タブレットを買ってすぐ、「あれ、ひらがなが打てない…？」と戸惑ったことはありませんか？
実は、初期設定のままだとローマ字入力（英字入力）になっていることが多いんです。
この記事では、そんな“ひらがな入力の設定方法”を、初心者でも迷わないように丁寧に解説します。
Android・iPadの両方に対応しているので、お使いの端末に合わせて読み進めてください。
タブレットでひらがな入力ができない理由
タブレットは多言語対応のため、初期状態では「英語キーボード」が優先されがち。
そのため、入力してもアルファベットしか出てこない…なんてことが起こります。
また、日本語キーボードが入っていても、「ローマ字入力」がデフォルトになっているケースも。
つまり、設定を少し変えるだけで、誰でも簡単にひらがな入力ができるようになるんです。
ひらがな入力の基本を知ろう
まずは仕組みを軽く整理しておきましょう。
日本語入力には主に2つの方式があります。
- ローマ字入力：アルファベットを入力して変換する方式（例：「k」＋「a」＝「か」）
- かな入力（ひらがな入力）：キーを直接タップしてひらがなを入力する方式
スマホのフリック入力と同じ要領で文字を打てるのが、かな入力の特徴です。
小さなお子さんや年配の方にも直感的で使いやすく、特にタブレットとの相性が抜群です。
Androidタブレットでのひらがな入力設定方法
多くのAndroidタブレットには、Googleが提供する「Gboard（ジーボード）」が標準搭載されています。
ここではGboardを使ってひらがな入力を設定する手順を紹介します。
ステップ1：設定アプリを開く
ホーム画面から「設定」アイコン（歯車マーク）をタップ。
ステップ2：「システム」または「一般管理」を開く
機種によって表記は異なりますが、「言語と入力」メニューを探します。
ステップ3：「仮想キーボード」→「Gboard」を選択
「Gboard」が一覧に表示されているはずです。見つからない場合はPlayストアからインストール可能です。
ステップ4：「言語」をタップして日本語を追加
「言語を追加」→「日本語」を選択します。
ステップ5：「12キー」レイアウトを選択
ここがポイントです。
12キーを選ぶと、スマホのようにフリックで「ひらがな」を入力できます。
ローマ字入力を選ぶとPC式の英字配列になります。
ステップ6：入力アプリで確認
メモ帳などでキーボードを出し、画面左下の地球儀アイコン（🌐）をタップして「日本語 12キー」を選択すれば準備完了。
「あ」「い」「う」と、ひらがなが直接入力できるようになります。
iPadでのひらがな入力設定方法
iPad（iPadOS）も設定はとてもシンプル。
標準のAppleキーボードで簡単に日本語入力を追加できます。
ステップ1：「設定」アプリを開く
歯車アイコンから「設定」を開きます。
ステップ2：「一般」→「キーボード」を選択
左メニューにある「一般」を開き、「キーボード」をタップします。
ステップ3：「新しいキーボードを追加」→「日本語」
一覧から「日本語」を探して追加します。
ステップ4：「かな入力」を選択
「ローマ字入力」も選べますが、ひらがなを直接打つなら「かな入力」を選択します。
ステップ5：文字入力画面で確認
メモアプリなどでキーボードを開き、地球儀アイコンをタップ。
「日本語（かな）」を選択すれば、ひらがな入力が使えるようになります。
iPadの場合、指でフリックする操作にも対応しているので、スマホのようなスムーズな入力が可能です。
外付けキーボードを使う場合の注意点
BluetoothやUSB接続の物理キーボードを使う場合も、日本語キーボード設定が必要です。
設定を済ませていないと、英字配列のままで「＠」「ー」などの位置がずれたり、ひらがなが打てなかったりします。
設定手順は本体側の「言語と入力」で日本語キーボードを追加すればOK。
AndroidでもiPadでも共通して、キーボードショートカット（例：Ctrl＋Space）で切り替え可能です。
日本語入力ができないときのチェックリスト
ひらがな入力に切り替えたのに文字が出ない…。
そんなときは以下を確認してみましょう。
- 日本語キーボードが追加されているか
- 入力方式が「ローマ字」ではなく「12キー」になっているか
- アプリ内で英語モードになっていないか
- 海外モデルで日本語言語パックが欠けていないか
特に海外製タブレットでは、日本語キーボード自体が入っていない場合があります。
その場合は「Gboard」や「Google 日本語入力」などをインストールすれば解決できます。
おすすめの日本語キーボードアプリ
標準キーボード以外にも、使いやすい日本語入力アプリがいくつかあります。
好みに合わせて選ぶと、入力がグッと快適になります。
- Gboard（Google製）：無料で高機能。予測変換が優秀。
- Simeji：かわいいテーマや顔文字が豊富。
- Microsoft SwiftKey：AI予測変換でスムーズな入力が可能。
アプリを変えるだけで、入力スピードや変換精度が大きく変わるので、自分に合ったものを試してみましょう。
よくある質問
Q：フリック入力とひらがな入力は同じですか？
A：基本的には同じと考えてOKです。フリック入力は、ひらがなをスワイプで入力する方式です。
Q：ローマ字入力とどちらが便利？
A：タイピングに慣れている人はローマ字、指で操作したい人はひらがなが便利です。
どちらも設定で切り替え可能なので、使いやすい方を選びましょう。
Q：入力途中で勝手に英語に戻ってしまうのはなぜ？
A：アプリごとにキーボード設定が独立している場合があります。
地球儀アイコンを長押しして「日本語」を固定する設定を確認しましょう。
タブレットのひらがな入力設定方法！初心者向けにわかりやすく解説（まとめ）
ここまでのポイントをおさらいします。
- Androidでは「Gboard」設定から日本語12キーを選ぶ
- iPadでは「かな入力」を追加する
- 外付けキーボードも日本語設定が必要
- アプリが原因で入力が変わることもある
たった数分の設定で、ひらがな入力は誰でもすぐ使えるようになります。
日本語キーボードを使いこなせば、メッセージもメモもずっと快適。
今日からあなたのタブレットも、もっと使いやすくなるはずです。
