリクエストする手続きを進められます。
最後の手段:デバイスを消去する
どうしてもiphoneが見つからない…。そんなときは、最終手段として「探す」アプリから「デバイスを消去」を選びましょう。
これを実行すると、あなたのiPhoneに保存されていた写真、連絡先、メモなど、すべてのデータがリモートで消去されます。
ただし、超重要な注意点が一つ。 デバイスを消去すると、それ以降は「探す」アプリで位置情報を追跡できなくなります。つまり、犯人を見つける手がかりが完全に途絶えるわけです。
「データを見られたくない」のか「絶対にiPhoneを取り戻したい」のか。その優先順位によって、実行するかどうかを判断してください。
もしものときに備えて:今すぐ設定すべきこと
ここまでの話を聞いて、「怖い…」と思ったあなた。大丈夫です。盗難されてからではなく、今この瞬間にできる対策があります。
これが最重要!「盗難デバイスの保護」をオンにしよう
iOS 17.3から追加された、画期的な機能です。名前は 「盗難デバイスの保護」 といいます。
この機能をオンにすると、あなたのiPhoneが自宅や職場など、よく行く場所(=信頼できる場所)以外にある場合に、Apple IDのパスワードを変更するなど、重要な設定を行うときにFace ID(またはTouch ID)が必須になります。
さらに、セキュリティが高すぎると判断された操作(パスワード変更など)には、1時間のセキュリティ遅延がかかります。
つまり、先ほど話した「パスコードを覗き見されてiPhoneを盗まれた」ケースでも、犯人はあなたの生体認証なしにApple IDを乗っ取れないんです。1時間の猶予があれば、あなたがキャリアやAppleに連絡して被害を最小限に抑えられます。
これはもう、全iPhoneユーザーに強制レベルでオンにしてもらいたい機能です。 設定アプリを開いて、今すぐチェックしてみてください。
シリアル番号は写真に撮っておく
最後に、超簡単な予防策を一つ。iPhoneの箱に書いてあるシリアル番号やIMEIのラベルを、写真に撮っておきましょう。
そして、その写真をGoogleフォトやDropboxなど、iPhone本体以外の安全な場所に保存しておくんです。
いざというとき、この番号があなたのiPhoneを取り戻すための大きな武器になります。
まとめ:冷静な行動があなたを守る
iPhoneが盗まれるって、本当にショックな出来事です。でも、ここで大切なのは事前の備えと、盗難後の正しい行動です。
最後にもう一度、やるべきことをおさらいしておきましょう。
- 「探す」アプリで位置確認&音を鳴らす
- 盗難モード(紛失モード)を有効にする
- 携帯キャリアに連絡して回線を止める
- クレジットカード会社に連絡
- 警察に被害届を出す
そして、まだの方はすぐにでも 「盗難デバイスの保護」 をオンにしてください。
この記事が、万が一のときにあなたの大切なiphoneと、そこに詰まった思い出や情報を守る助けになりますように。どんなときも、無理な自力救済はせず、まずは信頼できる機関に相談することを忘れないでくださいね。
