タブレットを使う際に、充電ケーブルの取り回しが面倒に感じたことはありませんか? そんな悩みを解消してくれるのが「ワイヤレス充電」。今回は、タブレットのワイヤレス充電方法と、使いやすいおすすめ充電器をご紹介します。対応機種についても詳しく解説するので、自分のタブレットが対応しているかも確認できますよ。充電ケーブルから解放されて、より快適にタブレットを使うための参考にしてください。
タブレットをワイヤレス充電する方法
タブレットをワイヤレスで充電する方法には、いくつかの選択肢がありますが、まずはQi規格について理解しておくことが重要です。Qi(チー)規格は、無線で電力を送る技術の一つで、現在ほとんどのワイヤレス充電器はこの規格に対応しています。スマートフォンと同じように、Qi対応のタブレットを使えば、ワイヤレス充電器を使って簡単に充電できます。
ワイヤレス充電対応のタブレットを選ぶ
現在、ワイヤレス充電に対応しているタブレットは非常に限られています。例えば、Amazonの**Fire HD 8 Plusや、HuaweiのMatePad Pro**などが代表的です。これらのタブレットは、内蔵の受信コイルを使って、Qi規格のワイヤレス充電器で充電できるようになっています。しかし、多くのタブレットは公式にワイヤレス充電に対応していません。特にiPadやGalaxy Tabシリーズは、ワイヤレス充電に非対応の機種がほとんどです。
対応していないタブレットの場合
もし、あなたのタブレットがワイヤレス充電に対応していない場合でも、ワイヤレス充電レシーバーを使う方法があります。これは、タブレットの充電ポートに接続して、背面にワイヤレス充電の受信コイルを取り付けるアダプターです。これを使えば、Qi対応のワイヤレス充電器で充電が可能になります。ただし、これは公式な対応ではなく、安全性や充電効率に注意が必要です。
ワイヤレス充電のメリットとデメリット
メリット:ケーブル不要で便利
ワイヤレス充電の一番の魅力は、やはりケーブルを使わないという点です。タブレットを充電する際に、充電ケーブルを差し込む手間がなく、置くだけで充電が始まります。これにより、充電ケーブルを探す手間が省け、デスクやベッドサイドに置いておくだけで充電できるという便利さがあります。
デメリット:充電速度と発熱
一方で、ワイヤレス充電にはデメリットも存在します。主に、充電速度が有線充電に比べて遅くなる点です。タブレットは大容量バッテリーを搭載しているため、ワイヤレス充電の効率が低く、充電完了までに時間がかかることがあります。また、長時間充電を行うことで発熱が気になる場合もあります。特に高出力の充電器を使用する場合、タブレット本体や充電パッドが熱くなりやすいので、充電中は注意が必要です。
ワイヤレス充電器を選ぶ際のポイント
タブレットにワイヤレス充電を導入する際に重要なのが、充電器の選び方です。ここでは、充電器を選ぶポイントをいくつかご紹介します。
Qi規格に対応しているか確認
まず最も重要なのが、充電器がQi規格に対応しているかどうかです。ほとんどのワイヤレス充電器はQi規格に準拠しているため、互換性には問題がない場合が多いですが、念のため確認しておくことをおすすめします。
出力(ワット数)
ワイヤレス充電器の出力は、充電速度に直結します。例えば、5Wや10W、15Wなど、充電器によって出力が異なります。出力が高いほど、充電が早く完了しますが、タブレットの充電にはやや高出力の充電器が求められることが多いです。
形状:スタンド型とパッド型
充電器には、スタンド型とパッド型の2種類があります。スタンド型は、タブレットを立てかけることができるため、充電中に画面を見ながら使いたい人に便利です。一方、パッド型は、タブレットを単に置くだけで充電が始まるシンプルな形状です。使用シーンに応じて選んでみましょう。
安全機能
最後に、充電器に安全機能が搭載されているかも確認することが大切です。過電流や過熱を防ぐための保護機能がある充電器を選ぶことで、タブレットのバッテリーや充電器自体を守ることができます。
タブレットにおすすめのワイヤレス充電器5選
1. Anker PowerWave 10 Stand
AnkerのPowerWave 10 Standは、スタンド型のワイヤレス充電器で、タブレットを立てかけて充電することができます。出力は最大10Wで、急速充電にも対応。動画を視聴しながら充電したい人に最適です。
2. Anker PowerWave 10 Pad
AnkerのPowerWave 10 Padは、シンプルなパッド型のワイヤレス充電器です。出力は最大10Wで、Qi規格に対応。タブレットを置くだけで充電が始まるため、簡単に使えます。
3. IKEA LIVBOJ ワイヤレス充電器
IKEAのLIVBOJは、安価でシンプルなデザインが特徴のワイヤレス充電器です。出力は5Wで、急速充電には対応していませんが、コストパフォーマンスが高いため、手軽に使える充電器としておすすめです。
4. Mophie Charge Stream Pad+
MophieのCharge Stream Pad+は、薄型でコンパクトなデザインが特徴です。最大10Wの出力で、Qi対応機器に対応。タブレットも問題なく充電できるサイズです。
5. CHOETECH ワイヤレス充電器
CHOETECHのワイヤレス充電器は、**高出力(最大10W)**で、複数の機器に対応しています。コンパクトでデスクにぴったりなデザインで、タブレットの充電にも便利です。
タブレットのワイヤレス充電で注意すべきポイント
ワイヤレス充電は非常に便利ですが、以下の点に気を付けるとさらに快適に使えます。
- 充電中のタブレット使用は控えめに:タブレットを使いながら充電する場合、発熱や効率低下が起こることがあります。長時間使用する際は、少し休憩を入れて充電を優先させましょう。
- 充電器を選ぶ際は、タブレットのサイズに合ったものを:タブレットによっては、大型の充電パッドが必要です。十分に広い面積を持つ充電パッドを選びましょう。
まとめ
タブレットのワイヤレス充電は、ケーブルを使わずに簡単に充電できる便利な方法ですが、全てのタブレットに対応しているわけではありません。対応機種であれば、ワイヤレス充電器に置くだけで充電が完了しますが、非対応機種の場合はワイヤレス充電アダプターを使うことで対応させることも可能です。
充電器を選ぶ際は、出力や安全機能、形状に注意し、自分の使用シーンに最適な充電器を選びましょう。適切な充電器を選ぶことで、より快適にタブレットを使うことができます。
