「歌ってみた」を始めてみたいけど、「特別な機材を買わなきゃいけないんでしょ?」「編集って難しそう…」と悩んでいませんか?
実は、今あなたが持っているiphoneだけで、驚くほどクオリティの高い「歌ってみた」が作れちゃうんです。
この記事では、これからiPhoneで「歌ってみた」を始めたい超初心者の方から、「もっと音質を良くしたい」と思っている中級者の方まで、役立つ情報をまるっとお届けします。
特別な知識がなくても大丈夫。iPhone一台でどこまでできるのか、そしてワンランク上の仕上がりを目指すには何をすればいいのか、一緒に見ていきましょう。
iPhoneで「歌ってみた」を録音する3つのメリット
まずは、なぜiPhoneが「歌ってみた」録音に最適なのか、その理由を3つに絞ってお伝えします。
1. 初期費用がほぼゼロ
パソコンや高価なオーディオインターフェースを買わなくても、今持っているiPhoneと付属のイヤホン(または100均のイヤホンマイク)があれば、すぐに始められます。「続くかわからないのに、お金をかけたくない…」という初心者の方にぴったりです。
2. 録音から編集、投稿までが一台で完結する
iPhoneなら、録音だけでなく、アプリを使った編集(MIX)や、YouTubeやニコニコ動画への投稿まで、すべてiPhoneだけで完結します。パソコンにデータを移す手間がなく、スキマ時間にサクッと作業できるのは大きな魅力です。
3. 手軽に試せるから、上達も早い
思いついた時にすぐ録音できる環境は、練習のハードルをグッと下げてくれます。何度も録音して聴き返すうちに、自分の歌の癖や改善点が見つかりやすくなり、上達スピードも自然と上がっていきます。
【機材編】あなたの目的別!iPhoneで歌ってみた録音のおすすめマイクとアプリ
さて、ここからは実際に「歌ってみた」を作るために必要なものをご紹介します。とはいえ、「何を買えばいいかわからない…」という方のために、予算や目的別に分けて解説していきますね。
まずは0円で!iPhoneだけで始める方法
一番手軽なのは、iPhoneに標準で入っているボイスメモアプリを使う方法です。
録音したいときにアプリを開いて赤いボタンを押すだけ。これだけで「歌ってみた」の原稿は完成します。
ボイスメモでちょっとだけ音質を良くするコツ
- 録音する場所は、できるだけ静かな部屋を選びましょう。カーテンや布団がある部屋は音の反響が少なく、おすすめです。
- iPhoneを直接持つと、触れる音が入ってしまうことがあります。100円ショップで売っているスマホスタンドなどに置いて録音すると、余計なノイズが減ります。
【手軽さ重視】iPhoneに直挿しできるおすすめマイク3選
「もうちょっとだけ音質にこだわりたい!」という方には、iPhoneに直接挿せる外部マイクがおすすめです。接続も簡単で、使うだけで声がぐっとクリアになります。
1. RØDE VideoMic Me-L
指向性の高いマイクで、狙った音(あなたの声)をクリアに拾い、周囲のノイズをカットしてくれます。動画撮影用としても有名ですが、「歌ってみた」の録音にもぴったり。コンパクトなので持ち運びもしやすいですよ。
2. SHURE MV88
世界的に有名なマイクメーカー、SHUREが作ったiPhone専用マイク。回転する構造なので、録音スタイルに合わせて角度を調整できます。専用アプリを使えば、録音の細かな設定もできるので、こだわりたい方に最適です。
3. IK Multimedia iRig Mic Lav
アコースティック楽器用のマイクとしても有名なiRigシリーズの、クリップ式マイクです。服にクリップで留めて使うタイプなので、マイクまでの距離が一定に保ちやすく、安定した音量で録音できます。値段も比較的お手頃なので、初心者の方の最初の一台にぴったりです。
【本格派】オーディオインターフェースとXLRマイクの組み合わせ
「せっかくやるなら、プロ並みの音質で録音したい!」という向上心のある方には、少し本格的な機材に挑戦してみるのもおすすめです。
オーディオインターフェースとは、マイクとiPhoneの間に入れて、音をよりキレイにデジタル信号に変換する機器のこと。これを使うと、ノイズが少なく、ダイナミックレンジの広い(声の小さいところから大きいところまで豊かに表現できる)録音が可能になります。
- オーディオインターフェース
- Focusrite Scarlett Solo (第4世代): 初心者からプロまで世界中で使われている定番機種。クリアでキレイな音質が特徴で、付属ソフトも充実しています。
- Steinberg UR22C: 安定したドライバーと頑丈な作りが魅力。USB-C接続に対応しており、遅延が少ない録音が可能です。
- XLRマイク
- SHURE SM58: ライブハウスなどでも標準的に使われている、ド定番のダイナミックマイク。声の芯をしっかり捉え、余計なノイズを拾いにくいのが特徴です。
- audio-technica AT2020: スタジオ録音でも使われるエントリークラスのコンデンサーマイク。SM58よりも繊細な音を拾うので、声の細かいニュアンスまで録音したい方におすすめです。
本格派セットをiPhoneで使うために必要なアダプタ
これらをiPhoneに接続するには、Apple純正のLightning – USBカメラアダプタが必須です。さらに、オーディオインターフェースによっては電力が足りずに動作しないことがあるので、アダプタにLightningケーブルを繋いで給電しながら使うのが安定します。
【アプリ編】iPhoneで歌ってみたのクオリティを劇的に上げる録音・編集アプリ
どんなにいいマイクを使っても、アプリの使い方次第で仕上がりは大きく変わります。ここでは、無料で使える神アプリを中心にご紹介します。
録音アプリの選び方
- とにかく手軽に録音したいなら「ボイスメモ」
下書き用や、ちょっとしたアイデアを録りためるのに最適です。 - 本格的なMIXまでこれ一本!「GarageBand」
iPhoneに無料でインストールできるこのアプリがあれば、録音から編集(MIX)まで、ほとんどの作業が完結します。多機能で最初は少し戸惑うかもしれませんが、一度使い方を覚えれば手放せなくなります。 - さらに高機能な録音を求めるなら有料アプリも
「MultiTrack DAW」や「Ferrite Recording Studio」などの有料アプリは、GarageBandにはない細かい設定が可能なものもあります。ただし、まずは無料のGarageBandで十分すぎるほどのクオリティを実現できますよ。
【テクニック編】初心者でもできる!iPhoneでプロ並みの音質にする録音と編集のコツ
さあ、機材とアプリが揃ったところで、実際に録音して編集してみましょう。ちょっとしたコツを押さえるだけで、音質は劇的に変わります。
録音時の3つの鉄則
- 録音環境を整える
エアコンや冷蔵庫の音は意外とノイズとして録音されてしまいます。録音中はそれらをオフにし、窓を閉めましょう。部屋の反響が気になる場合は、カーテンを閉めたり、布団や毛布を近くに置くだけでも吸音効果が期待できます。 - 録音レベルを調整する
GarageBandなどで録音する際、声が一番大きいところでメーターが「-6dB~-3dB」くらいを指すようにマイクとの距離や入力感度を調整します。これより大きいと音が割れてしまい、小さいと後で音量を上げたときにノイズが目立ってしまいます。 - ポップノイズに気をつける
「パ」「タ」「カ」などの破裂音がマイクに直接当たると、風圧で「ボフッ」という嫌なノイズ(ポップノイズ)が入ります。マイクを口の真っ正面に置かず、少し横や上にずらすだけで軽減できます。本格的なポップガードを使うのも手です。
GarageBandを使った編集(MIX)の基本ステップ
録音が終わったら、GarageBandで音を磨いていきましょう。
- 不要な部分をカットする
録音の最初と最後の無音部分や、明らかなミステイク部分はカットしてしまいましょう。 - ノイズを除去する
GarageBandには「ノイズゲート」という機能があります。設定した音量以下の音をカットしてくれるので、無音部分のサーっというホワイトノイズを消すのに役立ちます。 - イコライザー(EQ)で声をクリアにする
声には、こもって聞こえる帯域や、耳障りに聞こえる帯域があります。EQを使って、不要な低音域を少しカットし、声の輪郭を決める中高音域をほんの少し持ち上げるだけで、聴きやすくクリアな声に変わります。 - コンプレッサーで音量を安定させる
歌っていると、どうしても声の大きさにバラつきが出ます。コンプレッサーは、大きすぎる音を抑え、小さすぎる音を持ち上げて、全体的に音量を均一にしてくれる効果があります。これにより、聴き疲れしない安定した歌声になります。 - リバーブで奥行きを出す
最後にリバーブ(残響音)をほんの少しだけかけます。これだけで、声に程よい奥行きと広がりが生まれ、プロの録音のように聴こえます。かけすぎると逆に不自然になるので、ほんのりを意識しましょう。
【注意点】iPhoneで歌ってみたを録音するときのよくあるトラブルと解決策
最後に、実際に録音していると遭遇しがちなトラブルとその対処法をまとめておきます。
- マイクが認識されない
- 原因: 接続順序の問題や、アダプタの相性、電力不足が考えられます。
- 解決策: iPhoneを再起動する。マイクを繋いでからアプリを開く、またはその逆を試す。Lightning – USBカメラアダプタを使う場合は、給電しながら接続してみる。
- 音が小さすぎる / 大きすぎて割れる
- 原因: 録音レベルの設定ミスがほとんどです。
- 解決策: 冒頭でお伝えしたように、一番大きな声で「-6dB~-3dB」を目安にレベル調整を行いましょう。マイクとの距離も調整してください。
- 「サー」というノイズが気になる
- 原因: 録音環境のノイズか、機材由来のノイズ(ハムノイズ)の可能性があります。
- 解決策: 録音環境を見直す(エアコンなどを消す)。機材のケーブルが電源ケーブルと近いとノイズが乗ることがあるので、離してみる。編集時にノイズ除去機能を使ってみる。
まとめ:iPhone一つで、あなたの「歌いたい」は形にできる
いかがでしたか?
特別な知識や高価な機材がなくても、今あなたの手元にあるiphoneだけで、「歌ってみた」の世界は広がります。
まずはボイスメモで気軽に録音してみることから始めてみてください。そして、「もっと良くしたい」と思ったら、少しずつマイクやアプリにこだわってみる。その積み重ねが、あなただけの素敵な「歌ってみた」作品を生み出します。
この記事が、あなたの「歌ってみた」ライフの第一歩のお役に立てたら嬉しいです。さあ、今日からあなたもiPhone歌い手の仲間入りです!
