これから中古のiPhoneを買おうと思っているあなたへ。
「安く買えたはいいけど、実は盗難品だった…」「ロックがかかっていて使えない」なんてことにだけは、なりたくないですよね。
そんな時に絶対に確認すべきなのが、iPhoneのIMEI番号です。このたった15桁の数字が、その端末の“履歴書”であり、“身分証明書”なんです。
でも、ただ数字をチェックすればいいわけじゃありません。どのサイトで、何をどう調べたら本当に安全なのか、迷いませんか?
この記事では、信頼できるiPhoneのIMEI確認サイトの選び方と、中古購入を成功させるための「5つの絶対チェック項目」を、具体的に解説していきます。準備はいいですか? それでは、安心してiPhoneを手に入れる旅に出発しましょう。
IMEI番号ってなに? まずは基本をおさらい
そもそも、IMEI番号って何でしょう? これは「国際移動体装置識別番号」という、世界でただ一つのあなたのiPhoneに与えられた識別番号です。スマホの「住民票」みたいなものだと思ってください。
SIMカードを交換しても、データを消去しても、この番号は変わりません。だからこそ、その端末が「どんな経歴を持っているか」を調べる、最も確実な手がかりになるんです。
あなたのiPhoneのIMEI番号、すぐに見つかりますか? 確認方法はこちら。
- ダイヤル入力が一番早い:電話アプリを開いて、「
*#06#」と入力して発信ボタンを押すだけ。画面にバッと15桁の数字が表示されます。 - 設定アプリから探す:「設定」→「一般」→「情報」と進むと、「IMEI番号」の項目があります。
- 本体のどこかに記載されていることも:SIMカードトレイを取り出してみると、小さく刻印されている場合があります(機種によります)。
番号がわかったら、次はそれを「解読」するステップです。そのために使うのが、次に紹介するIMEI確認サイトです。
IMEI確認サイトの種類を見極めよう
一口にIMEI確認サイトといっても、実は役割が分かれています。間違ったサイトを使うと、必要な情報が得られなかったり、不安をあおられるだけだったりします。主に2つのタイプがあることを知っておきましょう。
1. 総合情報チェックサイト(国際データベース連携型)
世界中の端末情報をデータベース化しているサイトです。無料で使える基本的なチェックから、有料の詳細レポートまで提供しています。
- IMEI.info:世界最大級のデータベースを持つ老舗サイト。無料でモデル名、ブランド、発売時期などの基本情報が確認できます。有料オプションでは、保証状況やブラックリスト登録の有無など、より深い情報が得られます。
- IMEIpro.info:特にiPhoneユーザーにおすすめなのが、「Find My iPhone(FMI)」のアクティベーションロック状態を無料でチェックできる点です。中古購入で最も重要なチェックの一つが、ここでできます。
- imeicheck.com:こちらもiPhoneに特化しており、モデル、カラー、ストレージ容量、そしてAppleの保証期間が残っているかどうかを無料で表示してくれます。
これらのサイトを使う時のコツは、一つのサイトの結果だけで判断しないこと。複数のサイトで同じ情報を確認することで、信頼性がぐっと高まります。特に無料情報には限界もあるので、気になる点があれば有料レポートも検討する価値があります。
2. キャリア公式チェックサイト(日本独自の確認)
日本には、盗難や不正契約による端末を通信網からブロックする「ネットワーク利用制限」という仕組みがあります。これは、国際的なブラックリストとは別の、日本独自のシステムです。
ここをチェックするには、キャリアの公式サイトを使うのが最も確実です。
- ドコモ:公式サイト内にIMEIを入力するだけで、その端末が制限対象かどうかを即座に確認できるページがあります。
- au / ソフトバンク:サポート窓口での問い合わせが必要な場合が多いです。
「一括で全部のキャリアをチェックできる便利なサイトもあるよ!」という声も聞こえてきそうですね。確かに、第三者が提供する「一括チェッカー」も存在します。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。これらのツールはあくまで参考情報であり、公式キャリアの結果と異なることがあるのです。購入の最終判断は、必ずキャリア公式の確認結果を優先してください。ここを間違えると、せっかく買ったiPhoneが、いざ使おうとした時に「圏外」のまま、という悲劇が待っています。
これで失敗しない! 中古iPhone購入前の5大チェックリスト
さあ、ここからが本番です。IMEI番号を手に、適切な確認サイトを知ったあなたが、中古iPhoneを購入する際に絶対にすべき、5つのチェックを順番に説明していきます。一つでもクリアできない項目があれば、その取引はストップさせてください。
チェック①:ブラックリスト(盗難・紛失報告)に載っていないか?
これが一番怖いですよね。海外や国内で盗難・紛失として報告された端末は、国際的なブラックリストデータベースに登録されます。この状態(俗に「ブラック」と呼ばれる)で購入してしまうと、ほとんどのキャリアで通信がブロックされ、ただの文鎮と化します。
やるべきこと:IMEIpro.infoなどの総合チェックサイトで、「クリーン」であることを確認します。もし登録されていたら、どんなに安くても絶対に手を出さないでください。
チェック②:アクティベーションロック(「iPhoneを探す」)はオフか?
これは、元の持ち主のApple IDで「探す」機能が有効になっている状態です。このロックがかかったままでは、あなたが自分のApple IDで使い始めることができません。画面に「元の所有者のアカウントでロック解除してください」と表示されて固まってしまいます。
やるべきこと:購入前に、売主に「必ず『探す』をオフにして、工場出荷状態にリセットした状態で渡してね」と伝えましょう。受け取ったら、すぐにIMEIpro.infoなどで「FMIステータス」が「無効(OFF)」になっていることをダブルチェックします。
チェック③:日本のキャリアで「ネットワーク利用制限」を受けていないか?
チェック①の国際的なブラックリストとは別物です。日本国内で盗難にあった場合、被害者は警察に届け出ると同時に、契約しているキャリアにも「利用制限」の申請をします。この制限がかかっている端末は、日本国内では事実上使い物になりません。
やるべきこと:特にドコモの端末を購入する場合は、前述したキャリア公式サイトでのIMEI確認を必ず行いましょう。売主が「SIMフリーです」と言っていても、この制限がかかっている可能性はあります。自己責任で確認を怠らないことが鉄則です。
チェック④:Appleの保証期間は? 整備済品(リファービッシュ)か?
これは安心材料として確認したい項目です。Appleの公式保証が残っていれば、万一の故障時にもサポートを受けられます。また、Apple公式の「整備済品プログラム」で販売された端末は、新品同様の検査と保証がついているので、むしろ信頼性の高い選択肢と言えます。
やるべきこと:IMEI番号をApple公式の「サービスと保証の状況」確認ページに入力しましょう。保証期間や、整備済品かどうかがわかります。
チェック⑤:SIMロックはかかっているか?
「SIMフリー」を謳っている中古端末でも、実は特定のキャリアにロックがかかっている(SIMロック状態)ことがあります。海外のIMEIチェックサイトではこの状態を表示する場合がありますが、日本のキャリア公式の「SIMロック解除」申請が完了しているかどうかまではわかりません。
やるべきこと:購入後に、自分が使いたいキャリアのSIMカードを実際に挿して、問題なく通信できることを確認するのが一番確実です。もしロックがかかっていたら、売主にSIMロック解除のサポートを依頼するか、自分でキャリアに解除申請をする必要があります。
IMEI確認で気をつけるべきワナと注意点
ここまでしっかりチェックすれば大丈夫!…と言いたいところですが、IMEIの世界にも危険は潜んでいます。最後に、絶対に騙されないための注意点を伝えます。
「IMEIで現在地を追跡できます」は99%詐欺です。
もしあなたのiPhoneをなくしてしまったら、焦りますよね。そんな時に「IMEI番号を入力するだけで居場所が特定できます!」というサイトを見つけたら、つい頼りたくなるかもしれません。
しかし、これはほぼ間違いなく嘘です。一般の人がIMEI番号だけで端末の位置を追跡することは、技術的にも法律的にもほぼ不可能です。正しい方法は、Apple IDで「探す」アプリを使うこと。このような怪しいサイトにIMEIや個人情報を入力すると、情報を抜き取られるだけですので、絶対に利用しないでください。
信頼性の低いサイトの特徴も覚えておきましょう。
- 最初は「完全無料」と謳いながら、結果を見る段階で突然有料を要求してくる。
- 名前や電話番号など、IMEI確認とは関係ない個人情報の入力を求めてくる。
- 検索結果で見たこともない名前のサイトが、なぜか上位に表示されている。
怪しいと思ったら、そのサイトはすぐに閉じる。これが身を守る最良の策です。
安全な中古iPhoneを手に入れるための最終ステップ
ここまで長い道のりでしたね。情報が多すぎて、ちょっと混乱しているかもしれません。大丈夫、最後にやるべきことを、シンプルな5ステップにまとめます。
- 買う前に、売主に端末のIMEI番号を教えてもらう。それが難しい取引は、最初から避けましょう。
- その番号を、2つ以上の総合チェックサイト(IMEI.info, IMEIpro.infoなど)に入力する。モデル情報と、「FMIロック無効」「クリーン」を確認。
- 日本のキャリア公式サイト(特にドコモ)で、ネットワーク利用制限を受けていないか確認する。ここは必須です。
- 可能なら、売主に「盗難報告がないこと」「ロックを解除していること」をメッセージなど書面で確認してもらう。
- どうしてもわからないことがあれば、臆せずApple公式サポートやキャリアの窓口に直接問い合わせる。
このステップを踏むことは、面倒に感じるかもしれません。ですが、この一手間が、後々の大トラブルからあなたを守る盾になります。
iPhoneのIMEI確認サイトは、ただの情報ツールではありません。あなたが未知のiPhoneと出会う時、その真実を明らかにしてくれる“探偵”であり“相棒”です。正しいサイトを選び、5つのチェックを怠らなければ、中古購入は決して怖いことじゃありません。
安心できる一台との出会いを、心から応援しています。
