iPhoneを使っていると、突然画面に現れる「黒いバー」に困らされたことはありませんか?「画面上部が黒く切れて表示される」「下のバーが消えなくて邪魔」「動画の上下に黒い帯が出る」など、一口に「黒いバー」と言っても、実はいくつかの種類があるんです。
この記事では、iPhoneに表示される様々な「黒いバー」について、原因別に徹底解説します。あなたのiPhoneに表示されている黒いバーが、単なる標準機能なのか、それとも故障のサインなのかを判断できるようになります。さらに、それぞれの対処法を10のステップでまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
iPhoneの「黒いバー」は大きく分けて3種類ある
まず知っておいてほしいのは、iphoneの画面上に現れる黒いバーには、大きく分けて3つのパターンがあるということです。
1つ目は故障や不具合が原因の黒い帯。 これは放っておくと悪化する可能性があるので、早めの対応が必要です。
2つ目は操作性を助けるための標準機能。 いわゆる「ホームバー」と呼ばれるもので、これは故障ではありません。
3つ目は動画やアプリの表示に伴う黒い帯。 コンテンツのアスペクト比が原因で発生するもので、こちらも正常な動作です。
あなたのiphoneに表示されている黒いバーは、どのタイプに当てはまりそうですか?それぞれ詳しく見ていきましょう。
【状況別】iPhoneに表示される黒いバーの正体と見分け方
状況A:故障や不具合で表示される黒い帯の特徴
これは最も注意が必要なパターンです。以下のような症状が出ていたら、ハードウェア障害の可能性があります。
- 画面の上部や端に突然、黒い帯が表示されるようになった
- 黒い部分が時間とともに広がっている気がする
- 黒い帯の周辺に緑色やピンク色の変色がある
- 黒い部分のタッチ操作が効かない
- 画面を押すと黒い部分の形が変わる(液漏れの可能性)
特に、iphoneを落としたりぶつけたりした記憶がある場合は、液晶パネルの故障や内部の断線が疑われます。このタイプの黒いバーは、自分で直そうとせず、プロの診断を受けることをおすすめします。
状況B:標準機能としての黒いバー(ホームバー/ステータスバー)
iPhone X以降のモデルには、ホームボタンの代わりとなる「ホームバー」が画面下部に搭載されています。これは画面下にある横長の細い黒い線のこと。
このホームバーには重要な役割があります。
- 下から上にスワイプするとホーム画面に戻れる
- 少し上にスワイプして止めるとマルチタスク画面が開く
- 左右にスワイプするとアプリの切り替えができる
また、画面上部の時計やバッテリー表示があるエリアは「ステータスバー」と呼ばれ、背景の壁紙との関係で黒く見えることがあります。特にダークモード設定時は、ステータスバー周りが黒く一体化して見えることも。
これらは正常な機能なので、心配する必要はありません。
状況C:アプリやコンテンツ表示に伴う黒い帯
YouTubeやNetflixで動画を見ているとき、画面の上下に黒い帯が表示されることがありますよね。これは「レターボックス」と呼ばれるもので、動画のアスペクト比(16:9など)とiPhoneの画面比率が異なるために発生します。
また、古いゲームアプリなどが最新のiPhone画面サイズに最適化されていない場合も、黒い帯が表示されることがあります。
これらはコンテンツをオリジナルの画角のまま表示するための正常な処理です。強制的に画面いっぱいに表示することもできますが、その場合は画像の一部が切れたり、引き伸ばされて見え方が変わったりします。
【完全保存版】iPhoneの黒いバーを消す・直す10の対処法
それでは、実際に黒いバーを改善するための方法を10のステップで紹介します。簡単なものから順に試していくのがおすすめです。
1. まずは強制再起動を試す
ソフトウェアの一時的な不具合が原因の場合、強制再起動で解決することがよくあります。機種によって操作方法が異なるので、自分のiPhoneに合った方法を試してみてください。
Face ID搭載モデル(iPhone X以降)の場合
- 音量を上げるボタンを素早く押して離す
- 音量を下げるボタンを素早く押して離す
- サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで押し続ける
Touch ID搭載モデル(iPhone SEなど)の場合
- サイドボタンとホームボタンを同時に押す
- Appleロゴが表示されるまで押し続ける
これだけで黒いバーが消えることも少なくありません。まずは試してみる価値アリです。
2. iOSを最新バージョンにアップデートする
Appleは定期的にiOSのアップデートを配信しています。これらのアップデートには、画面表示に関するバグ修正が含まれていることも多いんです。
設定アプリを開いて「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進み、利用可能なアップデートがないか確認しましょう。もしあれば、Wi-Fiに接続した状態でインストールしてください。
3. すべての設定をリセットする
写真や連絡先などのデータは消さずに、ネットワーク設定や画面表示の設定だけを初期状態に戻す方法です。
- 設定アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 一番下の「転送またはiPhoneをリセット」をタップ
- 「リセット」をタップ
- 「すべての設定をリセット」を選択
パスコードを求められたら入力すれば、設定のリセットが始まります。これで黒いバーが改善されるケースもありますよ。
4. アプリのアップデートを確認する
特定のアプリを使っているときだけ黒いバーが表示されるなら、そのアプリ自体に問題があるかもしれません。App Storeを開き、アップデートタブをチェックしてみてください。
アプリ開発者が最新のiPhoneに対応するアップデートをリリースしている場合があります。
5. 動画アプリではピンチイン・ピンチアウトを試す
YouTubeなどで動画視聴中に上下に黒い帯が出ている場合、画面を2本の指で拡げるピンチアウト操作をしてみましょう。多くの動画アプリでは、これで黒い帯をなくして画面いっぱいに表示できます。
逆に元に戻したいときは、2本の指でつまむピンチイン操作です。
6. iPhone本体の表示設定を変更する
設定アプリの「画面表示と明るさ」には「表示」という項目があります。ここで「標準」と「拡大」を切り替えることで、アプリの表示領域が変わり、黒い帯が解消されることがあります。
ただし、この設定を変えるとホーム画面のアイコン配置なども変わるので、その点は注意してくださいね。
7. ホームバーが邪魔な場合はAssistiveTouchを活用する
「ゲーム中にホームバーに誤って触れてしまう」という悩みには、AssistiveTouchがおすすめです。
設定アプリ→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」をオンにすると、画面上に浮かぶボタンが表示されます。このボタンからホーム画面に戻るなどの操作ができるので、ホームバーに触れる機会を減らせます。
8. ガイド付きアクセスで特定アプリの操作をロックする
子どもにiPhoneを渡すときや、動画視聴に集中したいときに便利なのが「ガイド付きアクセス」です。
- 設定アプリ→「アクセシビリティ」→「ガイド付きアクセス」をオンにする
- 使いたいアプリを開く
- サイドボタン(またはホームボタン)をトリプルクリック
- 画面下部の「開始」をタップ
これでホームバーを含む画面操作が一時的にロックされます。解除するときは再度トリプルクリックです。
9. DFUモードで復元する(上級者向け)
ここまでの方法で改善しない場合、より深いレベルの復元方法であるDFUモードを試す価値があります。ただし、この方法を実行するとiPhoneのデータはすべて消去されるので、事前に必ずバックアップを取っておいてください。
DFUモードの手順は機種によって異なるため、Appleの公式サポートページで最新の手順を確認することをおすすめします。少し難しい操作なので、自信がない場合は次のステップに進みましょう。
10. プロに診断してもらう(最終手段)
上記の方法をすべて試しても黒いバーが消えない場合、または以下のような症状がある場合は、ハードウェア障害の可能性が高いです。
- 黒いバーが時間とともに広がっている
- 画面にヒビや打撲の跡がある
- 黒い部分以外にも変色や線が見える
- タッチ操作が効かない場所がある
このような場合は、自分で直そうとせず、プロの診断を受けましょう。Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ、契約しているキャリアの店舗で相談するのが一番確実です。
機種別:ノッチ・Dynamic Island・ホームバーの違い
iPhoneの機種によって、画面上部の形状は異なります。これも「黒い部分」と認識されることがあるので、簡単に説明しておきますね。
ノッチモデル(iPhone X〜13)
画面上部の黒い切り欠き部分は「ノッチ」と呼ばれ、TrueDepthカメラシステムを収納するためのものです。これは故障ではなく、この世代のiPhoneの特徴です。
Dynamic Islandモデル(iPhone 14 Pro以降)
ノッチがなくなり、画面上部の黒い部分は状況に応じて形や大きさが変わるインタラクティブな領域になりました。これも正常な機能で、むしろ新しいiPhoneの魅力の一つと言えます。
ホームバー(全モデル共通)
画面下部の黒い線は、すべてのホームボタンなしモデルに搭載されている標準UIです。このバーがあるおかげで、直感的なジェスチャー操作が可能になっています。
まとめ:黒いバーの正体を見極めて適切に対処しよう
iPhoneに表示される黒いバーは、大きく分けて「故障・不具合系」「標準UI系」「コンテンツ表示系」の3種類あることがわかりました。
- 突然現れて動かない、広がっている、変色がある → 故障の可能性大
- 画面下部の細い線、画面上部のノッチ → 正常な機能
- 動画の上下に出る黒い帯 → アスペクト比の違いによる正常な表示
この記事で紹介した10の対処法を上から順に試せば、ほとんどの黒いバー問題は解決するはずです。それでも改善しない場合は、迷わずプロのサポートを受けましょう。Appleの公式サポートページや最寄りのApple Storeで相談するのが一番安心です。
あなたのiPhoneライフが、この記事で少しでも快適になれば嬉しいです。
