みなさん、自分のiphoneのシリアル番号って、ちゃんと見たことありますか?
「設定アプリのどこかに書いてあるらしいけど、よくわからない」
「買ったときの箱に書いてあった気がするけど、どんな意味があるんだろう?」
「中古で買ったんだけど、これって本物かな?」
こんな風に思ったこと、一度はあるんじゃないでしょうか。
実はこのシリアル番号、ただの管理番号じゃないんです。調べれば調べるほど、あなたのiphoneに関する大切な情報がわかってくる、いわば「iPhoneの戸籍謄本」みたいなもの。
でも最近、シリアル番号のルールが変わったって知ってました?ネットで検索すると「4桁目と5桁目で製造週がわかる」みたいな情報がたくさん出てきますが、新しいiphoneを持っている人は、その情報、実は使えなかったりするんです。
今回は、そんなシリアル番号にまつわる素朴な疑問から、ちょっとディープな活用法まで、わかりやすく徹底解説していきます。中古でiphoneを買おうとしている人も、今使っている端末をもっと知りたい人も、最後まで読めばきっと「なるほど!」と思えるはずですよ。
iPhoneのシリアル番号ってそもそも何?基本的な意味をおさらい
まずは基本中の基本から。iPhoneのシリアル番号とは、簡単に言うと「世界に一つだけの個体識別番号」のこと。
あなたのiphoneが工場で生まれた瞬間に割り振られる、いわば「製造番号」です。これ、何のためにあるのかというと、主に3つの役割があるんですね。
1. 製造や流通の管理
どの工場で、いつ作られたのか。どのロット(製造のまとまり)で出荷されたのか。Appleが製品を追跡するために使っています。もし大量に不具合が出たとき、「この期間に作られた○○工場の製品を対象に交換します」ってアナウンスがありますよね。あれができるのは、シリアル番号でしっかり管理されているからなんです。
2. 保証やサポートの管理
あなたが買ったiphoneが、まだ保証期間内なのか。AppleCare+に入っているのか。修理に出したことがあるのか。こういった情報は、すべてシリアル番号に紐付いています。だからAppleのサポートに連絡するとき、「シリアル番号を教えてください」って最初に聞かれるんですね。
3. セキュリティ(アクティベーションロック)
これ、めちゃくちゃ重要です。紛失や盗難にあったiphoneが勝手に使われないように、シリアル番号やIMEI(あとで説明します)が持ち主のApple IDと紐付けられています。いわゆる「アクティベーションロック」ってやつですね。これがあるおかげで、拾ったiphoneを悪用される心配が減っているんです。
つまり、iPhoneのシリアル番号は、その端末の「身分証明書」 だと思ってください。住所(製造情報)もあれば、保険の加入状況(保証)もわかる。そんなイメージです。
まずは自分のiPhoneのシリアル番号を確認してみよう
「わかった、じゃあ自分のiphoneのシリアル番号を見てみよう!」と思ったあなた。どこを見ればいいのか、いくつか方法があります。
一番カンタンなのは設定アプリから
- 「設定」アプリをタップ
- 「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- すると、上から2番目くらいに「シリアル番号」が表示されます
これが一番早いし、確実。わざわざ本体をひっくり返したりする必要もありません。
本体に刻印されている場所もチェック
でも、「設定アプリが起動しない…」っていう状況もありますよね。そんなときは本体の刻印を探しましょう。
- iPhone 7よりも前の機種:背面に刻印されています
- iPhone 8以降の機種:背面ガラスには刻印がなくなりました。代わりにSIMカードトレイに刻印されています
SIMカードを取り出すのはちょっと面倒ですが、覚えておくと役立ちますよ。
その他の確認方法
- パソコンにつなぐ:Mac(Finder)やWindows(iTunes)に接続すると、端末の情報画面でシリアル番号が表示されます
- 製品の箱:購入したときの箱の裏面、バーコードが印刷されているラベルにシリアル番号とIMEIが書いてあります。箱を捨ててなければ、ここでも確認可能です。
ちなみに、シリアル番号とセットで覚えておきたいのが「IMEI(アイメイ)」という番号。これも個体識別番号の一種で、電話アプリで「*#06#」と入力すると画面に表示されます。Appleのサイトで保証を確認するときは、シリアル番号の代わりにIMEIも使えるので、覚えておくと便利ですよ。
【ここが最重要】シリアル番号のルールが変わった!今と昔の違い
さて、ここからがこの記事の一番のポイントです。
ネットで「iPhone シリアル番号 製造日」とかで検索すると、たくさんの解説記事が出てきますよね。「4桁目が製造年で、5・6桁目が製造週」みたいなやつ。
でも、最近のiPhoneをお使いの方は要注意。その情報、古い可能性が高いです。
昔(2020年くらいまで)のシリアル番号は12桁くらい
昔のフォーマット(例:F2LZABC0DEFG)では、確かに製造情報が含まれていました。
- 最初の数桁:製造工場のコード
- 4桁目:製造年の下一桁
- 5・6桁目:製造週(1年のうちの何週目か)
つまり、この頃はシリアル番号を見れば、「中国の○○工場で、2020年の第32週に作られたんだな」って、ある程度特定できたんです。
新しいiPhone(2021年以降)はランダムな10桁に
ところが、2021年以降に発売された新しいiphone(iPhone 13シリーズ、14、15、16など)では、シリアル番号のフォーマットがランダムな英数字10桁に変わりました。
これ、なぜ変わったのかというと、プライバシーとセキュリティ強化のため。製造情報が第三者に推測されるのを防ごうというAppleの意図があるんですね。
つまり、どういうこと?
- 昔の情報(「4桁目で製造年がわかる」など)は、新しいiPhoneには当てはまりません
- 新しいiPhoneのシリアル番号を見ても、製造工場や製造日を特定することは事実上不可能になりました
- ネットの古い記事を真に受けて「私のiPhone、製造が1年前だった!不良品?」って心配する必要は、基本的にありません
この事実、意外と知られていなくて、古い情報をそのまま載せているサイトもまだまだ多いんです。だからこそ、正しい知識を持っておくことが大切ですよ。
シリアル番号を使って実際にできること3選
じゃあ、シリアル番号の解析ができなくなった今、シリアル番号はもう役に立たないのか? そんなことは全然ありません。むしろ、もっと実用的な使い道があるんです。
1. 保証状況やAppleCare+の有無をチェック
これが一番メジャーな使い方。Appleの公式サイト「カバレッジを確認」ページ(checkcoverage.apple.com/jp/ja)にアクセスして、シリアル番号を入力するだけ。
そうすると、以下の情報が公式に確認できます。
- 製品の購入日が正しく登録されているか
- 1年間の限定保証の有効期限
- AppleCare+に入っているかどうかと、その期限
- 修理サービスやサポートの対象かどうか
例えば中古で買ったiphoneが「まだ保証期間内だった!」なんてことも。これは絶対にチェックしておきたいですね。
2. アクティベーションロックの状態を確認
中古でiphoneを買おうとしている人、ここはマジで要チェックです。
Appleの「iCloud アクティベーションロックの状態を確認」ページ(iCloud.com/activationlock/)で、シリアル番号かIMEIを入力すると、その端末にロックがかかっているかどうかがわかります。
もしロックがかかっている場合、前の持ち主のApple IDとパスワードがないと、あなたは一生そのiphoneを使えません。つまり、ただの文鎮です。
フリマアプリやオークションで購入する前に、出品者にシリアル番号かIMEIを教えてもらい、このページで確認するのは必須の習慣と言っていいでしょう。
3. 正確なモデル番号(型番)の特定
設定アプリの「情報」画面には、シリアル番号のすぐ上に「モデル番号」って表示されていますよね。
これが何の役に立つかというと、例えば「MU7D3J/A」みたいな番号で検索すると、そのiphoneの正確なモデル名(iPhone 15 Pro Max)、カラー、ストレージ容量がズバリわかるんです。
「あれ?このiphone、ネットで見た写真と色がちょっと違う気がする…」なんてときも、このモデル番号を調べれば、本当にその色かどうか確認できますよ。
中古iPhone購入時に知っておきたい!シリアル番号だけでは不十分な理由
ここまで読むと、「よし、シリアル番号をチェックすれば完璧だな!」と思うかもしれません。でも、ちょっと待ってください。
実は、シリアル番号だけを頼りにすると、逆に騙されてしまう可能性もあるんです。
なぜか?
悪質な業者や個人が、偽造iPhoneに本物のシリアル番号をコピーして刻印するケースがあるからです。
この場合、あなたがAppleのサイトでシリアル番号を確認すると「正しい番号です」と表示されるので、一見すると本物に見えてしまうんですね。でも本体は完全な偽物、という最悪のパターン。
じゃあ、どうやって見分けるの?
1. シリアル番号とIMEIの一致を確認する
設定アプリに表示されるシリアル番号とIMEI、SIMトレイに刻印されたIMEI、そして箱に書いてあるIMEI。この3つ(または2つ)がすべて一致するかを必ず確認しましょう。偽造品はこの辺が適当で、番号がバラバラだったりすることが多いんです。
2. 外観と動作を徹底的にチェックする
- 画面の写りは?特にベゼル(画面の縁)の部分が不自然に太くないか
- ボタンの押し心地は?純正はカチッと気持ちいい感触がある
- iOSの動作はカクカクしてないか?
- Face IDやTouch IDは正常に反応するか?
偽物は細かい部分の作りがどうしても雑になりがちです。時間をかけてじっくり見てみてください。
3. パソコンにつないでみる
パソコンに接続して、iTunesやFinderが正しく端末を認識するかどうかも重要なチェックポイントです。
Q&Aサイトでよく見る「シリアル番号あるある」疑問を解決
最後に、実際にユーザーからよく寄せられる質問をピックアップしてみました。
Q. フリマアプリで買ったiPhoneのシリアル番号を調べたら、製造が1年前だったんだけど、これって不良品?
A. 結論から言うと、製造時期が古いだけで不良品とは限りません。特に新しいモデルが出る前などは、工場で作ってから実際に売られるまで数ヶ月かかることはよくあります。気になるなら、Appleの保証確認ページで「購入日」が正しく登録されているかを見るほうが大事です。
Q. シリアル番号で調べたら「交換品」って出てきたんだけど、どういう意味?
A. それは、そのiphoneが整備済製品(リファービッシュ品)である可能性が高いです。例えば、故障した端末と交換で渡されたものとか。動作は新品同様にチェックされていますが、新品とはちょっと扱いが違います。保証期間も通常とは異なる場合があるので、しっかり確認しておきましょう。
Q. 中古iPhoneを買う前に出品者にシリアル番号を教えてと言ったら断られた。なんで?
A. シリアル番号自体で個人情報が特定されるリスクは低いとされていますが、「絶対に安全」とは言い切れません。サポート詐欺に悪用されたり、偽造品の材料にコピーされたりする可能性もゼロではないので、慎重な人は教えたがらないんです。もしどうしても教えてくれないなら、少なくともIMEIだけでも教えてもらって、アクティベーションロックの確認だけはしておきましょう。
まとめ:シリアル番号は「知っておくと役立つ」便利なツール
というわけで、今回はiPhoneのシリアル番号の意味から、具体的な調べ方、注意点までたっぷり解説してきました。
最後にもう一度、大事なポイントをまとめておきますね。
- シリアル番号はiphoneの「個体識別番号」。保証やサポート、セキュリティに使われる大切な情報
- 確認は「設定」→「一般」→「情報」が一番カンタン
- 2021年以降の新しいiPhoneはシリアル番号がランダムに。昔のように製造日や工場は特定できない
- できることは、Apple公式サイトでの「保証状況確認」と「アクティベーションロック確認」がメイン
- 中古購入時は、シリアル番号だけでなくIMEIの一致や外観チェックも必ずやろう
この記事を読んで、あなたのiphoneをもっと深く知るきっかけになれば嬉しいです。ぜひ一度、自分の端末のシリアル番号をチェックして、保証状況なんかも確認してみてくださいね。
