ミニPCって、コンパクトで静音、設置場所も選ばないのが魅力ですよね。
ただし、使っているうちに「USBポートが足りない」「外付けSSDや周辺機器をもっとつなぎたい」と感じる人も多いはず。
そんな時に頼りになるのがUSBハブです。
この記事では、ミニPCにぴったりなUSBハブを選ぶポイントと、実際におすすめできるモデルを7つ紹介します。
高速転送を実現しながら、拡張性を最大限に引き出すためのコツも一緒に解説していきます。
ミニPCにUSBハブが必要な理由
ミニPCは省スペース性を重視しているため、どうしてもUSBポートが少なめ。
キーボードやマウス、外付けSSD、プリンターなどを同時に接続したいとき、ポート不足はすぐに限界に達します。
USBハブを使えば、
- ポート数を一気に拡張できる
- さまざまなデバイスをまとめて接続できる
- ケーブルの整理にも役立つ
といったメリットがあります。
特にUSB3.0以上の高速規格対応ハブを使うと、大容量データ転送や動画編集などもストレスなくこなせます。
「小さいけれど、使えるデスクトップ環境」を作るには、USBハブが欠かせない存在なのです。
USBハブを選ぶときの5つのチェックポイント
1. USB規格と転送速度を確認
USBハブにはいくつかの規格があります。
古いものはUSB2.0で転送速度が最大480Mbps。
一方でUSB3.0（またはUSB3.2 Gen1）は最大5Gbps、USB3.2 Gen2なら10Gbpsと、約10倍以上の速度差があります。
外付けSSDや動画データを扱うなら、USB3.0以上対応は必須です。
「SuperSpeed USB」や「5Gbps対応」と書かれているものを選びましょう。
2. USB-AとUSB-Cの構成を確認
最近のミニPCはUSB-Cポートを備えているモデルが増えています。
一方、マウスやキーボードなどは依然としてUSB-Aが主流。
そのため、どちらのポートも備えたハブを選ぶのがベスト。
「USB-C上流接続＋USB-A複数ポート＋USB-C下流出力」の構成なら、今後の機器入れ替えにも柔軟に対応できます。
3. 電源供給方式をチェック
USBハブには2種類あります。
- バスパワータイプ：PC本体からの電力で動作。コンパクトで取り回しが良い。
- セルフパワータイプ：外部ACアダプタで電力供給。安定性が高く、多数の機器接続に向く。
外付けHDDやSSDなど電力を多く消費するデバイスを使うなら、セルフパワー型が安心です。
安定動作を重視するなら、多少大きくても有電源タイプを選びましょう。
4. 拡張機能付きタイプを検討
最近のUSBハブは、ただポートを増やすだけではありません。
HDMI出力やLANポート、SDカードスロット、PD充電ポートなどを備えた多機能モデルも多数あります。
ミニPCをドッキングステーション的に使うなら、
- HDMI出力でデュアルモニタ化
- 有線LANで高速通信
- PDポートで給電
といった使い方も可能。
「USBハブ＋α」の機能を求める人には、多機能タイプが断然おすすめです。
5. 信頼できるブランドを選ぶ
USBハブは電源やデータを扱う機器。
品質の低い製品だと、通信が途切れたり、最悪の場合データ破損のリスクもあります。
Anker、エレコム、サンワサプライ、UGREENなど、評価の高いブランドを選ぶと安心です。
レビューや保証内容も必ずチェックしておきましょう。
ミニPCにおすすめのUSBハブ7選
ここからは、上記ポイントを踏まえて厳選したおすすめUSBハブを紹介します。
どれも実績と評価の高いモデルばかりです。
1. Anker 332 USB-Cハブ
信頼のAnkerブランド。USB-C接続で最大5Gbpsの高速転送に対応。
シンプルな構成ながら、コンパクトで持ち運びにも便利。
ミニPCのUSB-Cポートを拡張するベーシックモデルとして人気です。
2. intpw 9-in-1 USB-Cマルチポートハブ
これ1台でUSBポート拡張、HDMI出力、LAN接続、SDカードリーダー、PD充電が可能。
ミニPCを据え置きで使う人には理想的。
アルミ筐体で放熱性も高く、長時間稼働にも強いのが特徴です。
3. エレコム 5in1 USB-Cハブ PD 100W対応
国内ブランドの安心感と高い互換性が魅力。
PD100Wに対応しており、電力供給が安定。
HDMIポートも備えているので、ミニPCでデュアルモニタ環境を構築したい人にぴったりです。
4. Anker 4-Port Ultra-Slim USB 3.0ハブ
USB-Aポートを4つ備えたスリムモデル。
ミニPCにUSB-A機器を複数つなぎたい人に最適。
アルミ調デザインで見た目もスタイリッシュ。安価ながら安定感があります。
5. サンワサプライ USB-3H421BK
USB3.1 Gen1対応で最大5Gbpsの高速転送。
USB2.0ポートも併設されており、古い機器との互換性も確保。
デスク常設にも持ち歩きにも使いやすい万能タイプです。
6. サンワダイレクト 小型 USB3.0コンボハブ
軽量コンパクトで、ポータブルミニPCにぴったり。
USB3.0×2、USB2.0×1のバランス構成。
出張や外出先での作業にも向いています。
7. エレコム U2H-TZ427SBK
安定動作を重視したセルフパワータイプ。
USB2.0ながら、複数機器を長時間接続する環境で信頼性を発揮。
電源付きで外付けHDDなども安定稼働できます。
高速転送と拡張性を両立させるコツ
USBハブを導入しても、思ったより速度が出ないことがあります。
その場合は次のポイントを確認しましょう。
- PC側ポートの仕様を確認する
USB3.0ポートに接続しているかをチェック。
USB2.0に挿すと速度が制限されます。 - ハブとケーブルの品質を見直す
安価なケーブルでは転送速度が落ちることがあります。
USB3.1対応ケーブルを使うのがベターです。 - 接続機器を分散する
外付けSSDとカメラを同時使用すると帯域を分け合うため、別のポートやハブに分けると安定します。 - 電力不足に注意
複数の機器をつなぐ場合、電源付きハブを使用すると安定します。
ちょっとした工夫で、転送速度や安定性は格段に向上します。
ミニPCをさらに快適にするUSBハブ活用術
USBハブを「ただの分配器」としてではなく、ミニPCの拡張ベースとして使うのがポイントです。
- デスク整理術：ケーブルをハブに集約して、PC周りをすっきり。
- 作業効率化：SDカードや外付けストレージを常時接続しておくと、データのやり取りがスムーズ。
- 設置性向上：短いケーブルのハブを前面に配置すれば、USBメモリの抜き差しも簡単。
- 放熱・安定性：アルミ筐体のハブなら、長時間稼働でも熱がこもりにくい。
こうした工夫を取り入れることで、ミニPCがまるでフルサイズデスクトップのように快適に使えます。
ミニPCに最適なUSBハブを選んで拡張性を最大化しよう
ミニPCは省スペースで高性能な時代の主役。
そのポテンシャルを最大限に引き出すには、USBハブの活用が欠かせません。
高速転送が可能なUSB3.0以上のハブを選び、安定した電源供給や拡張性を確保すれば、小さなPCでも「できること」は一気に広がります。
お気に入りのハブを見つけて、あなたのミニPCライフをもっと快適に。
ミニPCに最適なUSBハブおすすめ7選！高速転送で拡張性を最大化する方法を参考に、自分にぴったりのハブを選んでみてください。
