ポケットを探ってもない。カバンの中を何度も見直してもない。さっきまで確かにあったはずのiPhoneがない——。
こんな時、誰でも一気に血の気が引くような思いをするものです。でも、ここで深呼吸してください。iPhoneなくした時の対処法は、実は手順さえわかっていればそこまで怖くありません。むしろ、パニックになって変な操作をしてしまうことのほうがリスクだったりします。
今回は、実際にiPhoneを紛失した経験のある人たちの声や、Appleの公式サポート情報をもとに、本当に役立つ対処法を時系列でまとめていきます。
まずは3分以内にやること
自分の番号に電話をかけてみる
「え、そんなこと?」と思うかもしれませんが、これが一番シンプルで効果的だったりします。固定電話や家族のスマホから、自分の番号に電話をかけてみてください。
マナーモードになっていなければ、近くのソファの隙間や車の中から着信音が聞こえてくるかもしれません。意外と「カバンの奥底でひっそりしてた」なんてこともあるんですよね。
「探す」アプリで位置を確認する
もし家族や自分がiPadやMacを持っていたら、そっちに入っている「探す」アプリを開いてみてください。なければ、パソコンからiCloud.comにアクセスしてサインインします。
ここで地図上にiPhoneの位置が表示されれば、ひとまず安心。でも、注意してほしいのはバッテリー残量。位置情報を何度も更新しようとすると、かえって電池を消耗してしまいます。
サウンドを再生してみる
地図上で位置が特定できたら、「サウンドを再生」を選んでみましょう。これはマナーモードでも関係なく最大音量で鳴る仕組みになっています。
「家の中でなくした」というケースなら、これで解決することも多いんですよね。ベッドの下とか、本棚の隙間とか、思わぬ場所から音が聞こえてくるかもしれません。
見つからない場合の次の一手
紛失モードをすぐにオンにする
もし位置が特定できない、または明らかに盗まれた可能性があるなら、これ以上迷わず「紛失モード」 を有効にしてください。
紛失モードのすごいところは、こんな感じで多機能なこと。
- パスコードを入れないと端末が使えなくなる
- ロック画面に「このiPhoneは紛失しました。この番号に連絡を」とメッセージを出せる
- Apple Payのカードが自動的に無効になる
- 端末が移動したら位置情報の履歴が残る
設定自体はカンタンで、「探す」アプリから対象のiPhoneを選んで「紛失モード」をタップ。あとは表示したいメッセージと連絡先電話番号を入れればOKです。
携帯電話会社に連絡して回線を止める
これは意外と見落としがちなんですが、SIMカードの悪用を防ぐためにも早めにやったほうがいいです。
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル——自分の契約している会社に電話して「iPhoneをなくしたので回線を止めてほしい」と伝えましょう。身分証明書の番号とか契約者情報を聞かれるので、準備しておくとスムーズです。
Apple IDのパスワードを変える
これも重要。「もし誰かに操作されたら」というリスクを考えると、Apple IDのパスワードは早めに変えておくに越したことはありません。
appleid.apple.comから変更できます。ついでに、メールやSNSのパスワードも変えておくと安心ですね。特にメールは「パスワード忘れた」時の本人確認に使われるので、最優先で変更するのがおすすめです。
どうしても見つからない場合の最終手段
リモート消去という選択肢
「もうこれは戻ってこないかも…」と思ったら、最後の手段としてリモート消去(初期化) があります。
「探す」アプリから「iPhoneを消去」を選ぶと、中のデータはすべて消えます。写真も連絡先もメッセージも、全部きれいさっぱり。
ただ、注意点もあって、一度消去すると位置情報の追跡はできなくなります。でも、紛失モードのメッセージはロック画面に残り続けるので、「拾った人が連絡しよう」と思ってくれる可能性はゼロじゃないんですよね。
バックアップはあった?
ここで重要なのが、日頃のバックアップ。iCloudに自動バックアップを設定していれば、新しいiphoneを買ったときに復元できます。
もしバックアップの設定をしていなかった…という人は、これを機に設定しておくといいですよ。「設定」→「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」でオンにできます。Wi-Fiと電源につないで寝てる間に勝手にやってくれるので、意識しなくても大丈夫。
警察と保険の話
警察への届け出は必要?
これは正直、状況によります。ただ、盗難の可能性がある場合や、保険を使う予定がある場合は、必ず届け出たほうがいいです。
最寄りの交番や警察署で「遺失物届(落とし物)」か「盗難届(盗まれた)」を出します。受理されると証明書がもらえて、これが保険の請求とかで必要になることがあるんですよね。
シリアルナンバー(IMEI)がわかるとさらにベター。購入時の箱か、Apple IDのデバイス一覧で確認できます。
保険や保証は使える?
- AppleCare+ 盗難・紛失プランに入ってる場合:自己負担金12,900円で交換機がもらえる(最大2回まで)
- 携帯会社の保証サービスに入ってる場合:ドコモの「ケータイ補償」とか、auの「故障紛失サポート」とか、各社似たようなのがあります
- クレジットカードの保険:購入から90日〜180日以内なら、ショッピング保険が適用されることも
まずは自分が何に入ってるか、確認してみてください。
再発防止のために今できること
「探す」設定を見直す
「設定」→「Apple ID」→「探す」で、次の2つがオンになってるか確認してみてください。
- iPhoneを探す:これがオフだとそもそも位置追跡できない
- 探すネットワーク:これがオンだと電源オフでも位置情報が送信されることがある
画面ロックはちゃんとしてる?
「パスコードが0000」とか「なし」って人は、すぐに変えたほうがいいです。6桁以上の複雑なパスコードか、Face ID/Touch IDを設定しておくのが無難。
防盗モードって知ってる?
最近のiOSには防盗機能が強化されていて、たとえば「コントロールセンターをロック画面で使えなくする」とか、そういった設定もできるようになってます。盗まれてもすぐに機内モードにされないように、みたいな対策ですね。
よくある質問に答えてみる
Q. 電源切られても位置ってわかるの?
A. iOS 15以降なら、電源オフでも「探すネットワーク」が機能することがあります。完全にバッテリーが死ぬまでは、微弱な電波で発信し続ける設計になってるんですよ。
Q. SIM抜かれたらもう追跡できない?
A. そんなことないです。Wi-FiやBluetoothを使って位置情報を送信するので、SIMがなくても「探す」は使えます。
Q. 初期化されたら終わり?
A. 初期化されても「アクティベーションロック」がかかるので、元のApple IDとパスワードがないと使えません。つまり、拾った人はただの文鎮化したiphoneを手に入れただけってことになります。
Q. Apple Storeに連絡すれば探してくれる?
A. 残念ながら、個別の端末を探すサービスはやってません。でも、持ち込まれた端末の持ち主確認とかはサポートしてくれるので、何かあったら相談してみる価値はあります。
まとめ:iPhoneなくした時の対処法は「早さ」と「正確さ」
結局のところ、iPhoneなくした時の対処法で一番大事なのは「早めの行動」と「正しい手順」です。
- まずは電話をかけてみる
- 「探す」で位置確認&サウンド再生
- 見つからなければ紛失モード
- 携帯会社とApple IDの対策
- 必要に応じて警察と保険
この流れを覚えておくだけで、もしもの時にかなり落ち着いて行動できるはずです。
最後に、これだけは絶対にやらないでほしいのが「第三者にApple IDのパスワードを教える」こと。Appleが電話やメールでパスワードを聞いてくることは、絶対にありません。フィッシング詐欺に引っかからないように気をつけてくださいね。
あなたのiphoneが無事に見つかりますように。そして、この記事がもしもの時に役立ちますように。
