こんにちは。パソコン選びで、こんな経験ありませんか?
「同じThinkPad T14って書いてあるのに、値段が5万円も違う…」
「サポートに問い合わせようとしたら『型番を教えてください』って言われたけど、どこに書いてあるの?」
「中古で買おうと思ってるけど、この型番のモデルって具体的に何がすごいの?」
その疑問、全て「型番」を理解すれば解決します。
Lenovoのノートパソコンを選ぶとき、多くの人が製品名(例:ThinkPad T14)だけで判断しようとします。でも実は、これが落とし穴。同じ「ThinkPad T14」という名前でも、その中にはCPUやメモリ、ディスプレイ、さらには搭載されている最先端技術が全く異なる無数のバリエーションが存在するんです。
それらを一つひとつ区別する唯一の「正式な名前」。それがLenovo 型番です。
この型番の読み方をマスターすれば、スペック表の裏側にある真の価値が見えてきます。今日は、その知られざるコードの世界をご案内しましょう。
Lenovoの型番って、そもそもどこに書いてあるの?
まずは基本から。あなたの手元にある、または購入を検討しているLenovoノートPCの型番を見つける方法です。
一番確実なのは、本体の底面に貼られたラベルです。ここには製品名と一緒に、英数字が羅列された型番が記載されています。ノートパソコンをひっくり返して、探してみてください。
もしラベルが剥がれていたり読みづらかったりしても大丈夫。他にも確認方法はあります。
- バッテリー内側:取り外し式バッテリーの機種なら、バッテリーを外した本体内部にも刻印があることが多いです。
- 購入時の箱と保証書:これらには必ず型番が印刷されています。箱は捨てずに取っておくのがおすすめです。
- システム情報から確認:電源が入る状態なら、Windowsの「設定」→「システム」→「詳細情報」からもモデル名や型番に近い情報を確認できます(完全な型番が表示されない場合もあります)。
型番が分かれば、Lenovoの公式サポートサイトでピンポイントにドライバーをダウンロードしたり、マニュアルを参照したり、保証内容を確認したりできるようになります。まさに、そのPCの「戸籍謄本」のようなものですね。
最新モデルから読み解く! 型番に隠された「3つの秘密」
さて、肝心の型番の解読です。最新のモデルを例に、その規則性を探ってみましょう。完全に機械的でなくても、いくつかの重要な「手がかり」が隠されているんです。
秘密1:前半部分が「シリーズ」と「世代」を物語る
型番(例:21S60046JP)の最初の4〜5文字(この例では21S6)に注目してください。この部分が、そのPCが「どの家系(シリーズ)の、何代目(世代)にあたるのか」 を表す核心部分であることが多いです。
21S6というコードは、多くの場合「ThinkPad L14 Gen 6」という製品名に対応しています。21SHなら「ThinkBook 16 Gen 8」というように。型番を見ただけで、「あ、これはビジネス向けのLシリーズの比較的新しい世代の機種なんだな」と大枠が把握できるわけです。
秘密2:後半部分が「そのモデル独自の仕様」を特定する
型番の中盤(例の0046の部分)は、そのモデル内での細かい構成の違いを表します。同じThinkPad L14 Gen 6という家族でも、兄弟によって髪の色や身長が違うように、ここが違えば搭載されているCPUのグレード、メモリの容量、SSDのサイズ、さらにはバッテリーのオプションなどが異なってきます。カスタマイズして購入した場合は、この部分があなただけのコードになるのです。
秘密3:最後のアルファベットが「特別な能力」を明かす
最も見落とされがちなのに、実はとっても重要なのが、国コード(JP)の直前に付くことがあるアルファベットのサフィックスです。これは、そのPCの「血統」や「特化した能力」 を示すことがあります。
例えば、21SC001HJPという型番の末尾にあるAHP。これはAMDのハイパフォーマンスプラットフォームを採用している可能性を示唆します。逆に、21QC007XJPのIALは、特定のインテルCore Ultraプロセッサーを搭載したプレミアムモデルであることを意味するかもしれません。
このサフィックスは、これからのパソコン選びで特に重要になってくるキーワードです。なぜなら…
未来はここにある! 型番から見える「AI PC」の潮流
型番を読み解くスキルは、過去や現在のモデルを理解するためだけのものではありません。むしろ、これから登場する最先端のモデルを正しく選ぶための、必須のリテラシーになりつつあります。
2026年以降、Lenovoの型番に新たな意味が加わり始めています。その最前線が「Copilot+ PC」や「Aura Edition」という言葉です。
近い将来、型番のサフィックスにAKPのようなコードを見つけたら、それは大きな意味を持ちます。それはおそらく、Qualcomm Snapdragon X Eliteなどのプラットフォームを搭載した「Copilot+ PC」であり、端末内で高速に動作するAI機能を備えている証です。AIがあなたの作業を先回りしてサポートする、そんな体験の入場券を手にしていることになります。
また、Intelの次世代Core Ultraプロセッサーと組み合わされた「Aura Edition」というラインアップは、単なる高性能機ではなく、AIとユーザーが深く融和する体験を提供する最上位モデル群として登場しています。型番を注意深く見れば、そんな「次の世代」のパソコンを見分けられるようになるでしょう。
今日から使える! 型番活用実践ステップ
ここまで読んで、「型番って奥が深いな…」と感じたあなた。最後に、この知識を実践に移すための簡単な5ステップをお伝えします。
- 探す:まずはお手持ちのPCや気になるモデルの型番を、底面ラベルや保証書で確実に入手しましょう。
- 分ける:その型番を「前半(モデル部)」、「中盤(構成部)」、「末尾(サフィックス/国コード)」に区切ってみてください。
- 照合する:型番の「前半部分」を、Lenovoの公式サポートサイトや法人向け製品情報ページで検索してみましょう。ここで正式な仕様書(PDF) にたどり着ければ最高です。これが全てを解決する公式回答です。
- 解釈する:末尾のサフィックス(
AKP,IAL,AHPなど)があったら、それが何を意味するか推測してみてください。AI機能? 高性能GPU? そのヒントが、そのモデルの最大の売りかもしれません。 - 未来を読む:購入を検討するなら、新しいキーワードにアンテナを張りましょう。「Copilot+ PC」「Aura Edition」「Snapdragon X」「Core Ultra Series 3」…。これらの言葉と結びつく型番は、今後2〜3年を安心して使える先進性の証になる可能性が高いです。
型番は、メーカーが製品に込めた想いと技術のストーリーが詰まった、小さな暗号です。それを解読する力は、スペック比較サイトの数値だけに振り回されない、確かな目を養ってくれます。
迷ったときの羅針盤は、やっぱり「Lenovo 型番」
パソコン選びは、時に情報の海で漂流しているように感じるものです。その時、Lenovo 型番という確かな「座標」を知っていれば、自分が今どこにいて、どちらに進めばいいのかがはっきりと分かります。
今回ご紹介した読み解き方は、絶対的な公式ルールではなく、あくまでも「傾向」です。完全に一致しないモデルもあるかもしれません。それでも、型番というものに注目し、そこからさらに公式の情報を引き出そうとする姿勢そのものが、あなたを失敗の少ない選択へと導いてくれるはずです。
次にパソコンを見るときは、ぜひその底面のラベルに目を向けてみてください。そこに書かれた無機質な文字列が、実はとっても豊かな物語を語りかけていることに、きっと気付くでしょう。
型番を味方につけて、あなたにぴったりの一台と出会えますように。
