タブレットの画面をそのまま保存したい――。そんな時に便利なのが「スクリーンショット（スクショ）」です。
でも、いざ撮ろうとすると「ボタンどれ？」「この機種だと違うの？」と迷ってしまう人も多いはず。
この記事では、主要なタブレット（Android・iPad・Fireタブレットなど）ごとに、スクショの撮り方をわかりやすく紹介します。
タブレットのスクショって何？
スクリーンショットとは、今表示されている画面を“画像として保存”する機能のこと。
メモ代わりに保存したり、トラブル時に画面を共有したりと、使い方はとても幅広いです。
一度覚えておくと、日常でも仕事でも役立つ便利機能です。
スクショの撮影方法は、使っているタブレットの OS（iPadOS・Android・Fire OS）やメーカーによって異なる のがポイントです。
Androidタブレットのスクショ方法
まずは、Androidタブレットの基本から。
ほとんどのAndroidタブレットでは、次の操作で撮影できます。
基本操作
- 撮影したい画面を表示
- 電源ボタンと音量（下）ボタンを同時に1〜2秒押す
- 画面が一瞬光り、シャッター音がすれば撮影完了
- 「スクリーンショットを保存しました」と表示されることもあります
撮った画像は「ギャラリー」または「Screenshots」というフォルダに保存されます。
撮れないときのチェックポイント
- ボタンを長押ししすぎている
- ケースがボタンを押しにくくしている
- 一部の機種では、ジェスチャー設定を有効にする必要がある
これを確認すれば、うまく撮れることが多いです。
Galaxy Tabシリーズのスクショ方法
SamsungのGalaxy Tabでは、標準的な操作に加えて独自の方法もあります。
ボタン同時押し
- 電源ボタン＋音量（下）ボタンを同時押し
これは最もシンプルで確実な方法です。
パームスワイプ（手のひらスワイプ）
設定で有効にしておけば、画面上を 手のひらの側面でスッとスワイプ するだけで撮影できます。
「設定」→「高度な機能」→「モーションとジェスチャー」→「手のひらでスワイプしてキャプチャ」をオンに。
Sペンを使う方法
Sペン対応モデルでは、ペンのメニューから「スクリーン書き込み（Screen Write）」を選ぶと、撮影後すぐに手書きメモを加えられます。
メモ用途にとても便利です。
Lenovo Tabシリーズのスクショ方法
Lenovo Tabも、基本は「電源＋音量（下）同時押し」でOK。
機種によっては通知バーやクイック設定に「スクリーンショット」アイコンがあり、タップするだけで撮れることもあります。
操作しにくいときは、こちらのアイコンを活用すると楽です。
Huaweiタブレットのスクショ方法
Huaweiタブレットでは、標準的なボタン操作に加えて、独自の「ノック」操作が可能です。
- 電源＋音量（下）同時押し（通常撮影）
- 指の関節で画面を2回ノック（一部機種限定）
ノックによる撮影はジェスチャー設定で有効化できます。
手を使わずに片手で操作できるのが魅力です。
NEC LAVIE Tabのスクショ方法
NEC LAVIE Tabでも手順は同じです。
電源スイッチと音量（−）ボタンを同時に長押し するだけ。
撮影した画像は「スクリーンショット」フォルダに自動保存されます。
難しい設定は不要なので、初心者にもおすすめです。
iPadのスクショ方法
AppleのiPadは、モデルによってボタン配置が違います。
ホームボタンの有無で操作が分かれます。
ホームボタンありモデル
- ホームボタン＋トップ（電源）ボタンを同時押し
ホームボタンなしモデル（Face ID搭載）
- トップボタン＋音量（上）ボタンを同時押し
画面の左下にサムネイルが表示され、タップするとすぐに編集や共有ができます。
写真アプリにも自動保存されるので、整理も簡単です。
iPadの便利なスクショ機能
iPadでは、ボタン操作以外にもさまざまな方法でスクショが撮れます。
Apple Pencilで撮る
画面の隅から中央へ 斜めにスワイプ すると、そのままスクショが撮れます。
ペンを使う人には最も直感的な方法です。
AssistiveTouchを使う
「設定」→「アクセシビリティ」→「タッチ」→「AssistiveTouch」で有効化。
表示される仮想ボタンから「スクリーンショット」を選ぶだけ。
ボタンが押しづらいときに便利です。
背面タップ機能
一部のiPadでは、本体裏面を「2回タップ」または「3回タップ」すると撮影可能。
設定は「アクセシビリティ」→「タッチ」→「背面タップ」から。
Siriに頼む
「Hey Siri、スクリーンショットを撮って」と話しかければ、音声でも撮影できます。
Fireタブレットのスクショ方法
Fireタブレット（Fire HDシリーズなど）は、Fire OS（Androidベース）を搭載しています。
基本は次の通りです。
標準的な撮影方法
- 電源ボタン＋音量（下）ボタンを同時に押す
画面が一瞬暗くなれば成功です。
メニューから撮る
一部モデルでは、電源ボタン長押しで出るメニューに「スクリーンショット」項目がある場合も。
ボタンが押しづらいときに活用できます。
保存先
撮影した画像は「Pictures」フォルダ内の「Screenshots」に保存されます。
ギャラリーアプリやファイルアプリから確認可能です。
長いページをまとめて撮る方法
最近のOSでは、表示範囲を超えた“長いページ全体”を撮れる機能も登場しています。
Androidの場合
Android 12以降の一部機種では、スクショ撮影後に「スクロールキャプチャ」や「画面をさらにキャプチャ」などの選択肢が表示されます。
これをタップすれば、チャット履歴やWeb記事全体を一枚の画像にまとめられます。
iPadの場合
Safariでスクショを撮ったあと、左下のサムネイルをタップし「フルページ」を選ぶと、Webページ全体をPDF形式で保存できます。
後で資料として残すときに便利です。
スクショ後の編集・共有方法
スクショを撮ったあと、そのまま編集や共有ができるのもタブレットの魅力です。
- 画像のトリミング（不要な部分をカット）
- 手書き注釈を追加（Apple PencilやSペンなど）
- そのままLINEやメールで共有
多くの機種では、撮影後すぐに編集画面が表示されるので、直感的に操作できます。
スクショがうまく撮れないときの対処法
「ボタン押してるのに反応しない」というときは、以下をチェックしてみましょう。
- 同時押しのタイミングがずれている
- 長押しが長すぎて電源メニューが出ている
- ケースが物理的にボタンを押しづらくしている
- 機種設定でジェスチャーが無効になっている
それでもダメな場合は、AssistiveTouchなど代替手段を使うと確実です。
タブレットでスクショする方法まとめ！機種別にわかりやすく解説
スクショはどんなタブレットにも備わっている基本機能ですが、機種によって操作が違う のが落とし穴。
でも、一度自分のタブレットで確実に撮る方法を覚えておけば、もう迷うことはありません。
この3パターンを押さえておけば、ほとんどのタブレットで対応できます。
長いページを撮る機能や、ペン・ジェスチャーを使う方法も活用すれば、もっと便利に使えるはずです。
タブレットでスクショする方法をマスターして、日常の“ちょっと残したい瞬間”をすぐに保存してみてください。
