タブレットを使っていると、突然Wi-Fiに繋がらなくなることってありますよね。動画が途中で止まったり、アプリの更新が進まなかったり…。
「いつも通りに使っているのに、なぜ？」と思ったあなたへ。
この記事では、タブレットがWi-Fiに繋がらないときに考えられる原因と、今すぐ試せる解決方法を、できるだけわかりやすく解説します。
Wi-Fiがオフになっていないかを確認しよう
一番シンプルだけど意外と見落としがちなのが、Wi-Fi設定がオフになっているケース。
AndroidでもiPadでも、まず「設定」アプリを開いて「Wi-Fi」がONになっているか確認してみましょう。
オフのままだとネットワーク一覧も表示されません。ONに切り替えるだけで、あっさり繋がることもあります。
機内モードがオンになっていない？
機内モードはすべての通信機能を止めてしまう設定です。
知らないうちにONになっていると、Wi-Fiも使えなくなります。
画面上部の飛行機マークをタップしてOFFにするだけで解決する場合も多いです。
正しいSSIDとパスワードを選んでいる？
Wi-Fiのネットワーク名（SSID）を間違えて選んでいたり、パスワードを打ち間違えていることも原因になります。
特に大文字と小文字、数字の「0」とアルファベットの「O」などは見分けづらいですよね。
一度入力を削除して、もう一度ゆっくり確認しながら入力してみましょう。
保存された接続情報を削除して再接続
過去に繋いだWi-Fiでも、内部の設定が壊れていて繋がらないことがあります。
その場合は、一度「ネットワーク設定を削除」してから再接続してみましょう。
AndroidならWi-Fi設定の中で対象のネットワークを長押しし「削除」を、
iPadならネットワーク名の右にある「i」マークから「このネットワーク設定を削除」を選びます。
削除後、もう一度SSIDを選んでパスワードを入力すればOKです。
タブレットとルーターを再起動する
何をしても繋がらないときは、とりあえず「再起動」です。
タブレットを一度電源オフにし、ルーターもコンセントから抜いて30秒ほど待ってから入れ直します。
これだけで不安定だった通信が回復することが多いんです。
再起動は端末の中の一時的なエラーをリセットしてくれる、基本にして最強の手段です。
電波が届いていない・干渉している可能性
Wi-Fiの電波は壁や家具、電子レンジなどの家電に遮られることがあります。
ルーターから離れすぎていないか、周囲に電波を妨げるものがないか確認してみましょう。
また、Bluetoothスピーカーや電子レンジを同時に使うと干渉して接続が不安定になる場合も。
ルーターに近づいて試すと改善することがあります。
2.4GHzと5GHz、どちらに繋いでいる？
最近のルーターは「2.4GHz」と「5GHz」という2種類の電波を出しています。
5GHzのほうが高速ですが、壁に弱く、少し離れるだけで電波が届かなくなることも。
一方、2.4GHzは速度は落ちますが、障害物に強いです。
うまく繋がらないときは、2.4GHzのSSIDに切り替えて試してみると安定することがあります。
ルーター側の設定もチェックしよう
もし他の端末も繋がらない場合は、ルーターの設定に問題があるかもしれません。
SSIDが非公開になっていたり、接続台数の上限に達している、MACアドレス制限がかかっているなどが考えられます。
管理画面にログインし、SSIDを公開にする・接続制限を解除する・暗号化方式をWPA2に変更するなどを確認してみましょう。
ネットワーク設定のリセットを試す
それでも解決しない場合は、タブレットの「ネットワーク設定リセット」を試します。
Androidでは「設定 → システム → リセットオプション → Wi-Fi、モバイル、Bluetoothをリセット」。
iPadでは「設定 → 一般 → 転送またはiPadをリセット → ネットワーク設定をリセット」。
この操作でWi-FiやBluetoothの情報が初期化され、接続エラーが解消されることがあります。
ただし再設定が必要になるので、SSIDとパスワードは控えておきましょう。
OSやアプリの更新も忘れずに
古いOSのまま使っていると、Wi-Fiドライバやセキュリティ認証の不具合で繋がりにくくなることがあります。
設定画面から最新のソフトウェア更新があるか確認し、アップデートしておきましょう。
同時に、アプリの更新やキャッシュ削除も行うと、動作が安定することがあります。
時刻設定のずれにも注意
意外に盲点なのが「日付と時刻」。
内部時計がずれていると、セキュリティ証明書の認証に失敗して接続できないことがあります。
「自動日時設定」をONにして、正しい時刻になっているかチェックしてみてください。
公衆Wi-Fiの「ログイン画面」を開こう
カフェや駅などの公衆Wi-Fiでは、接続したあとにブラウザを開き、ログインや利用規約への同意が必要な場合があります。
SSIDを選んだだけでインターネットが使えないときは、SafariやChromeなどのブラウザを開いて確認しましょう。
特にSafariやChromeなどを起動すると自動的に認証ページが表示されることがあります。
それでもダメなら、ルーターや回線の不具合を疑う
他のスマホやパソコンでも繋がらない場合、問題はルーターや回線そのものかもしれません。
ルーターの再起動や初期化をしてもダメなら、プロバイダや通信会社の障害情報をチェックしましょう。
特にマンション共用回線では、時間帯によって回線が混雑し、繋がりにくいこともあります。
専門業者への相談も選択肢のひとつ
設定や機器の確認をしても解決しない場合は、無理をせず専門業者に相談しましょう。
特にルーターの設定変更や配線トラブルは、慣れていないと逆に悪化させることもあります。
購入元のサポートや通信会社のサポート窓口に問い合わせるのが安全です。
タブレットがWi-Fiに繋がらない原因と今すぐできる解決方法を解説
タブレットがWi-Fiに繋がらない原因は、設定のミスから機器の不具合、通信環境までさまざまです。
でも、多くの場合は「設定の見直し」や「再起動」などのシンプルな対処で直ります。
焦らず一つずつ試していけば、ほとんどのケースで解決できるはず。
通信が安定すれば、動画もゲームも快適に楽しめます。
ぜひこの記事の手順を参考に、タブレットのWi-Fiトラブルをスッキリ解消してください。
