スマホが突然、電源すら入らなくなった——そんな経験、ありませんか?
「充電ケーブルを繋いでも反応しない」
「Appleロゴが表示されては消えるを繰り返す」
「水没させてしまったけど、データが消えるかも…」
こんな時、頭をよぎるのが「修理に出せるのか」「データは戻るのか」「いくらかかるのか」という不安。特に、仕事やプライベートで手放せないiphoneだからこそ、一日も早く使えるようにしたいですよね。
実は、そうした深刻な症状の多くは「基盤修理」で直せるケースがあります。しかも、店舗によっては即日対応も可能。この記事では、iPhone基盤修理の即日対応について、実際に修理に出す前に知っておくべきことを全てまとめました。
iPhone基盤修理ってそもそも何?
iPhoneの「基盤」とは、スマホの頭脳にあたる部分。パソコンで言うところのマザーボードです。この基盤の上には、CPUやメモリ、電源をコントロールするICチップなど、無数の電子部品がびっしりと実装されています。
画面割れやバッテリー交換といった「パーツ交換」と決定的に違うのは、基盤修理は「電子回路の手術」だということ。顕微鏡を見ながら、髪の毛より細い配線を繋いだり、0.3mm単位のチップを交換したりする、まさに職人技が必要な修理なんです。
こんな症状は基盤トラブルの可能性が高い
- 電源が全く入らない(充電しても反応なし)
- リンゴループ(Appleロゴが出たり消えたりを繰り返す)
- パソコンに繋いでも認識しない
- 圏外表示が消えない(SIMカードは正常なのに)
- 水没させてしまった(多少の水でも時間経過で腐食が進む)
- 充電はできるのに異常に熱くなる
こうした症状が出た場合、バッテリーや画面を交換しても直らないことがほとんど。原因はあくまで「基盤」側にあるからです。
即日修理は本当に可能なのか?
「どうしても明日、iphoneが必要なのに…」
そんな切実な事情、よく分かります。結論から言えば、故障の内容と修理店の状況次第では即日修理は可能です。
即日対応しやすいケース、難しいケース
即日可能なケース
- 電源ICや充電ICなど、特定のチップだけの交換
- 診断結果が明確で、部品在庫がある
- 午前中の早い時間に持ち込める
- 比較的メジャーな機種(iPhone 11やSEなど)
即日が難しいケース
- 水没による基板全体の腐食がひどい
- 複数の箇所が故障している
- 希少な部品を発注する必要がある
- データ復旧を最優先したい(時間をかけた慎重な作業が必要)
つまり、軽度〜中度の故障であれば、朝イチで修理に出せば夕方には受け取れる可能性が高いということ。ただ、これはあくまで「診断結果が軽症だった場合」の話。まずは実際に修理店で診断してもらわないと、確実なことは言えません。
気になる費用のリアルな相場
「修理代って、本体買い替えとどっちが安いの?」
これ、一番気になるポイントですよね。基盤修理の費用は、症状の重さと機種によって大きく変わります。ざっくりとした相場はこんな感じです。
軽度な修理(電源IC不具合、軽微な断線など)
- iPhone 11以前:1.5万円〜2.5万円
- iPhone 12以降:2.5万円〜3.5万円
中度〜複雑な修理(複数チップ交換、水没清掃など)
- iPhone 11以前:2.5万円〜3.5万円
- iPhone 12以降:3.5万円〜5.5万円
ちなみに、Appleの正規サービスで本体交換(リプレイス)すると、機種によりますが5万円〜8万円程度かかります。しかも、交換前のiphoneのデータは基本的に戻ってきません。
そう考えると、データを残したい場合や、費用を抑えたい場合は基盤修理の方が現実的な選択肢と言えます。
こんな追加費用に注意
- 診断費用(良心的な店舗は無料の場合が多い)
- 緊急対応料金(即日割増がある店舗も)
- データ復旧費用(修理+復旧作業が必要な場合)
見積もりを取る時は「最終的にいくらになるのか」を必ず確認しましょう。
修理店選びで絶対に外せない4つのポイント
ここが一番重要です。基盤修理は技術力の差がハッキリ出る世界。「安いから」と飛びついて、かえって高くついた…なんて話も少なくありません。
1. 実績をちゃんと見せてくれるか
ホームページやSNSで「同じ機種・同じ症状の修理事例」を公開しているお店は信頼できます。「iPhone 12 電源入らない 修理」などで検索して、症例写真を出しているお店を探しましょう。
2. 無料診断があるか
「まずは診断してみないと分からない」というのが正直なところ。無料で診断してくれるお店は、それだけ自信がある証拠です。診断だけで数千円取るようなお店は要注意。
3. 保証期間と内容
修理後、同じ症状なら1ヶ月〜3ヶ月程度の保証があるのが一般的。「保証書」を発行してくれるかどうかも確認しましょう。
4. 説明が丁寧か
「ここが悪いから、こういう修理をします。費用はこれくらいで、リスクはこういうものです」と、素人にも分かるように説明してくれるお店が理想です。専門用語ばかり並べて煙に巻こうとするお店は避けたほうが無難。
修理に出す前にやっておくべきこと
即日修理をスムーズに進めるためにも、持ち込み前の準備は大事です。
パスコードの解除
診断のために画面ロックを解除する必要があります。「修理中にデータが見られるのでは?」と不安かもしれませんが、信頼できるお店なら修理中の画面を顧客に見えないようにするなどの配慮があります。
「探す」をオフに
修理後の動作確認のため、iCloudの「探す」機能はオフにしておきましょう。オフにできない場合は、その場で解除方法を聞けば大丈夫です。
バックアップ(可能なら)
奇跡的に動くタイミングがあれば、すぐにバックアップ。ただ、基盤故障の状態ではバックアップが取れないことがほとんどです。そこは割り切りも必要。
SIMカードは抜いておく
紛失防止のため、自分で抜いて持って行くか、預ける時に預かり証に「SIMあり/なし」を明記してもらいましょう。
データ復旧と基盤修理の深い関係
「壊れたiphoneの中の写真やLINEのトーク、どうしても取り出したい…」
これ、修理屋さんに一番多く寄せられる切実な願いです。実は、基盤修理とデータ復旧は表裏一体の関係にあります。
- 端末を使えるようにしたい → 基盤修理(動作優先)
- データだけでも取り出したい → データ復旧(データ優先)
この二つは、作業の優先順位が違います。データが何よりも大切な場合、修理店には「データ復旧が最優先です」と最初に伝えましょう。そうすれば、修理方法も慎重なアプローチに変わります。
最近は、基盤修理とデータ復旧の両方をワンストップで対応してくれる専門店も増えています。「まずは相談」が一番です。
修理後の注意点〜受け取ってからが本当の勝負〜
無事に修理が終わり、即日でiphoneが戻ってきたら、その場で必ずチェックしてください。
その場で確認すること
- 電源のオンオフ
- 充電の認識
- 通話、Wi-Fi、カメラ、スピーカーなど全ての機能
- 画面のタッチ反応
保証があっても、お店を出てから「実は画面が変だった」ではトラブルの元。その場でしっかり確認しましょう。
防水性能は戻らない
これはとても大事なポイント。一度開封したiPhoneは、工場出荷時の防水性能が戻りません。修理後は、水回りでの使用には細心の注意を払ってください。
再発防止のために
基盤修理は、あくまで「壊れたところを直す」治療。体で言えば風邪を治すようなもので、免疫力が上がるわけではありません。落下や水没には、修理前以上に気をつけて使いましょう。
まとめ:即日修理で迷った時の判断基準
iPhoneの基盤修理、特に即日対応について見てきました。最後に、迷った時の判断基準をシンプルにまとめます。
修理を選ぶべきケース
- データを絶対に失いたくない
- 今使っている機種を気に入っている
- 買い替えより費用を抑えたい
- 新しい機種に乗り換える時期じゃない
買い替えを選ぶべきケース
- 修理見積もりが5万円を超えた
- 数ヶ月以内に新型への買い替えを検討していた
- バッテリーや画面など、他にもガタがきている
即日修理は、街の修理屋さんならではの頼もしいサービス。でも、「とにかく早く」と焦る気持ちは分かりますが、技術力と信頼性を第一に選んでください。
朝、壊れたiphoneを持って行って、夕方には手元に戻ってきた——そんな体験ができれば、きっとそのお店のファンになりますよ。
あなたのiPhoneが一日も早く、元通りになりますように。
