沖縄のビーチで、気づいたらポケットが軽くなってた
先週の話です。
友達と旅行で行った沖縄。最高の天気、エメラルドグリーンの海。テンション上がって写真撮りまくってたんです。
で、波打ち際でしゃがんだ瞬間。
ズボンのポケットからiphoneが滑り落ちて、そのまま海へ…。
「あっ」
と思った時にはもう遅い。ゆっくりと沈んでいくiPhoneを、ただ見つめることしかできませんでした。
心臓がバクバクする。頭の中真っ白。
「終わった…データ全部消える…写真もLINEも…」
でも、その後の対応で運命が分かれます。
私と同じように「iPhoneを海に落とした」あなたへ。
まずは落ち着いて。そして、この順番で動いてください。
海に落としたiPhone、今すぐやるべき応急処置4選
1. とにかく電源を切る!一秒でも早く
拾い上げたら、まず電源ボタン長押しでシャットダウン。
これ、超重要です。
水没したiPhoneの最大の敵は「通電」によるショート。特に海は塩水なので、電気の通りが真水の比じゃない。水の中で通電し続けると、基板が一瞬で焼き切れる可能性があります。
画面がついてても、動いてても、迷わず電源オフ。ここで迷うと、あとで後悔します。
2. 海水を真水で優しく洗い流す
「え? 水没したのにさらに水で洗うの?」
そうです。これ、海水ならではの最重要ポイント。
海水って乾くと塩の結晶が残るんです。この結晶が吸湿性を持ってて、時間が経つとじわじわ内部を腐食させる。しかも結晶そのものがコネクタに詰まって、接触不良の原因にもなる。
洗い方はこうです:
- iPhoneをしっかり握って、充電ポートを下に向ける
- 少量の真水(ペットボトルの水でOK)を優しくかけ流す
- 絶対に石鹸は使わない
強い水流で内部に水を押し込まないように、優しく、さっと洗い流すイメージです。
3. 水を拭き取って、SIMカードを抜く
柔らかい布(眼鏡拭きがベスト)で表面の水滴を拭き取ります。
この時、ぐいぐい拭かなくて大丈夫。布を当てて、水分を吸い取らせる感じで。
で、SIMカードのトレイを抜いてください。
理由は2つ:
- トレイを抜くことで内部に空気の通り道ができて乾きやすくなる
- SIMカード自体に水が回ってるかもしれないから
抜いたSIMカードは、別途乾いた布で優しく拭いて、安全な場所に保管しましょう。
4. 絶対にやってはいけない3つのこと
ネットでよく見る「やってはいけない」、実際に失敗例も多いのでまとめておきます。
❌ ドライヤーで乾かす
熱で基板やバッテリーが壊れるだけでなく、水分だけ飛んで塩分が内部にこびりつきます。最悪の選択肢です。
❌ 電子レンジに入れる
これは論外です。爆発します。冗談抜きで。
❌ 米びつに入れる
これ、昔は「やってた」って人多いんですけど、科学的には逆効果なんです。
精米には微粉末(でんぷんの粉)がついてて、それが内部に入り込むと逆に水分を吸って腐食を進める。しかも米粒がポートに詰まるリスクも。シリカゲル(乾燥剤)があるならそれがベスト。なければ風通しの良い日陰で扇風機の風を当てて乾かす方がマシです。
【体験談】その後、私のiPhoneはどうなったか
私の場合、上記の応急処置をして、とりあえず24時間は電源入れずに放置しました。
翌日、恐る恐る電源ボタンを押すと…。
画面がついた!
でも、スピーカーから音がくぐもってて、なんかこもってる。あと充電ケーブル挿すと「液体が検出されました」って警告が出る。
この時点で「あ、やっぱりダメージ受けてるな」と実感しました。
ちなみに、液体検知シート(LSI)って知ってますか?
これ、iphoneの内部についてる水濡れチェッカーみたいなもので、これが赤くなってるとAppleの保証が効かなくなるんです。SIMトレイのスロットの中を懐中電灯で照らして確認したら…
真っ赤でした(泣)
でも、ここで絶望しないでください。選択肢はまだあります。
修理か、買い替えか。費用とリスクを比較
Apple Store(正規店)の場合
メリット
- 純正部品使ってくれる
- 修理後の保証がしっかりしてる
デメリット
- 基本「修理」ではなく「有償交換」(リファービッシュ品と交換)になる
- データはほぼ戻ってこない(初期化される)
- めっちゃ高い
費用の目安
- AppleCare+入ってる場合:12,900円程度
- AppleCare+なし:機種によるけど5万円〜12万円
私の場合、データが命だったので、この選択肢は却下しました。
キャリア(ドコモ/au/ソフトバンク)の場合
メリット
- 店頭で相談できる
- 保険(ケータイ補償)に入ってれば数千円〜1万円台で交換機が届く
デメリット
- 預かり修理になることが多くて、代替機が必要
- やっぱりデータは消える
保険入ってるなら、これが一番コスパいいかも。
街の修理店(非正規店)の場合
メリット
- データ復旧を最優先してくれる
- 比較的安い
- 短時間で終わることも
デメリット
- 店によって技術力の差が激しい
- 非正規部品使うと、その後Appleで修理断られる可能性あり
費用の目安
- 1万円〜5万円程度(症状による)
私はここに賭けました。
私が選んだ道
結論から言うと、街の修理店で基板修理をしてもらいました。
料金は35,000円。データは無事復旧。
「海水による腐食が進んでたけど、運が良かったですね」って言われました。応急処置で電源切ってたのが良かったみたいです。
でも、正直ギャンブルでした。友達は同じ状況で「データ全滅」だったので。
海でiPhoneを使うなら必須! 再発防止グッズ3選
今回の教訓を活かして、次からはこれらを必ず持っていこうと思います。
1. 完全防水ケース(シュノーケリング用)
水中撮影するならこれ一択。
IP68等級を超える防水性能のものや、フロートストラップ(浮くやつ)付きがおすすめ。口コミ見てると「海に入っても全然問題なかった」って声多数。
タッチパネルの感度が少し落ちるのはご愛敬。
2. 防水機能付きスマホポーチ
「がっつり泳がないけど、水しぶきは避けたい」って人に。
首から下げられるタイプが便利です。海だけじゃなくて、プールや雨の日のお出かけにも使える。
3. フローティングストラップ
これ、めっちゃいいです。
手首に巻きつけるタイプのリール式ストラップ。うっかり手を滑らせても、iPhoneが水に浮くか、手首に繋がってるから落ちない。
「波に持ってかれた」って口コミもあるので、完全に安心はできないけど、ないよりは100倍マシ。
【最重要】日頃からのバックアップが命綱
今回一番実感したのはこれ。
「バックアップさえあれば、最悪新しいiPhone買えばいい」
そう思えるかどうかで、心の余裕が全然違います。
iCloudバックアップ(簡単)
Wi-Fi環境で自動バックアップ。設定→[ユーザー名]→iCloud→iCloudバックアップ をオンにするだけ。
寝てる間に勝手にやってくれるので、一度設定すればほったらかしでOK。
iTunes/Finderバックアップ(完全)
パソコンに繋いでバックアップする方法。
これのいいところは暗号化バックアップにすれば、パスワードやヘルスケアデータも含めて完全復元できること。
「新しいiPhone買ったら、前のと同じ状態が戻ってきた」ってのが理想ですよね。
まとめ:iPhoneを海に落としても、諦めないで
長々と書きましたが、最後に一番伝えたいこと。
iPhoneを海に落としたら、以下の順番で動け
- すぐに電源を切る
- 真水で優しく洗い流す(海水の塩分を落とす)
- 表面の水を拭き、SIMカードを抜く
- 絶対にドライヤー・米びつ・充電はしない
- 最低24時間は乾燥させる
- データが大事なら、修理店に相談(自己判断で電源入れない)
私みたいに「まさか自分が」ってこと、本当に起こります。
もし今この記事を読んでるあなたが、ついさっきiPhoneを海に落としたなら…大丈夫。
落ち着いて、この手順を思い出してください。
そして、データが戻ったら、すぐにバックアップの設定を。
それが、海でiPhoneを使うすべての人の、最後の砦です。

