最近、街中やカフェでタブレットを使っている人をよく見かけますよね。動画を観たり、ノートを取ったり、ちょっとした仕事までこなせる便利な端末――でも「どんな種類があるの？」「何を選べばいいの？」と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、タブレットの基本から主要な種類、選び方のポイントまでをわかりやすく解説します。初めての一台を選ぶ人でも、読み終わる頃には自分にぴったりのタブレットが見つかるはずです。
タブレットとは？スマホともパソコンとも違う魅力
タブレットは、スマートフォンとノートパソコンの“いいとこ取り”をした端末です。
画面サイズは7〜13インチほどが主流で、指先でのタッチ操作や専用ペンによる手書き入力が可能。スリープ解除も一瞬で、思いついたときにすぐ使える手軽さが魅力です。
スマホよりも画面が大きく動画や資料が見やすい一方で、ノートパソコンより軽くて持ち運びがラク。自宅では動画視聴、外出先ではちょっとした仕事や学習に使える万能選手です。
最近では「ペン対応モデル」も増え、メモやイラスト制作などクリエイティブな用途にも広がっています。
タブレットの種類は大きく4つ！OSで選ぶのが基本
タブレットを選ぶうえで最も重要なのが「どのOS（基本ソフト）を搭載しているか」です。
見た目が似ていても、OSによって操作性や使えるアプリ、価格帯がまったく違います。ここでは代表的な4種類を紹介します。
Apple iPad Pro（iPadOS）：初心者にも人気の定番タブレット
まず紹介するのはAppleのApple iPad Proシリーズ。
「直感的で使いやすい」「動作が安定している」と評判で、初心者からプロまで幅広く支持されています。
Apple iPad ProはApple独自の「iPadOS」を搭載しており、操作がシンプルで迷いにくいのが特徴。画面をタップしたりスワイプしたりするだけで、アプリの切り替えやファイル整理もスムーズに行えます。
また、iPhoneやMacとの連携が抜群。例えば、iPhoneで撮った写真をiPadで編集したり、AirDropでデータをすぐに共有したりと、複数のApple製品を使っている人にとっては特に快適です。
アプリの品質も高く、イラスト制作・動画編集・学習などに特化したものが豊富。
デメリットは、外部ストレージ（microSD）を使えない点。購入時に容量をしっかり選ぶ必要があります。
価格は他のOSより高めですが、性能やサポート期間を考えればコスパは十分。迷ったらまずApple iPad Proを検討してみるのが定番です。
Apple iPad Air：軽量でコスパも優秀な中間モデル
Apple iPad Airは、Proよりも軽く価格を抑えたモデル。
Apple Pencilにも対応しており、メモやお絵かきにも最適です。動画視聴や学習にも十分な性能を備え、普段使いにはちょうど良いバランス。初めてiPadを使う人におすすめです。
Androidタブレット：自由度が高くコスパも良い万能派
続いて紹介するのがAndroidタブレット。
Googleが提供するAndroid OSを搭載し、Samsung、Lenovo、Xiaomiなど多くのメーカーが参入しています。そのため、価格帯の幅が非常に広く、1万円台のエントリーモデルから高性能な上位機種まで選び放題です。
Androidの魅力は「自由度の高さ」。
ホーム画面のレイアウトやウィジェット配置を自由に変えられるほか、microSDカードで容量を増やすことも可能。USB機器を接続できるモデルもあり、拡張性が高いのが特徴です。
一方で、メーカーによって操作感やアプリの最適化具合が異なる点は注意が必要です。
同じAndroidでも動作の軽快さやサポート期間に差が出るため、購入前に評判をチェックしておくと安心です。
Windowsタブレット：ビジネス利用に最強の一台
3つ目はMicrosoftのWindowsを搭載したタブレット。
特徴は、WordやExcelなどのOfficeソフトがフル機能で使えること。
つまり、普段パソコンで行っている作業をそのままタブレットでこなせます。
代表的なシリーズが「Surface」。
専用キーボードを接続すればノートPCのように使えるため、出張先やカフェでの作業にも最適です。
特に学生やビジネスパーソンに人気があります。
デメリットとしては、フルOSゆえにバッテリー消費が早く、やや重めのモデルも多いこと。また、タッチ操作に完全最適化された設計ではないため、マウスやキーボードを併用するのが前提になります。
それでも「仕事でも使える1台が欲しい」という人にはベストな選択肢です。
ChromeOSタブレット：クラウド中心の軽快モデル
最後に紹介するのがChromeOSを搭載したタブレット。
GoogleのWebサービスに最適化された軽量OSで、起動が速く動作も軽いのが特徴です。
GoogleドライブやGmail、YouTubeなどを頻繁に使う人にとっては非常に便利で、データはクラウド上に保存されるため、容量を気にせず利用できます。
また、セキュリティ面にも優れており、アップデートが自動で行われる点も安心。
ただし、Windowsのようなデスクトップアプリは動作しないため、本格的な作業には不向きです。
「調べ物」「メール」「動画」「学習」といったライトな用途に向いています。
タブレットを選ぶ前にチェックしたい5つのポイント
種類を理解したら、次は「自分に合ったタブレット」を選ぶ段階です。
ここでは初心者が失敗しないための基本的なチェック項目を紹介します。
- 画面サイズ
7〜8インチ：片手で持てるコンパクトタイプ。電子書籍や外出時に便利。
10〜13インチ：大画面で動画視聴や資料閲覧、学習向き。 - ストレージ容量
最低でも64GB以上が安心。iPadは後から増設できないため、余裕を持った容量を選ぶのがポイント。 - メモリ（RAM）
快適に動かすには4GB以上がおすすめ。ゲームやクリエイティブ作業なら8GB以上あると安心。 - バッテリー持続時間
外出が多い人は、動画再生で10時間前後持つモデルを目安に。 - ペン・キーボード対応
メモやイラスト、レポート作成をする人は、純正アクセサリー対応モデルをチェック。
これらを基準にすれば、用途に合ったモデルを見つけやすくなります。
用途別おすすめタイプ
● 動画・エンタメ中心：AndroidまたはiPad（大画面・高音質モデル）
● 学習・読書：軽量AndroidやChromebookタブレット
● ビジネス・資料作成：Windowsタブレット（Surfaceなど）
● イラスト・デザイン：Apple Pencil対応iPad Pro／iPad Air
● 家族共有・子ども用：手頃な価格のAndroidタブレット
タブレットは「1人1用途」で考えると選びやすいです。
自分の生活スタイルを想像して、どんな場面で使いたいかをイメージすると、自然と答えが見えてきます。
タブレットのメリットと注意点
メリット
- 軽くて持ち運びやすい
- 直感的なタッチ操作で誰でも使える
- 動画や電子書籍が見やすい
- 学習・ビジネス・クリエイティブなど幅広い用途に対応
注意点
- 機種によっては拡張性が限られる
- 長時間作業にはスタンドやキーボードが必要
- スマホとアカウント連携が必要な場合も
初心者におすすめのタブレット選びのコツ
最初の1台は「使いやすさ」と「安心感」を重視するのがコツです。
直感操作を求めるならiPad、価格重視ならAndroid、仕事で使うならWindowsというように、優先順位を決めて選ぶと迷いません。
また、購入前には以下の点を意識すると失敗を防げます。
- 店頭で実際に操作感を確かめる
- ペンやキーボードの互換性を確認する
- OSのサポート期間をチェックする
タブレットは長く使うものなので、「今の自分に必要なこと」と「少し先の用途」を想定して選ぶのがポイントです。
まとめ｜初心者必見！タブレットの種類と特徴を徹底比較ガイド
ここまで、主要4種類のタブレットと特徴を紹介してきました。
iPadはバランスの良い万能タイプ、Androidは自由度とコスパ、Windowsはビジネス対応力、ChromeOSは軽快さとクラウド活用が魅力です。
どのタブレットも一長一短がありますが、「何に使いたいか」を明確にすれば、最適な1台はきっと見つかります。
スマホより見やすく、パソコンより気軽に使えるタブレット。あなたのライフスタイルにぴったりのモデルを選んで、デジタルライフをもっと快適に楽しみましょう。
