スマホだけじゃなく、タブレットでもLINEを使いたい――そんな声をよく耳にします。
でも、いざ登録しようとすると「電話番号が必要?」「スマホがないとできないの?」と、戸惑う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、タブレットでLINEを新規登録する手順と、登録前に知っておきたい注意点を初心者向けにわかりやすく解説します。
「はじめてLINEを使う」「タブレットしか持っていない」という人でも安心して読める内容です。
タブレットでLINEを使う前に知っておきたい基本
LINEは、スマホアプリとして生まれたサービスです。そのため、タブレットで使う場合にはいくつかの前提条件があります。
まず、LINEの新規登録には電話番号による認証が必要です。
SMS(ショートメッセージ)または音声通話で届く認証コードを入力することで、本人確認を行います。
ここで注意したいのが、Wi-Fi専用のタブレットだけではSMSが受信できないという点。
つまり、タブレット単体では認証ができず、別の電話番号(スマホや固定電話など)を使う必要があるのです。
登録に必要なものを整理すると、以下の3つ。
- インターネットに接続できるタブレット
- LINEアプリ(App StoreまたはGoogle Play ストアから入手)
- 認証に使う電話番号(SMSまたは通話が可能)
これさえあれば準備完了です。
【手順①】LINEアプリをインストールする
まずはタブレットにLINEアプリを入れましょう。
- Androidタブレットの場合:Google Play ストアで「LINE」と検索
- iPadの場合:App Storeで「LINE」と検索
検索結果に表示されたLINE株式会社が提供する公式アプリを選んでインストールします。
似たような名前の非公式アプリも存在するので、提供元を必ず確認してください。
【手順②】新規登録を選び、利用規約に同意する
アプリを開くと、「ログイン」と「新規登録」のボタンが表示されます。
ここで「新規登録」をタップ。
続いて、LINEの利用規約とプライバシーポリシーが表示されます。
内容を確認し、同意をタップして次へ進みましょう。
【手順③】電話番号を入力して認証コードを受け取る
ここがタブレット登録の最大のポイントです。
画面に電話番号を入力する欄が出てくるので、SMSを受信できる電話番号を入力します。
もしタブレットにSIMカードが入っていない場合は、スマホやガラケー、固定電話の番号を使ってもOKです。
固定電話の場合はSMSが使えないため、「音声通話で認証番号を受け取る」を選びます。
認証コードが届いたら、LINEアプリに入力して次のステップへ。
【手順④】アカウント情報を設定する
認証が完了すると、アカウント作成画面に進みます。
- 表示名(名前)
- プロフィール画像
- パスワード(8文字以上推奨)
これらを入力して登録を完了します。
パスワードは、万一の時にLINEを復元したり、他の端末でログインしたりする際に必要です。
英数字と記号を組み合わせて、安全なパスワードを設定しておきましょう。
【手順⑤】友だち自動追加や年齢確認を設定する
初期設定の最後に、「友だち自動追加」「年齢確認」などの設定項目が表示されます。
- 自動追加をオンにすると、スマホの連絡先に登録されている人が自動的に友だちに追加されます。
タブレットの場合は連絡先が連動していないことが多いので、オフにしておくのもおすすめです。 - 年齢確認は、18歳未満のユーザーを守るための機能。
通常は契約している通信会社の情報を使って認証されます。
すべて完了すれば、LINEのホーム画面が表示され、新規登録は完了です。
Wi-Fiモデルのタブレットで登録できないときの対処法
Wi-Fi専用のタブレットは、SIMカードを挿せないためSMS認証ができません。
この場合は、以下のいずれかの方法をとりましょう。
- スマホの電話番号で認証する
登録時にスマホの番号を入力して認証コードを受け取り、タブレット側で入力します。 - 固定電話の番号を使う
「通話で認証」を選ぶと、固定電話にLINEから自動音声で認証コードが伝えられます。 - すでにあるLINEアカウントを引き継ぐ
すでにスマホで使っているLINEをタブレットにも入れたい場合は、「ログイン」を選択し、同じアカウント情報で入ります。
タブレットでLINEを使う際の注意点
1. 同じアカウントを複数端末で使うときの注意
スマホとタブレットで同じLINEアカウントを使いたい場合、ログイン設定に注意が必要です。
LINEでは、スマホ版をメインにし、タブレットやPCをサブ端末として利用する仕組みになっています。
同じ電話番号で複数回ログインを繰り返すと、トーク履歴が消えるリスクがあるため、バックアップを取っておきましょう。
2. Androidタブレットではサポート対象外の機種がある
一部のAndroidタブレットやAmazon Fireシリーズなどは、LINEの公式サポート対象外です。
インストールできても動作が不安定だったり、最新バージョンに対応していなかったりする場合があります。
3. 「電話番号なしで登録」は非公式
ネット上では「電話番号なしでLINEを登録する裏技」と称した情報も見かけますが、これは非公式な方法です。
アカウント停止やセキュリティリスクにつながるおそれがあるため、正規の手順で登録することが大切です。
タブレットでLINEを快適に使うコツ
- 通知設定を見直す:タブレットは常に手元にあるとは限らないので、通知音をONにしておくと便利です。
- クラウドバックアップを活用:GoogleドライブやiCloudを使ってトーク履歴を保存しておくと、万が一のときも安心。
- 端末のセキュリティを強化:画面ロックやパスコードを設定しておくと、LINEの個人情報を守れます。
iPadでLINEを使いたい場合
iPadはWi-Fiモデルが多く、SMS認証ができません。
そのため、基本的にはスマホのLINEアカウントを連携して使う方法が主流です。
- スマホでLINEを使っている場合
→ iPadにLINEアプリを入れて、「ログイン」を選択。
スマホのメールアドレスとパスワードでログインします。 - スマホを持っていない場合
→ 固定電話など別の番号で新規登録を行います。
通話による認証で番号を受け取り、iPadで入力すればOKです。
LINEを安全に楽しむための心得
- 個人情報をむやみに送らない
- 不審なメッセージやURLを開かない
- 公共Wi-Fiを使うときはVPNを利用する
- 定期的にパスワードを変更する
LINEは便利なコミュニケーションツールですが、個人情報のやり取りが多い分、セキュリティへの意識も欠かせません。
公式アプリのアップデートを怠らず、常に最新の状態を保つことが安全への第一歩です。
まとめ|タブレットでLINEを新規登録する手順と注意点を覚えておこう
ここまで、タブレットでLINEを新規登録する方法と注意点を紹介しました。
おさらいすると――
- 新規登録にはSMSまたは通話による電話番号認証が必要
- Wi-Fiモデルのタブレットでは別の電話番号を使って登録できる
- 非公式な登録方法は使わず、正規の手順を守る
- 同一アカウントを複数端末で使うときはバックアップを忘れずに
タブレットでも、手順さえ知っていればLINEを快適に使えます。
家族や友人との連絡、趣味のグループ、オンライン授業など、さまざまなシーンで活用してみてください。
そして、登録が終わったらまずはスタンプを送ってみましょう。
それだけで、ちょっと楽しいコミュニケーションの世界が広がります。
