「あれ、iPhoneがない…!」
ポケットの中、カバンの中を何度も探しても見つからない。さっきまで使っていたのに。そんな時、誰もが一瞬で頭が真っ白になる経験をするんじゃないでしょうか。
でも、そこで慌てるのは禁物。むしろ最初の行動が、その後の被害を大きく左右するんです。今回はiphoneをなくした瞬間にやるべき「ロック」や「初期化」を含めた7つの対策を、緊急度順にまとめました。
まず最初にやるべきこと。たった3分の行動が命運を分ける
なくしたことに気づいたら、まずは深呼吸。そして以下の順番で行動を開始してください。時間との勝負です。
1. 自分の電話番号にかけてみる
意外と見落としがちですが、まずは自分の番号に電話をかけてみることから始めましょう。
近くのソファの隙間や車の中など、思わぬ場所でマナーモードになっているだけかもしれません。家族や友人の電話を借りて、着信音が聞こえないか確かめてみてください。
もし親切な誰かが拾っていれば、この電話で直接会話ができる可能性もあります。「もしもし、これ落としましたよ」と出てくれるのがベストなシナリオですね。
2. 「探す」アプリで位置を確認する
電話が通じなかったら、次は「探す」アプリの出番です。普段から設定がオンになっていれば、iphoneの現在地(または最後に確認された位置)が地図上に表示されます。
チェックすべきポイント:
- 現在地が表示されるか
- 自宅や職場の近くか、それとも見知らぬ場所か
- バッテリー残量はどのくらいか
ここで大切なのは「まだ移動しているかどうか」。もし見知らぬ場所で、かつ移動中なら誰かに拾われて持ち運ばれている可能性が高いです。
すぐに端末をロックする方法
位置が確認できても、すぐに取りに行けない場合や、見知らぬ場所にある場合は、一刻も早く端末をロックする必要があります。
3. 「紛失モード」を有効にする
「探す」アプリには「紛失モード」という機能があります。これをオンにすると、即座にiphoneがパスコードでロックされ、Apple Payも無効化されます。
さらに強力なのは、画面にメッセージを表示できること。
「このiPhoneは紛失しました。090-XXXX-XXXXまでご連絡ください」
こんなメッセージを表示しておけば、善良な拾い主が連絡してくれるかもしれません。
オフラインでも安心な理由
「でも、電源切られてたら意味ないんじゃ…?」
そんな心配、実は無用です。最近のiOSには「探すネットワーク」という機能があって、電源がオフの状態でも近くにある他人のApple製品があなたのiphoneの信号を拾い、暗号化した位置情報をこっそり教えてくれるんです。
4. パソコンや友達のiPhoneからも操作できる
「自分のiPhoneがないのに、どうやって『探す』アプリを使うの?」
この疑問、よく聞かれます。実は方法がいくつかあるんです。
- iCloud.comを使う:パソコンや図書館の端末などから「iCloud.com」にアクセスして、あなたのApple IDでサインイン。「iPhoneを探す」をクリックすればOKです。
- 家族や友達のiPhoneを借りる:「探す」アプリをダウンロードして、あなたのApple IDでサインインするだけ。自分の端末と同じように操作できます。
二要素認証がオンになっている場合は、信頼できる電話番号(家族の番号など)に認証コードが送られるので、事前に登録しておくとスムーズです。
最悪のケースに備える。データ消去と回線停止
もし「これは戻ってこないな」と諦めざるを得ない状況なら、次のステップに進みましょう。
5. 最終手段「iPhoneを消去」
「探す」アプリには「iPhoneを消去」という強力な機能があります。これを実行すると、端末内のすべてのデータ、写真、連絡先、アプリの情報が遠隔で消去されます。
ただし、超重要ポイント:
消去すると、その後は位置情報の追跡ができなくなります。なので「最後にもう一度だけ場所を確認してから消去する」という順番がおすすめです。
安心してほしいのは、消去後もアクティベーションロックはかかったままということ。あなたのApple IDとパスワードを知らない限り、拾った人がこのiphoneを初期化して使うことはできません。つまり「使えない高級文鎮」になるわけです。
6. キャリアに連絡して回線を止める
iphone本体の話とは別に、SIMカード(回線)の処理も必要です。
携帯会社(docomo、au、Softbank、楽天モバイルなど)に連絡して、回線を一時停止してもらいましょう。こうしないと、拾った人に勝手に電話をかけられたり、データ通信を使われて高額請求されるリスクがあります。
各キャリアの連絡先:
- ドコモ:151(一般回線からは0120-005-250)
- au:0077-7-111
- ソフトバンク:一般電話からは0800-919-0157
- 楽天モバイル:050-5434-0910
キャリアによっては「紛失・盗難専用ダイヤル」を設けているので、自動音声に従って進めるとスムーズです。
公的な手続きと補償のこと
7. 警察に遺失届を出す
最後に、警察への届け出を忘れずに。
最寄りの警察署や交番で「遺失届(落とし物届)」を出しましょう。なくした日時、場所、iphoneの色やケースの特徴などを伝えます。
これには2つ意味があって、
- 誰かが警察に届けてくれた時に、あなたのもとに戻ってくる
- 保険や補償サービスを利用する際に「警察への届出証明」が必要なことが多い
特にキャリアの保険やiphoneの盗難・紛失補償(AppleCare+ with Theft and Loss)を使う場合は、この書類が必須になります。
保険や補償は使える?
- AppleCare+ with Theft and Loss:月額または一括で加入している場合、自己負担金(11,800円〜)で代替機を受け取れます。
- キャリアの保証サービス:各キャリアの月額サービスに紛失・盗難補償が含まれていることがあります。こちらも自己負担金(数千円〜1万円程度)が必要です。
どちらも申請には「警察への届出」「キャリアへの利用停止」が条件になっているケースが多いので、手続きは確実に済ませておきましょう。
紛失後に増えている巧妙な手口に注意
最近、怖いのは拾った人からの「なりすまし連絡」です。
「あなたのiPhoneを預かっています。Appleのサイトにアクセスして位置を確認してください」といったSMSやメールが届き、リンク先でApple IDとパスワードを入力させようとする手口です。
これはフィッシング詐欺なので絶対にリンクをクリックしないでください。公式のiCloud.comや「探す」アプリ以外で個人情報を入力するのは危険です。
戻ってきたときに備えて。今すぐできる設定
実は、なくしてからでは設定できない大切なことがあります。今回の体験を教訓に、今のうちにチェックしておきましょう。
スクリーンタイムでセキュリティ強化
もし悪意のある人に拾われた場合、相手はまず「設定」アプリから「探す」をオフにしようとします。これを防ぐには、「スクリーンタイム」で制限をかける方法があります。
- 「設定」>「スクリーンタイム」
- 「コンテンツとプライバシーの制限」をオン
- 「アカウントの変更を許可」を「許可しない」に設定
こうすると、Apple IDからのサインアウトやパスワード変更を防げます。ちょっと上級者向けの設定ですが、セキュリティは格段に上がります。
医療IDに緊急連絡先を登録
「ヘルスケア」アプリの「医療ID」に緊急連絡先を登録しておくと、ロック画面から緊急情報を表示できます。親切な拾い主がこの情報を見て連絡してくれる可能性があるんです。
まとめ。iPhoneをなくしたら迷わずこの順番で
最後に、もう一度優先順位をおさらいしておきましょう。
- 電話をかける(マナーモードや近くにあるかも)
- 「探す」アプリで位置確認&紛失モード(ロックとメッセージ表示)
- キャリアに連絡(回線停止で悪用防止)
- 警察に遺失届(保険と発見時のため)
- 必要なら遠隔消去(最終手段)
iphoneには「紛失モード」や「探すネットワーク」といった、なくした時に備えた強力な機能が最初から搭載されています。焦らず、この順番で一つずつ対処していけば、最悪の事態は避けられるはずです。
もしこの記事を読んでいるあなたが今まさにiPhoneをなくしてしまったなら、まずは「探す」アプリを開いてください。その一秒が、あなたの大切なデータを守ることにつながります。
