ソニーのタブレットって、今どうなっているの？──そんな疑問を持つ人は多いかもしれません。
かつて「Xperia Tablet」シリーズとして多くのファンを持っていたソニー。映像・音響の技術力を活かした美しいディスプレイや軽量ボディで人気を集めていました。
この記事では、2025年時点で選べるソニーのタブレット事情を徹底的に整理しつつ、おすすめの5モデルを比較して紹介します。
ソニーのタブレット、今どうなっている？
実はソニーは2015年の「Xperia Z4 Tablet」を最後に、新しいタブレットを発売していません。
現在、公式には新モデルの発表がなく、いわば「タブレット市場からの撤退状態」となっています。
それでもなお、過去のソニー製タブレットは根強い人気を誇ります。理由は明快。映像・音質のクオリティが今見ても非常に高く、デザインや使い心地の完成度が際立っているからです。
新品での購入は難しいものの、中古市場や在庫品を狙えば手に入るモデルがいくつかあります。
以下では、そんな現行で入手可能なおすすめ5モデルを厳選して紹介していきましょう。
Xperia Z4 Tablet ― 軽さと美しさを極めた傑作
まず紹介したいのは「Xperia Z4 Tablet」。
2015年発売ながら、今なお“完成されたタブレット”と評されるソニー最後の名機です。
特徴は10.1インチの大画面と2560×1600の高解像度ディスプレイ。
液晶の発色が非常に鮮やかで、動画や映画の視聴に最適。しかもボディは約389gと超軽量。
防水・防塵（IPX5/8）にも対応し、バスルームやキッチンなど水回りでも安心して使えます。
Snapdragon 810、3GBメモリと今では控えめなスペックですが、ウェブ閲覧や動画再生、電子書籍には十分。
薄さわずか6.1mmという設計も相まって、ソニータブレットの完成形と呼ぶにふさわしいモデルです。
Xperia Z4 Tablet LTEモデル ― 外出先でも快適な通信環境
同じZ4シリーズでも、モバイル通信対応のLTEモデルは別格の便利さがあります。
Wi-Fi環境がない場所でも通信ができるため、テザリング不要で快適。
au版「SOT31」など、国内キャリアモデルも中古で流通しています。
通勤・通学中の動画視聴や外出先での資料確認にも最適。
通信を多用するユーザーには、このLTE版を選ぶ価値があります。
中古価格は1万円台からと、コストパフォーマンスも良好です。
Xperia Z3 Tablet Compact ― コンパクトさ重視の名機
持ち運びのしやすさを求めるなら「Xperia Z3 Tablet Compact」。
約8インチという絶妙なサイズで、片手でも持てる軽量ボディが魅力です。
解像度は1920×1200とフルHDを上回り、映像もシャープ。
Xperiaスマホとの連携もスムーズで、音楽・動画のストリーミングにも強みを発揮します。
電子書籍やSNSチェックなど、日常使いの“相棒タブレット”としてもおすすめ。
Z4ほどのパワーはありませんが、軽快さでは今もファンが多いモデルです。
Xperia Tablet Z2 ― 映像美と音質にこだわるならこれ
Z2はZ4の一世代前にあたるモデルですが、依然として完成度は高いです。
10.1インチのトリルミナスディスプレイは色鮮やかで、ソニーの映像技術を存分に感じられます。
ステレオスピーカーの音質も優れており、映画や音楽鑑賞にも向いています。
CPUはSnapdragon 801でやや旧世代ですが、軽めの用途なら問題ありません。
中古相場も手頃で、映像・音にこだわるユーザーには今でも十分選択肢となります。
Sony Tablet S ― ソニー初期の独創的デザイン
最後に紹介するのは、懐かしの「Sony Tablet S」。
2011年に登場したこのモデルは、雑誌のように片側が厚く、持ちやすい“くさび型デザイン”が特徴です。
当時としては先進的な設計で、ソニーらしい独自性を感じさせました。
もちろん今となっては性能面で時代遅れですが、レトロなガジェットとして人気が再燃しています。
コレクション性や、YouTube・ブラウズ専用端末として割り切るなら面白い一台です。
ソニータブレットの魅力をもう一度
どのモデルにも共通しているのは、「映像・音のソニー」らしさです。
美しいディスプレイ、立体的なサウンド、そしてデザインへのこだわり。
これらは現在の他社タブレットではなかなか得られない個性です。
さらに、Z4以降のモデルでは防水・防塵対応も進化しており、
「キッチンでレシピを見ながら」「お風呂で映画を観ながら」といった使い方にも最適。
こうした生活に寄り添う設計こそ、ソニー製タブレットの魅力といえます。
2025年にソニータブレットを選ぶときの注意点
ただし、現在のソニータブレットはすべて旧モデルです。
そのため、次のような点に注意が必要です。
- Androidのバージョンが古く、対応しないアプリがある
- セキュリティアップデートが終了している
- バッテリー劣化の可能性がある
- 保証期間が終了している（中古のみ）
とはいえ、動画再生・電子書籍・ブラウズといったライトユースではまだまだ現役。
中古を上手に選べば、1万円前後で質の高いタブレット体験が得られます。
ソニーのタブレットは「今でも選ぶ価値あり」
現在のタブレット市場はAppleのiPadやSamsungのGalaxy Tabが主流。
しかし「ソニーらしさ」を求めるなら、Xperiaタブレットの魅力は今も色褪せません。
特にZ4シリーズは、軽量・高精細・防水という3拍子が揃った名機。
中古とはいえ、動画視聴やサブ端末として十分に活躍します。
デザインや質感の良さを重視する人、映像美や音質にこだわる人にとって、
ソニータブレットは今も特別な存在です。
ソニーの最新タブレットおすすめ5選！高性能モデルを徹底比較解説
今回は、ソニーの最新タブレット事情とおすすめ5モデルを紹介しました。
改めてまとめると、選ぶ際のポイントは次の通りです。
- 最新機種は「Xperia Z4 Tablet」が最終モデル
- 持ち運び重視ならXperia Z3 Tablet Compact
- 映像と音質を重視するならXperia Tablet Z2も良候補
- モバイル通信を使いたいならXperia Z4 Tablet LTEモデル
- デザイン重視なら初代Sony Tablet Sも面白い
ソニーのタブレットは新品こそありませんが、今も独自の魅力を放ち続けています。
映像・音・デザイン。どれも“ソニーらしさ”を求める人にとって、他には代えがたい存在です。
あなたにとって最高の一台が、きっとこの中にあります。
──そしてそれは、今でも十分「高性能」と呼べるはずです。
