最近はスマホよりも少し大きく、ノートパソコンほど重くない「8インチタブレット」に注目が集まっています。
でも、実際の大きさってどれくらい? 持ち運びやすいの? 画面の見やすさはどうなの?
そんな疑問を、実際のサイズ感や使用感、向いているシーンなどを交えてわかりやすく紹介していきます。
8インチタブレットの「大きさ」はどのくらい?
まず、8インチとは画面の「対角線の長さ」が約20.3cmという意味です。
ただし実際の本体サイズは、ベゼル(縁の部分)やフレーム分を含むため、画面サイズより少し大きくなります。
一般的な8インチタブレットの外寸は以下のようなイメージです。
- 横幅:約13〜15cm
- 縦幅:約20〜22cm
- 厚み:5〜9mmほど
- 重さ:おおむね300〜400g前後
感覚的には「A5ノート」や「文庫本より少し大きいサイズ」。
バッグにもすっぽり入り、カフェや電車でもサッと取り出して使える大きさです。
スマホより大きく、でもノートPCほど場所を取らない──この“中間サイズ感”が8インチタブレットの魅力です。
スマホ・10インチタブレットと比べるとどう違う?
サイズを比較すると、スマホ(6インチ前後)と10インチタブレットのちょうど中間。
以下のような特徴があります。
- スマホより画面が広く、文字や動画が見やすい
電子書籍の小さな文字や、YouTube・Netflixなどの動画も快適。 - 10インチより軽く、手や腕への負担が少ない
長時間持っても疲れにくく、寝転びながらの使用にも向いています。 - 持ち運びが圧倒的にラク
リュックやショルダーバッグに簡単に入るサイズで、外出時に邪魔になりません。
つまり、8インチタブレットは“どこでも使える気軽さ”と“十分な見やすさ”を両立した、ちょうど良いバランスのデバイスなんです。
持ち運びやすさが人気の理由
8インチタブレットを選ぶ人の多くが口をそろえるのが「軽くて持ちやすい」点。
300〜400g前後の軽量モデルなら、片手でも楽に持てる重さです。
通勤や通学の電車内、カフェ、旅行先など──外出時の相棒として使うのにピッタリ。
A4ノートより小さいのでバッグの中でもかさばらず、立ちながらでも安定して操作できます。
また、8インチサイズは「片手でホールドできる限界サイズ」とも言われます。
特に横幅が13cm以下のモデルなら、手の小さい人でも扱いやすく、長時間の読書や動画視聴でも疲れにくいです。
8インチ画面の見やすさと使い心地
「画面が小さすぎないか心配」という人もいますが、実際には8インチは非常に見やすいサイズです。
電子書籍では1ページを拡大せずに読めるものが多く、漫画のコマ割りも自然。
動画やWebブラウジングでは、文字の読みやすさと画面の広さのバランスが絶妙です。
また、解像度にも注目しましょう。
8インチクラスではフルHD(1920×1200)やHD(1280×800)程度のディスプレイが主流。
画面が小さいぶんドットが密集し、PPI(ピクセル密度)が高くなるため、文字や画像もくっきり見えます。
つまり、スペック上はスマホより少し低くても、実際には十分キレイに感じられるのです。
8インチタブレットに向いている用途
8インチタブレットは、そのサイズ感を活かして幅広い使い方ができます。
特におすすめなのは次のようなシーンです。
- 電子書籍・漫画の閲覧
文庫本とほぼ同じサイズ感で読書が快適。
スマホよりも目が疲れにくく、見開き表示も可能です。 - 動画・映画の視聴
フルHD対応のモデルなら、映像も十分きれい。
ベッドやソファで気軽に動画を楽しめます。 - ブラウジング・SNS
スマホより情報量が多く表示され、スクロールの手間も減ります。 - ビジネス・学習用のサブデバイス
資料閲覧、PDF確認、メモアプリでの書き込みなどに最適。
外出時の「ノート代わり」としても人気です。 - 子ども用・家族共用端末
手頃な価格帯のモデルも多く、家庭内の共有デバイスとしても便利。
このように、8インチは“マルチユースに対応する万能サイズ”といえます。
実際に人気のある8インチモデルの特徴
具体的なモデルを見ていくと、特徴がより分かりやすくなります。
- Lenovo Tab M8
エントリーモデルとして定番。軽くてコスパが良く、日常用途に最適。 - HUAWEI MediaPad M5 Lite 8
高解像度ディスプレイとサウンド性能が強み。動画視聴や読書に向く。 - TCL TAB 8
シンプルな機能で価格が手頃。はじめてのタブレットとしても人気。 - アイリスオーヤマ TE082M2N1-B
安価で基本性能をしっかり押さえた国内メーカー機。
どのモデルも共通して「軽量・コンパクト・価格が手頃」という特徴を持っています。
最新モデルではOSアップデートやWi-Fi 6対応なども進み、性能面でも着実に進化しています。
注意したい点・デメリットもチェック
もちろん、8インチタブレットにも注意すべきポイントはあります。
- 作業スペースが限られる
表計算や文書作成など、複数ウィンドウを開いて作業するには画面が小さく感じるかもしれません。 - キーボード入力が窮屈
画面キーボードだと入力スペースが狭く、長文入力には不向き。外付けキーボードを使うなら、10インチ以上が快適です。 - ゲームや高負荷処理にはやや不向き
安価な8インチ機はCPU性能が抑えめ。3Dゲームや動画編集などの用途では、ハイエンド機を選ぶ必要があります。
こうしたデメリットを踏まえたうえで、「どんな場面で使うか」をイメージして選ぶことが大切です。
どんな人におすすめ?
8インチタブレットは、次のような人に特に向いています。
- 移動中に動画や本を楽しみたい人
- 通勤・通学で荷物を軽くしたい人
- スマホより大きい画面でSNSを使いたい人
- 家でサッと調べ物やレシピを見たい人
- 子ども用・サブ端末として使いたい人
「持ち歩きやすくて、しっかり見える」この2つを重視するなら、8インチタブレットが最適な選択です。
まとめ:8インチタブレットの大きさは“ちょうどいい”
8インチタブレットの大きさは、
「スマホでは小さい」「10インチでは大きすぎる」──そのちょうど中間。
片手で持てる軽さ、十分な画面の広さ、バッグに入るコンパクトさ。
このバランスこそが、8インチサイズが長く支持され続ける理由です。
電子書籍、動画、SNS、ビジネス資料の閲覧……。
どんな用途にもほどよくフィットする、万能なサイズ感といえます。
これからタブレットを選ぶなら、ぜひ一度8インチモデルを手に取ってみてください。
「持ち運びやすさ」と「見やすさ」を両立した、あなたにぴったりの一台がきっと見つかるはずです。
