「タブレットが一括0円で買える」という言葉、かつては家電量販店や携帯ショップでよく見かけました。
しかし、2025年の今、その光景はほとんど見なくなっています。とはいえ、auでタブレットを“できるだけお得に”手に入れる方法は、探せばいくつもあります。ここでは最新のキャンペーン情報とあわせて、現実的にコスパ良く購入するためのポイントをわかりやすく解説します。
一括0円は今もあるの？現状とその背景
まず結論から言うと、現在au公式で「タブレット一括0円」や「無料配布」といった販売は基本的に行われていません。
理由は、2019年の電気通信事業法改正により「端末代金と通信料金を分けること」が義務化されたためです。
以前のように「実質0円」「一括0円」といった販売方法は、割引上限が厳しく制限されたことで姿を消しました。つまり「完全無料でタブレットを配る」ような販売手法は、法的にほぼ不可能になっているのです。
ただし、「一括0円」はなくなっても、“実質的に負担を抑える方法”はまだあります。
auではさまざまな割引制度やキャンペーンを組み合わせることで、支払総額を下げられる仕組みが用意されています。
auで使える代表的な割引プログラム
スマホトクするプログラム
auの分割支払い制度「スマホトクするプログラム」は、タブレットにも適用できる場合があります。
これは端末を分割払いで購入し、13カ月目以降にauへ返却すれば、最終回（24回目や25回目など）の支払いが免除される仕組みです。
例えば、iPad mini A17 Proなど高額モデルを購入する際にこの制度を利用すれば、実質的に2年間の利用負担を軽減できます。
ただし、返却時に破損や故障があると追加費用がかかる場合があるため、ケースやフィルムなどで丁寧に使うことがポイントです。
auのタブレット料金プランを理解する
タブレットをお得に使うためには、端末代だけでなく通信プランの選び方も重要です。
タブレットプラン3（5G／4G）
単体で契約する場合に選ばれることが多いのがこのプラン。
月間3GBのデータ容量で、月額1,000円前後（税抜）から利用できます。
ただし通信容量が少ないため、動画視聴やリモート作業にはやや物足りないかもしれません。
タブレットシェアプラン（5G／4G）
スマホとデータ容量を共有できるプランです。
スマホの大容量プランを契約している人なら、このプランを選ぶことで通信費を抑えつつ快適にタブレットを使えます。
家族や個人のデバイスをまとめて使う人にとっては、コストパフォーマンスが非常に良い選択です。
au公式キャンペーンをチェックする
au公式サイトでは常時キャンペーン情報が更新されています。
最新の傾向としては、スマートフォン購入や乗り換え（MNP）を条件とした「端末割引」や「au Online Shopお得割」が中心です。
例えば「お得割」は、対象端末を新規・乗り換え契約で購入した場合に最大44,000円の割引が適用されることもあります。
タブレット単体での割引は少ないものの、スマホと同時契約や家族回線とまとめて契約すると、タブレットにも割引が適用されるケースがあります。
家族割・スマートバリューを併用して節約
通信費を抑えるには、auの「家族割プラス」や「auスマートバリュー」をうまく組み合わせましょう。
- 家族割プラス：同一グループの回線数に応じて、1回線あたりの料金が割引されます。
- auスマートバリュー：auひかりや提携の光回線をセットで契約すると、スマホ・タブレットの月額料金が割引されます。
これらを組み合わせれば、月々の通信費を実質的に数千円単位で抑えることができます。
「一括0円」はなくても、トータルコストを下げるという点では、今のほうが計画的にお得に利用できるとも言えます。
家電量販店・代理店での独自キャンペーンに注目
au公式サイトに載っていない“裏キャンペーン”的な割引を狙うなら、家電量販店や携帯ショップも要チェックです。
特にスマホの新規契約や乗り換えと同時にタブレットを購入すると、店舗限定で端末代金の大幅割引がつくことがあります。
この場合も「一括0円」という表記は控えられていますが、実質的に端末代をほぼゼロにできるケースも存在します。
ただし、条件として長期契約や特定プランの加入を求められる場合があるので、契約前にしっかり確認しましょう。
下取りサービスを活用する
auやAppleでは、古いタブレットやスマホを下取りに出すことで、新しい機種の購入代金に充てることができます。
特にiPadシリーズは中古市場でも需要が高く、状態が良ければ1万円以上の下取り価格がつくことも珍しくありません。
買い替えを検討しているなら、下取りを活用するのが賢い方法です。
オンラインショップと量販店の違いを理解する
au Online Shopでは、店舗手数料が不要なため、事務手続きがシンプルで価格も安定しています。
一方で、家電量販店では独自ポイントやキャンペーンを上乗せできることがあります。
たとえば「au PAY残高で10%還元」などの企画を狙えば、結果的にオンラインよりお得になる場合も。
購入前に、どちらのルートが自分に合っているか比較してみることが大切です。
実質0円に近づけるための戦略
現行法のもとで「完全0円」は難しくても、次の3つを組み合わせると、かなり負担を軽くできます。
- スマホトクするプログラムを使って端末負担を軽くする
- 家族割やスマートバリューで通信費を抑える
- 下取りや量販店キャンペーンで初期費用を削減する
これらを同時に利用することで、実質的には“ほぼ0円感覚”でタブレットを持つことが可能です。
契約時の注意点と法令面
契約の際には、キャンペーンの適用条件や期間、途中解約時の残債などを必ず確認しましょう。
特に「2年後の返却で残債免除」といった仕組みは、返却条件を満たさないと費用が発生します。
また、表示価格には事務手数料やアクセサリー費用が含まれないことが多いため、最終的な支払総額を必ず見積もることが重要です。
景品表示法の観点からも、「0円」「無料」という言葉は実際の支払いが発生する場合には誤解を招く可能性があります。
公式情報を確認し、正確な条件のもとで判断しましょう。
auタブレット一括0円でお得に購入するためのまとめ
今の時代、「auタブレット一括0円」という表現はほぼ消えました。
しかし、スマホトクするプログラムや下取り、家族割、量販店のキャンペーンを組み合わせれば、かつての“一括0円”に近い価格感でタブレットを入手することは十分可能です。
重要なのは、「どこで買うか」よりも「どの制度を組み合わせるか」。
最新のキャンペーンをチェックしつつ、無理のない範囲で賢く活用していきましょう。
条件をよく理解して選べば、2025年の今でもauタブレットは“お得に購入”できるチャンスがしっかりあります。
