「あれ?iPhoneの画面の隅っこ、なんか黒くない…?」
最初は小さな点だったのに、気づいたら黒い部分が広がってきてゾッとした経験、ありませんか?あるいは朝起きたら画面の半分が真っ暗で、電源は入ってるのに何も映らない…そんなパニック状態になる前に、落ち着いてください。
実はこの「iPhone上の黒い部分」、症状によって原因も対処法も全然違うんです。システムの一時的な不具合なら、自宅で数分で解決できるケースもあります。
この記事では、画面に出てしまった黒い部分をどうにかしたいあなたのために、原因別の正しい対処法と、修理に出すべきかの見極め方をまとめました。画面修理の費用相場や、Appleの無償交換プログラムの対象になるかどうかの調べ方まで、ぜんぶお伝えします。
まずは「黒い部分」の種類をチェックしよう
一口に「黒い部分」と言っても、じつはいくつかのパターンがあります。自分がどの症状に当てはまるか、まずは確認してみてください。これによって原因とやるべきことがガラッと変わります。
黒い点やシミが現れている場合
画面上に小さな黒い点や、インクがにじんだような黒い染みがポツッと現れているパターン。
これ、多くの場合は液晶パネルが物理的に損傷しているサインです。強い衝撃を与えた覚えがなくても、ポケットに入れてしゃがんだときの圧力や、カバンの中でほかのモノに押されて発生することも。まれに製造過程の異物混入が原因のこともありますが、その場合は購入直後から気づくはず。
画面の一部または全体が真っ暗で何も映らない
着信音は鳴るのに、画面だけが真っ暗で何も見えないケース。
これはちょっと複雑で、いくつかの可能性があります。一番多いのは物理的な断線。落下の衝撃で本体内部のケーブルが外れかけてたり、断線してる状態です。でも一方で、ただのバッテリー上がりやシステムのフリーズってことも。実はコレ、後で紹介する「強制再起動」で直るケースがかなり多いんです。
線が入ってから暗くなった場合
最初は「黒い線」や「緑色の線」がチカチカしてたのに、最終的にその部分が黒く固まってしまった…というパターン。
これはディスプレイの接触不良や、画面表示を制御するICチップの故障である可能性が高いです。過去にiPhone Xなどで「緑色の線問題」が話題になりましたが、そういった特定モデル特有の不具合である場合も。放置すると症状が悪化することもあるので注意が必要です。
いますぐ試せる!自分でできる7つの対処法
ここからが本番です。「修理に出す前に、自分でなんとかできることはないの?」というあなたのために、すぐ試せる対処法をまとめました。基本的には上から順に試していくのがおすすめです。
1. 強制再起動を試す
まず最初にやってほしいのがコレ。iPhoneがシステムフリーズを起こしていて、画面が正しく表示されていないケースがあります。この場合、データが消えずに復旧できる可能性が高いです。
機種によって操作方法が違うので、自分のiPhoneに合わせて試してみてください。
- iPhone 8以降(SE第2/3世代含む)
- 「音量を上げる」ボタンをパッと押して離す
- 続けて「音量を下げる」ボタンをパッと押して離す
- サイドボタンをAppleロゴが出るまで長押し
- iPhone 7 / 7 Plus
サイドボタンと「音量下げる」ボタンを同時に、Appleロゴが出るまで長押し - iPhone 6s以前 / iPhone SE(第1世代)
ホームボタンとトップボタン(またはサイドボタン)を同時に、Appleロゴが出るまで長押し
これで画面が復活したら、単なるシステムの一時的な不具合だったということ。よかったですね!
2. 画面を清掃する
「え、そんなことで?」と思われるかもしれませんが、意外と見落としがちなのがコレ。
画面保護フィルムと本体の間にホコリやゴミが挟まって、黒い点のように見えているケースがあります。フィルムを貼ってる人は一度剥がして、画面自体を清掃してみてください。また、液晶保護フィルム自体に傷がついて黒く見えることも。これなら本体の故障じゃないので一安心です。
3. 設定アプリから表示設定を確認
もしかすると、アクセシビリティ設定で画面表示がおかしくなっている可能性もゼロではありません。
「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」をチェックしてみてください。「透明度を下げる」や「白黒反転」などが意図せずONになってると、表示が極端に暗く見えたりすることがあります。
4. 圧迫しているケースやカバーを外す
これは物理的な圧力が原因かもしれない場合の対処法。
ハードタイプのケースや、きつめのカバーを使っていると、iPhoneのフレームを常に押している状態になり、結果的に画面の端に圧力がかかって黒い染みができることがあります。一度ケースを外して、しばらく様子を見てみてください。
5. DFU復元でシステムをクリーンインストール
強制再起動でも直らない場合、最終手段としてDFU復元という方法があります。これはiPhoneの最深部にあるソフトウェアまで書き換える方法で、しつこいシステム障害ならこれで解決することも。
ただし注意点がひとつ。この操作をすると本体のデータがすべて消去されます。バックアップを取ってからにしてください。PCに[iPhone]を繋いで、Finder(Mac)またはiTunes(Windows)を使った操作が必要です。
6. 外部出力でデータを救出する
画面は真っ暗だけど、着信音は鳴るしPCには認識される…という場合、もしかしたらディスプレイだけが死んでいる状態かもしれません。
そんな時は、Lightning – HDMIアダプタなどを使ってテレビや外部モニターに出力してみてください。もし映れば、iPhone本体は生きています。大事な写真やデータをバックアップする猶予ができたということ。その間に修理を考えましょう。
7. アップデートを確認する
最後に、iOSのアップデート。最新バージョンに不具合修正が含まれているケースも。「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で、更新がないか確認してみてください。
やってはいけないNG行為3選
ネットには「自分で直す方法」みたいな情報があふれてますが、中には逆効果なものも。絶対にやめてほしいことをまとめました。
ドライヤーで温めないで!
「液晶の内部のムラを直すために温める」という都市伝説的な情報を見かけることがあります。絶対にやめてください。
[iPhone]の中にはリチウムイオンバッテリーが入っています。ドライヤーで温めるとバッテリーが膨張したり、最悪の場合発火する危険性があります。また、液晶パネルも熱でさらに損傷が悪化するだけです。
自分で分解しない
「修理動画を見たら簡単そうだった」という理由で、自分で分解して液晶を交換しようとする人がいます。これ、かなり危険です。
まず、自己分解するとメーカー保証が完全に無効になります。さらに、バッテリー端子をショートさせて火傷したり、フェイスIDの機能が永久に使えなくなったりするリスクも。プロの修理屋さんでも慎重に扱う部品なので、素人が手を出すにはハードルが高すぎます。
黒い部分を押さない・揉まない
「押したら直るかな?」と思って黒い部分をグッと押す人がいますが、これは最悪の行為です。
液晶が破損して「液晶漏れ」を起こしている状態でさらに押すと、内部の液晶がもっと広範囲に広がって、黒い部分が一気に拡大します。触らず、そっとしておいてあげてください。
修理に出すべき?その判断基準と費用相場
自分でできることを試してもダメだった場合、いよいよ修理を考えるタイミングです。でも「本当に修理に出さなきゃダメ?」「いくらかかるの?」と不安ですよね。判断基準と費用をまとめました。
修理が必要なサイン
以下のどれかに当てはまるなら、基本的には修理が必要です。
- 黒い部分が日に日に広がっている
- 黒い部分でのタッチ操作が効かない
- 強制再起動を何度試しても画面が真っ暗なまま
- 明らかに画面が割れているところから黒い染みが出ている
正規修理の料金目安
Appleの正規サービスプロバイダ(Apple Storeや認定修理店)で修理する場合の料金は、モデルによって違います。あくまで画面交換のみの場合の参考価格です(2024年〜2025年頃の情報)。
- iPhone 15 / 15 Pro Max シリーズ: AppleCare+未加入で約50,000円〜65,000円程度
- iPhone 14 / 14 Pro Max シリーズ: 同様に約40,000円〜60,000円程度
- iPhone SE(第3世代): 約20,000円程度
- AppleCare+に加入している場合: どのモデルも画面修理は3,400円(税込)で済みます
高いな…と感じるかもしれませんが、正規修理のメリットは交換後の保証がつくことと、防水性能が維持されること。非正規店ではこの2つが保証されないケースが多いです。
非正規修理店のリスクとメリット
街の修理店だと、正規の半額以下で直せることもあります。でもその分、リスクもあります。
メリット
- 料金が安い(15,000円〜30,000円程度で収まることも)
- 即日修理が基本ですぐ直る
リスク
- 交換したディスプレイの品質が純正と違う(色味が変、タッチ感度が悪い)
- 防水性能が完全に失われる
- その後また故障した場合の保証がなかったり、Apple Storeでは「改造端末」として受け付けてもらえなくなる
どうしても費用を抑えたい場合でも、実績のある信頼できる店舗を選びましょう。
まとめ|まずは症状を特定して正しく対処しよう
[iPhone]の画面に現れた黒い部分。突然のことで焦る気持ちはすごくわかります。でも、今日お伝えしたように、症状によって原因は全然違うし、自分で直せる場合もあるんです。
最後にもう一度、今日の流れをおさらいしておきましょう。
- 症状の種類をチェック(点なのか、全体なのか、線からなのか)
- 強制再起動など自宅でできる対処法を試す
- ダメなら修理かどうかの判断(広がってる?タッチ効かない?)
- 修理費用を調べて、正規か非正規かを決める
特に「強制再起動」は、データも消えずに簡単に試せるので、まずはここからやってみてください。
それでも直らない場合は、早めにプロに診断してもらうのが安心です。Appleの無償交換プログラムの対象になっていないか、Appleの公式サイトで自分の[iPhone]のシリアル番号を入力して確認するのも忘れずに。
あなたの[iPhone]が一日も早く正常な状態に戻りますように。画面の黒い部分に悩む人が、少しでも落ち着いて行動できる手助けになれば嬉しいです。
